テーマ:TVで観た映画(3798)
カテゴリ:アニメ
今日は、TV地上波でアニメ「風の谷のナウシカ」の放送を観ました。 風の谷のナウシカは宮崎監督初期の代表的作品として高い評価を得ている作品なんだが、 個人的には原作コミックを激しくおすすめしたい。 映画のストーリーは全7巻の中から1巻と2巻をアレンジしたものであり、 原作には全く異なるストーリーが存在する。 腐海が何故存在するのか・・・巨神兵とは何者なのか・・・映画では語られなかった真実が! とにかくそのテーマの深みとスケールの大きさが凄まじいです。 腐海と共に滅び行く世界の中で、生命の意味、自然への畏敬、刹那的に生きているキャラクター達を見事に描ききった叙事詩。 間違いなく最高クラスの傑作であると思う。 難解なテーマと若干見づらいコマ割りや画風のせいでとっつきにくいと思われる方もいるかもしれないが、じっくり読んで欲しい大人の漫画です。 えー肝心のアニメ版の方ですが、やはり原作コミックを読むと見方が変わってしまう。 やはり原作のスケールは2時間そこらじゃおさまらないよなぁ。 アニメ版ではストーリーに大きく変更がされており、比較的受け入れやすい内容になっている。 それでも、かなり削られた想いが感じられて、観てて心苦しい。 しかし、アニメはアニメで楽しめるのも間違いないです。 今だに宮崎監督の作品の中で、「天空の城ラピュタ」に次ぐ作品だと思ってます。 やはりナウシカの際だったキャラクターがこの作品の一番の魅力。 母のようであり、戦士のようであり、聡明で、感情的。優しく、猛々しい。 そしてアニメ版では、メーヴェやガンシップの爽快な飛行シーンや、久石譲氏の音楽が素晴らしい。 特にナウシカがペジテのブリック脱出して、ガンシップで風の谷へ向かうシーンが好きですね。 緊迫感と高揚感とが素晴らしく身震いしますね。 ハッピーエンド風に仕上がっており、子供から大人まで楽しめる良作アニメ。 是非、アニメとコミックと比較して楽しんでもらいたい作品です。 【ストーリー】 かつて"火の七日間"と呼ばれる最終戦争があり、人類が誇ってきた文明は壊滅した。 それから約1000年後、生き残った人類は巨大な昆虫類と"腐海"と呼ばれる菌類の森におびやかされながら、細々と暮らしていた。 そんなある晩、腐海のほとりにありながらも、海から吹く風で腐海の瘴気から守られている"風の谷"に、トルメキアの巨大輸送船が墜落する。 王女ナウシカの指揮のもと、事故処理に当たっていた風の谷の人々は、輸送船の残骸から、 古の大戦争で人類を滅ぼした殺戮兵器"巨神兵"を発見する。 そこへトルメキア王国の皇女クシャナが攻め寄せ、 ナウシカたちは巨神兵を巡るペジテ市とトルメキア王国の争いに、否応なく巻き込まれてしまう…。 1984年/日本/本編116分/原題:風の谷のナウシカ 監督・原作・脚本:宮崎駿 制作:原徹 プロデューサー:高畑勲 音楽:久石 譲 制作:トップクラフト 声優:島本須美(ナウシカ)、辻村真人(ジル)、納谷悟朗(ユパ) 、永井一郎(ミト) 、榊原良子(クシャナ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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