テーマ:インド洋の島々(497)
カテゴリ:レユニオン島の周辺
国が変われば、化粧法も変わることは、フランスと日本を往復しても感じますが、
コモロ諸島のお化粧法も、また変わっています。 <マヨット島の空港で出迎えてくれる女性たち。 民俗音楽を演奏してくれます。 とてもおおらかで穏やかな笑顔で迎えてくれます。 (真ん中のおばさん、ひざに子どもが眠っているよ~)> ときどき、このような白いマスクをした女性を、レユニオン島でも見かけて、びっくりしたのですが、 (パックの途中で出てきたのかと思いますよね) これは、れっきとした(?)、パックではない化粧法なのです。 このパックのような化粧法は、サンダルウッド(白檀)の粉を使ったものです。 <サンダルウッドの粉を固めたもの。 市場でときどき売られています。> このサンダルウッドの粉を固めたものを、水に浸し、珊瑚で削り取ります。 それにサフランなどを加えたりしてできた生地を、顔をマッサージしながら、肌に塗りつけるのです。 これは、太陽の激しい光線や、肌の病気、また虫などからも、肌を守る働きをするそう。 また、サンダルウッドの粉を固めたものは、最近ヨーロッパの化粧にも使われているとか。 原料はサンダルウッドを主にしているのだから、肌に悪くはないですよね。きっと。 最初は、「え~。変な化粧」と心の中で思っていたのですが、 そうと聞いたら、じっとしていられなくなり、最終日に、早速市場に買いに走りに行きました。 でも、あいにく、その日は見つからず、時間切れ。 コモロに行った友達が、来週帰ってくるので、買って帰ってもらおうと思います。執念。 さすがにこれをつけて外出はできないけれど。 (ハッ!これだけで生地はできない。珊瑚の石もいるし、レシピもいるわ) これで、パックをしてみたい~! そういえば、日本の芸者さんも真っ白に塗りますね。アレはなにが原料なのかしら? この化粧、上のように、美しく細やかには描かれていると、 女性らしい魅力を引き出す材料にもなります。 コモロ諸島のの女性の中には、この化粧法をとても上手に使う人も少なくありません。 さて、コモロ諸島では、今の時期、夕方、日が落ちた7時ごろ、日が落ち、人々が活発に、道に出てきます。 街灯もない、裸電球がぽつぽつと灯る道に車を走らせると、 突然、車のライトに照らされて、真っ白い、女性の顔がぼうっと浮かび上がるのはかなり怖いです。 慣れるまでは、気をつけて運転しないといけません。 この化粧法、なんだかこういう人ばかりたくさん見ていると、結構慣れてくるんですよ。 やっぱり、お化粧している女性は、「きれいになるのに気をつかっているんだなぁ」って、女性として共感します。 方法は違っても、女性としての身だしなみが整っているのは、見ていて気持ちいいな、と思います。 秘境(?)コモロ諸島への旅へのいざない。 次は、「レユニオン島」の出版をねがいつつ。 コモロ連合国の旅・・・コモロ諸島のなかのグラン・コモロ島 ●坂の上の風景 ●石の古い町 ●行く先は・・・? ●笑顔のかえってくる国 ●コモロという国 ●行って来ます (コモロ諸島の位置) ●シーラカンスの眠る島 マヨット島の旅・・・コモロ諸島の中のマヨット島 ●香りの島・・・イランイラン ・・・・・・・・・・・・・・ ↓参加してます。 ←クリック、メルシー! ぜひ、応援してね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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