テーマ:インド洋の島々(497)
カテゴリ:レユニオン島の周辺
今日は、お休み。
夕方から、コモロから来た友人のうちで、コモロ料理をならい、そのままコモロの友人たちと、コモロの学生、先生を招いてパーティをしました。 とっても楽しくて、おなか一杯食べてきました。 今日習ったのは、コモロ風の平らなクレープで、Mardouf マルドウフ(または、Couscousma クスクマ)と呼ばれるもの。 コモロのパンは、インドのナン(パンのようなもの)に、影響を受けているそうです。 このクスクマは、よくラマダン(イスラム教の断食の日、断食は日の登っている間だけで、夜にはご馳走が食べられる)の際に、食べられるそうです。 <クスクマ> 作り方は簡単で、 ・小麦粉・・・1Kg ・たまご・・・二個 ・マーガリン、またはバター・・・400g ・水・・・・200g ・塩・・・適量 上を、混ぜ合わせ、一時間を寝かせます。 さて、それからが、コモロ風なのですが、この寝かせたたねを、16くらいの小玉に分けます。 この小玉を、細いひも状に練り、両端からくるくると円を作り、両面にバターを少し塗って重ね合わせます。 重ね合わせたものを、ふたたび20分ほど寝かせ、 それから、それを面貌で、薄く延ばし、フライパンで、両面を焼くのです。 このパンは、いろんなソースと一緒に食べられます。 昨日習ったソースは、こちら↓。 < 魚と、トマトのソースです。 > これは、魚(マグロ、カジキなど)を、塩、こしょう、レモン汁、にんにく、タマネギを小さくきったものに、漬け込み、 それを、油で揚げます。 さらに、鍋をあたため、油でタマネギを薄くきったものをいためます。 それに、ターメリック、マサレ(コリアンダー、カルダモンが中心のスパイス)をたっぷりいれ、 さらに、こしょう、塩を入れていためたら、その上に、完熟トマトを小さく入れて煮込みます。 しっかり煮込まれたら、最後に、揚げた魚と、あげたジャガイモを加えて、すこし味をなじませて、出来上がりです。 <魚を揚げる> 昨日の夜は、大学で教鞭をとる、友人のママに教えてもらったのですが、 これだけじゃなく、他にも作ったたくさんの料理は、学生や、先生を20人ほど呼んで振舞われました。 お母さん、すごいなぁ。 こうして、学生たちのめんどうを見てあげる彼女は、学生たちから、「レユニオン島のコモロのお母さん」と、慕われています。 慕っているけれど、お呼ばれに来るときは手ぶら、(=なにも考えていない)っていうのが、学生ですね。 20人分の料理を作るのは、大変なんです。 なべも、バケツのような巨大なものが、二つも用意され、「コモロ風混ぜご飯」が作られていました。 フランスでは、学生と教師の距離は遠いのですが、考えてみると、わたしも日本で学生をしていたとき、ゼミの先生のうちに、招かれたり、卒業した先輩にご馳走になったことが何度もありました。 あの時、若さゆえに、それが、「伝統」で当たり前のようにどこかで思っていたかもしれません。 こうして、たくさんの人に親切にされ、いつか順番が来て、自分たちがそれを後輩につなげていける人になれるのでしょうね。 人と人、因と果の巡りを、深く感じた夜でした。 わたしも、いつか懐の深い、「フランスの(?)日本のお母さん」のように、なれるかな? コモロ料理、続けて習っていきま~す。 ・・・・・・・・・・・・・・ ↓参加してます。 ←クリック、メルシー! ぜひ、応援してね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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