テーマ:読書(8190)
カテゴリ:おっ! なかなかためになる本
以前紹介した「1秒で不安が吹き飛ぶ言葉」 の著者“ゲイで精神科医でコラムニストのTommy”さんの第2弾。 今回もたいへん、学びが多かったので長~い備忘録です(笑)。 ネガティブな気持ち、攻撃的な気持ち。そんな気持ちも湧き上がってきて当然よ。正論で抑圧しちゃダメ。抑圧するとね、大きくなったり歪んだりするから。「ああ、自分に今こんな気持ちがあるんだな」と思って受け流す。自分に寛大になるとね、他人にも寛大になれるわ。 疲れてるなら、遠慮なく手を抜きなさい。続けられなくなるよりずっといいから。手を抜けば不満を言う人も出てくるけど、その人はアナタが続けられるかどうかまでは考えていない。アナタの手を抜けるのはアナタだけなの。 やる気なんてなかなか出なくて当たり前よ 中略 「やだやだ、やる気しない」といいながら、やらなきゃいきないとことをやる。これが普通。 自分語りをする人は要注意よ。基本的に「自分語り」っていらないのよね。聞かれたら答えればいい。自分から「俺ってさ」って言う必要ないのよ。自分がどう見えるかは相手が決めることで、自分が語ることじゃない。何より問題は「相手がその話題を喜ぶか」という観点がないことね。 生きるのは山登りと違うのよ。そこに山があっても登らなくてもいいの。 ストレスを溜めやす人って「不必要なノルマ」を作る癖があるのよね いくら忙しくても、帰って寝るだけの生活だと疲労感溜まるのよ。できれば1時間以上は寝る前にゴロゴロタイム作ると良いわ。 やるせない気持ちっていうのは、どうにでもできないからやるせないの。 中略 気持ちっていうのはフワフワして持続性がないから、他に意識を向けていれば薄れるわ。それができないときは、自分で思い出して強化してるだけ。 その人との関係性に疑問があるのなら、こう自分に聞いてみるといいわ。「その人といる自分が好きですか?」 最初に言っていたことと、話が違ってくる人は要注意ね。たとえ小さな違いでも。 自分が向いてないと思うことは、一生懸命やらなくてもいいのよ。全能を目指す為に生きてるわけじゃないもの。得意なことを伸ばすか、好きなことをやるか、それでいいのよ。 人生とは「アナタの使える時間」のことよ。だから、達成した物事や出来事で考えなくていいの。自分の時間をちゃんと味わえたかでいいの。 大好きだったものが、そうじゃなくなるのはとても寂しいことだけど、自分が変化して物の味方が変わったせいなのかもしれないわ。それを「成長」とも言うのよ。 その人の本性は、小さいところに表われるわ。 中略 小さなところは油断するから、大きなヒントが隠されているの。 直観で「これだ!」と選べる時は、時間がかからないのに、満足度も高いわ。逆に時間をかけてあれこれ悩むと、後で不満が出てくる。選ぶのに時間がかかるというのは、言い換えれば決定的なものがないということなのよね。 感情や執着を追いかけない練習 ぼーっとして、自分の気持ちを眺める。「あ、今もやもやしてるなあ」「あ、今自分のことネガティブに考えているなあ」他人事のように眺めてそのまま置いておく。慣れると、いろんなこと考えては消えていくのがわかると思うわ。 どんなに上手くいっているように見える人でも、いつも、何においても上手くいっている人なんていないのよ。羨む人は、その人の上手くいっている部分しか見てないだけ。自分の上手くいっている部分を見ないだけ。 いきなり初対面から「何かを否定する話」で始める人は要注意 一番多くの人に好かれる方法は、「多くの人に好かれようとしないこと」よ。自分の信念に基づいて、ぶれない人が多くの支持を集めるの。うっかり逆をやりがち。 自分は変えられるけど、他人は変えられない。これは確かに事実よ。 自分の死について考えることは普段からしておいたほうがいいと思うの。死に際に想うとき、全てのことはどうでもよくなって、ただ「良く生きたなあ」とだけ思えれば満足でしょう。全てのことは「良く生きる」それだけにつながればいいのよ。 自由というのは、しがらみがあるからこそ生き生きと感じられるものよ。何も束縛するもののない状態は、むしろ試練だと思う。束の間の間だけ自由を楽しみ、「嫌だ嫌だ」といいながらしがらみの中に帰っていくのが、一番幸せ。 ほとんどの悩みは後で笑い話になるのよ やりたい仕事をやるっていうのは素敵なことだけど、それだけを求めてはいけないわ。なぜなら、仕事というのは基本は「求められていることをやる」ものだから。「これならやっていけそう」なら多少退屈でもやりがいが少なくてもいい職場よ。 自分に個性がある以上、相手は 1.好いてくれる人 2.嫌う人 3.無関心な人 のどれかに属するわ。 嫌われても2に属する人が増えただけよ。目の前の人に拘るから辛いだけで、既に1の人もいるから、そっちを大事にしましょう。 