カテゴリ:心筋梗塞 腹部大動脈瘤手術
RI検査結果 下肢閉塞性動脈硬化症 肺気腫 新たな疾病・疾患判明 先日(4月22日)行った「心筋シンチ薬剤負荷」CT検査で心臓の異常はありませんでしたが、胸 部の写真で「肺気腫」が見つかりました。20年前まで吸っていた煙草が原因で、「そこそこの肺 気腫で治療法もなくCOPD(肺気腫)は残念ながら、治らない病気です。」と言われました。喫煙 期間30年+のつけが残っていたと言う事です。【医師が解説】肺気腫の症状・診断・治療 その日の問診で、右足の不調を訴えた所、直ぐにABI検査をしました。両腕と両足首の血圧を測る 検査で、心電図や心臓の音を記録する心音図をつけた状態で計測する検査です。この検査は全身の 動脈硬化の程度や、手足の血管が細くなってないか(狭窄)を調べます。1回の検査時間は2~3分程 度でした。私の場合、異常な数値が出たのか3回測定しました。検査の結果、新たな病気「下肢閉 塞性動脈硬化症」の疑いがあり、5月18日詳しいCT検査を行った後、手術日が決まる予定です。 「下肢閉塞性動脈硬化症手術」で入院して場合、面会は原則禁止なので「寂しい入院になります」 東京医療センターでは、現在(5月17日)も入院患者の、入退院、手術・状態変化にともなう病状 説明等で面会の許可があった場合は例外ですが、入院患者との面会は原則禁止が続いています。 --------------------------------------------------- 下肢閉塞性動脈硬化症 下肢閉塞性動脈硬化症は、足の血管の動脈硬化により、血管が狭くなったり(狭窄)、詰まったり (閉塞)する病気です。足への血流が悪くなることで、足に栄養や酸素を十分に送ることができなく なるため、さまざまな障害が現れます。動脈硬化が原因であり、糖尿病・脂質異常症・高血圧症・ 喫煙・高尿酸血症・慢性腎臓病・肥満等の生活習慣病を持っている方ほど、起こりやすい病気とい えます。また動脈硬化は全身同時に進行するため、狭心症や心筋梗塞・脳梗塞などと合併しやすい 病気になります。 症状 私は現在ステージ2ですが、たまにステージ3の症状があります 症状によって大きく4つの段階に分けることができます。 ステージ 1.冷感・しびれ感 指が青白くなることもあります。 ステージ 2.間欠性跛行(はこう): 一定距離を歩くと、主にふくらはぎなどが締め付けられるように痛くなり、 休まないと歩けなくなります。歩ける距離が短いほど、重症となります。 ステージ 3.安静時疼痛: じっとしていても足が痛み、夜も眠れなくなったり、刺すような痛みが持続することもあります。 4.潰瘍・壊死: 治りにくい潰瘍ができたり、黒く壊死することがあります。 血管内治療(カテーテル治療) 血管の狭い部分もしくは詰まっている部分にワイヤーを通して、風船やステ ント(金属チューブ)等を使用して元々の動脈を広げる手術を行う予定です。 手術後 日常生活での注意点 動脈硬化が原因であることがほとんどなので、狭心症や心筋梗塞と同様に禁煙や食事療法は大変重 要です。その上で足では特に注意する点があります。それらはフットケアと言われています。入浴 の際に、足に傷がないか・むくみがないか・色が悪くないか等をチェックし、足の裏や指の間もき ちんと洗い清潔にします。 また自分にあった靴を履いて、傷やうおのめ・たこ等ができにくいよ うにし、裸足で靴を履くと、傷や靴ずれの原因となるので、靴下をはく方が良いです。また立位・ 正座・しゃがみこむ姿勢、和式トイレなどを長時間続けると足への血流が悪くなり、症状が悪化す ることがあるので注意が必要です。特にカテーテル治療後、ふとももや膝に近い部分にステント (金属の筒)が入っている場合は、無理な姿勢をとらないように注意が必要です -------------------------------------------------------------------- 東京医療センターでは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、院内感染対策強化のため4月1日 (実際は3月16日)から現在(5月17日)まで、心筋梗塞手術、腹部大動脈瘤手術、右総腸骨動脈瘤手 術の術後、外来リハビリは中止されています。10月からのリハビリのおかげで体力も回復してきた矢 先の中止で、一気に体力が落ちてしまいました。東京都は緊急事態宣言が、5月31日まで延長され外出 して近所を散歩する回数も減り家に籠りっきりになっています。私にとって自宅で体力をつける(リハ ビリ)努力をしていかなくてはならない「コロナの時代の新たな日常生活」になったようです。 「下肢閉塞性動脈硬化症手術」で入院して場合、面会は原則禁止なので「寂しい入院になります」 東京医療センターでは、現在(5月17日)も入院患者の、入退院、手術・状態変化にともなう病状 説明等で面会の許可があった場合は例外ですが、入院患者との面会は原則禁止が続いています。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年07月22日 05時09分14秒
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