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カテゴリ:ホメオパシー
4月4日の日記に
チーズホリデーさんが書いて下さったコメントが 気になって気になってしょうがなかったので 昨日、図書館で本を借りてきて確認しました。 だって、私が見つけたサイトには ベラドンナのくだりがなかったんだもの…。 福音館書店の「福音館古典童話シリーズ25」の 「若草物語」L. M. オールコット 作 と Pocket Books Classicsの「Litte Women」 by Louisa May Alcott の二冊です。 まず、日本語版を斜め読みしてレメディらしきものが 出ているページに付箋をして原典を参照しました。 結局ホメオパシーのレメディに関連するものは3つだけでしたが それでもかなり嬉しい! 3・「ローレンス坊ちゃん」 の終盤 バーティーで足首をくじいた長女のメグが 次女のジョーにアーニカの湿布をしてもらう場面があるのですが これはたぶんチンキを使っての湿布だと思います。 17・「幼いまごころ」 の冒頭 …これ幸いとばかり、ジョーは屋根裏から地下室までさんざんひっかきまわしたあげく、砒素剤と本とをかかえこんでソファに陣取り、ひとつ風邪の治療と行くことにしました。 ここは原典では …Jo liked this, and after an energetic rummage from garret to cellar, subsided on the sofa to nurse her cold with arsenicum and books. と、なっています。 でもでも~、ジョーはこの風邪をひく少し前に 長かった髪を危篤状態になった父の元に駆けつける母のために ばっさり切っているんです。 「ざんぎりの頭をよくくるまなかったおかげで、ひどい風邪をひきこみ…」とちゃんと書いてあるんです! まずは、ベラドンナを摂ったんでしょうか? 症状がアーセニカムだったのかなぁ? まぁいいや、次いきます! チーズホリデーさんが教えてくれたのはココ 同じく17・「幼いまごころ」の少し進んだところ …先生が急にふりむいて、早く家へ帰ってすぐベラドンナをのみなさい。でないと病気がうつりますよっておっしゃったの。」 原典だと …he turned all of a sudden, and told me to go home and take belladonna right away, or I'd have the fever." 三女のベスが手伝いに行っていた貧しい家庭の子どもが 猩紅熱に罹って赤ちゃんが一人死んでしまい 家に戻ってそのことをジョーに話している場面です。 猩紅熱と来ればベラドンナ。 よしよし、 しか~し、ジョーがショックを受けているベスを発見したとき なんとベスは 「カンフル」のビンを手にしていたというではありませんか! このカンフルが希釈震盪されたものかどうかは不明ですが この時代カンフルは感染症予防にごく普通に 家庭で使われていたようですから たぶん薄まっていないカンフルでしょう。 せっかくのベラドンナをアンチドテしちゃって そりゃ猩紅熱にかかるよ…。 というわけでベスは猩紅熱に罹り瀕死の状態を彷徨いますが ジョーたちの看護の甲斐あってめでたく回復します。 http://homeopathicrevolution.com/pages/excerpt.jsp こちら↑のサイトにもあるように オールコットはホメオパシーの効果を認めているけど 使いこなしてたかどうかはおおいに疑問だなぁ…。 小説であって症例報告じゃないからこんなもんかもしれませんが 「若草物語」は私小説の色合いが濃い作品。 ほとんどのエピソードは実話が基になっているといいますから やっぱりベスが病床にいる間にどんなレメディを使ったのか 気になる~!!! でも、改めて読み返してみたところ、 Phos. の長女メグ Sulph. の次女ジョー Nat-m. の三女ベス Puls. の末っ子エイミー って感じで読んでしまう私に気づいて こりゃもうビョーキだな、と…。 結核マヤズムバリバリの一家のお話でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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