悩んでいるってことは、頑張ってるってことなのよね 「時は金なり」っていうけれど、時のほうが貴重よ 「手放す」ということは、「自分の心の管理する領域を小さくする」ってことよ。 中略 だから手放すとストレスが減る。 充実なんかしなくても、生きていけるわよ。「充実した」と言える時間があればラッキー。それぐらいでいいの。 過去のことを思い出すなら、良い思い出だけにすればいいわ。時間は限られているのだから、わざわざ嫌なことを思い出すのはもったいない。嫌なことを思い出しそうになったら、直ぐに良い思い出を取り出しましょう。 何かを大きく変えようとするとき、最初はたいてい結果がマイナスになるのね 世の中には決して相容れない人というのがいるわ 他人の意見は基本的外れ。でも沢山の考え方を知れば、アナタにとって楽に生きられる考え方もある。 人生で一番難しいのは、さじ加減よ。 中略 さじ加減の教科書はなく、アタクシたちは自分自身で探さなきゃいけない。でもそこに人生の味がある。 人は理屈じゃなく感情で動くわ。正論でも嫌いな人のためには動かないし、理不尽でも好きな人のためには動いてしまう。 どんな立派な人間でも、生涯を通じて立派ってわけじゃない 「この先自分はどうなるんだろう」って不安は、自分だけじゃなくてみんな抱えてるものよ。人間の根源的な不安みたいなもの。だからなんとかなるじゃないかしらねえ。不安になってもならなくても、結果はかわらないしねえ。 どんな人にもいいところはあるもので、嫌いな人でもいいところを一つは見つけるようにするの。人を嫌うという行為自体がストレスになるから、人を嫌わない練習には意味があるのよ。 ガマンしない方法は「目的までの過程」にしないことよ。ガマンしていること自体を楽しんで。 嫌なことがあったときは、視点を遠くに持って行くといいわ。 中略 5年後の自分を想像してみましょ。多分どうでもよくなっているか、あったことすら忘れているはず。 人生の選択肢で悩みに悩んだらこう考えましょう。「どっちでもいい」と。 中略 明白に片方の選択肢がよかったら悩まないはずよ。 人生には成功も失敗もないわ。ただ瞬間を重ねていくだけ。 「損したくない」という考えをすてましょうね。全ての物事はつながっていて、いずれはプラスに出来るもの。でも「損したくない」と思いすぎるとマイナスの時点で物事を区切って考える癖がつく。余計「損している」という思いが強くなる。「損したくない」という気持ちが損なのよ。 先が見えないときは、その日1日がんばって楽しんでくつろぐことよ。明日は明日の風が吹く。これはいつだって同じなの。 いろいろ考えたら、不安も悩みもきりがないわ。堂々巡りの小道に迷い込んだら、「だけど、今は問題ない」とつぶやいて打ち切りましょう。確定されたこと以外、準備はいらないのよ。 愛されるためには、「誰からも愛されなくていい」と思うほうがいいのよ 自分の選択が正解か不正解かなんてことはないの。肯定できるかどうかだけ。そして、他人には、肯定も否定もできないのよ。アナタが肯定しなくて誰が肯定するのよ。 思い通りに行かないって素敵なことよ。思い通りに行かないから、願いや希望を持てる。自分とは何かが感じられる。もし、何もかも思い通りになったら、生きている実感がなくなっちゃう。現実が夢やお話と変わりなくなるもの。 体力や若々しさにはピークがあるけど、経験値は増えていく一方よ 生きる意味って、実は最初からないのよ。生まれて死んでいくというだけのこと。でも、生きている以上は、生きている時間を充実したものにしたいじゃない?それだけのことなのよ。言い方を変えれば、生きること自体に意味があるともいえるわね。生きることに何か意味を見出すのではなくて、生きることが意味なの。今はわからないだけで、坦々と繰り返す毎日が、いかに素晴らしいものかわかる日が来ると思うのよ。 慣れきったことをすると時間はあっという間にすぎていくわ。でも、新しいことに取り組むと時間は長く感じる。行きの道は知らないから長く感じるけど、帰りは短く感じるわよね。これを応用して、人生を長く味わいたいのなら、色々新しいことを定期的に交ぜてみるといいんじゃないかしら。 人の心にもお天気がある。今日は今日のお天気。明日は明日のお天気。 人生にゴールはないわ。ただ始まって、いつか終わるだけ。どうせゴールがないのなら、あわてる必要も駆け抜ける必要もないと思うの。周りの景色を見ながら、鳥のさえずりや、道端の花、爽やかな風を感じながら、進むことを味わって生きていけばいいと思う。 「1秒で不安が吹き飛ぶ言葉」はこちら それでは・・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Nov 4, 2020 06:00:08 PM
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