私が主宰するアロマとハーブのお教室、La Mure(ラ ミュール)について、「ミュールって、どういう意味ですか?」としばしばご質問を受けます。
実は、ミュールは植物の名前です。
英語名はブラックベリー、ミュールはフランス語での呼び名です。
小さな子も気軽につまんで食べれるような、美味しくて丈夫で可愛らしい木の実はないかしらと探していたところ、近くのホームセンターでブラックベリーの苗木を見つけました。
ごくごく淡いピンクの花も可憐です。
赤い実のなるラズベリーと同様、キイチゴの仲間で、名前のとおり熟すと実は黒くなります。
もう10年も自然農法(野性農法?)で放任してるにもかかわらず、どんどん増えて、今ではあちこちで元気に育っています。
荒れ野のごとき我が庭の、シンボル的存在なのです
ワイン好きな方にはお馴染みでしょうが、ワインの香りの形容には、カシスとならんで「ミュールの香り」もよく用いられます。
甘さの少ない野性的なベリーの香りで、ちょっと湿った鉄を思わせる、爽やかなのに複雑な香りです。
実を口に含むと、タンニンのような渋みもあり、ワインに通じるところがあります。
ジャムやジュースなど、美味しい実としていただくときには、ブラックベリーと呼んでも、香りについて語るときは、ミュールと呼びたくなります。
黒い実も、まるで魔女の果物みたくて、薬草魔女に憧れる私にとっては、お気に入りの小道具です
そんなわけで、お教室名をLa Mureとしたのでした
今はまだ、お花が終わったばかりで、青い実がついています。
実が熟して、すっかり黒くなったら、またご紹介しますね
お教室に来られた方は、写真だけでなく、本物もお見せしますので、どうぞご遠慮なくおっしゃって下さいね
実はまだ青いです