JUNK ISLAND

ふぅぅぅ・・・


ガァァァァァァ！！

ギィンガキィンッ


く・・・！
（普通どのような武道であろうとも、速さを求めれば威力が殺され
　一撃の威力を求めれば速さがどうしたって殺されるもの・・・しかしこれは・・・）


シャァッ！！！！！

ギンッギィンッシュバァッ


（一撃の重さはもとより、速さもまったく損なわれていない・・・とても人間業とは思えん
　・・・あのアヤカシに洗脳される際、限界以上の潜在能力を引き出されているのか！）
だとすればあまり悠長に構えてるわけにはいかんな・・・ふんっ！！


グウッ！？


・・・それ以上そんな状態で戦えば要の身体が徐々に壊れていくだろう・・・
・・・お前とは常に同じ土俵で剣を交えていたかったが致し方ない・・・
闇と対峙する時の本来の邪剣でもってお前を止める！！





～その頃～


だいぶ近づいてきたみたいね・・・


・・・ねーちゃん・・・


・・・今更アンタ達の素性なんか聞かないけどさ
あの塔ってなんなの？


・・・


あんなものが昔っからあの場所の地下にあったなんて思えないのよねぇ
・・・漫画みたいな憶測だけどさ
アンタ達とあのサルとあの塔って別次元からきたものなんじゃないの・・？


私達は・・・


！！SHIT！！
捕まってな！！


え・・・！？

ﾋｭｳｳｳｳｳｳｳｳｳ･･･
ズドォンッ


な、なんだなんだ！？バズーカ！？


違う・・・あれはリボルバーの弾丸さ・・・！！
こんなときに・・・！


リ、リボルバー！？
どう見たって銃って威力じゃあ・・・

声：
きゃはははははは！！さっすがセシルちゃん・・・♪
気づくのはっやいじゃんｗ！！


その声はやっぱ環朱理・・・！
ったくこの忙しい時に・・・！なんだってお前がここにいるのさ！


あんた達ならたぶんあの塔に向かうと思ってた♪
だからあんたのそのオンボロ単車が通りそうなところを張ってたってわ・けｗ


・・・組織は今度はあの塔に目を付けたってわけ・・・？


うちのメガネがさぁ～なんかあの塔から出る力に興味もっちゃったみたいでさぁ
おそらくかさね達があれを潰そうと動くだろうから足止めしてくれって頼まれちゃってさぁ
そしたら案の定ってやつで、ねｗ


Ha!使いっぱにされたってわけだ♪
お前そんなに組織での立場低かったっけ・・？


ああっ！？


（あのバカは頭に血が上ると視野が滅茶苦茶狭くなるから
　今のうちあんた達はあの塔に向かいな・・！
　もう目と鼻の先だから10分もしないうちにつくさ）


え・・・でも・・・


（かさね程私は心神深くないけどね・・・少なくともあんた達は敵じゃないことは
　私でもわかるさ・・・それにあそこにはあんた達が相手しなきゃならない奴がいるんだろ？
　・・・あいつは私達が相手しなきゃならないやつだ・・・役割分担はあってるっしょ？ｗ）


・・・ありがとうねーちゃん！行こうぜ輪廻！


うん・・・！


だぁ～れが下っ端だってぇぇぇ！？
消し飛んじゃえよ！！！


いまだ！！

ダッ


にがしゃしないよセシル！！！


本当単純だねぇあんたは・・・
んじゃま、こっからはいつもの仕事に戻るとしますかね！！






～塔眼前～


この中に神無ちゃんが・・・


・・・近くで見ると余計不気味だな・・・
中に行くのか・・・？


・・・うん、だってほっとけないもん・・・


・・・ったく、ショコラは本当おせっかい焼きというか・・・
・・・ま、アタシも人のこと言えないか・・・・


姐さん・・・！


神無に会おう！


・・・うん！


・・え？リウから緊急回線・・・？
ハーイｗハルだヨーｗ



う・・・相変わらず間の抜けた声ですねハル・・・
まあいいです、ハル丁度あなたあの塔にいるみたいだし
あなたにはデータを送りますよ



データ？
およよよよよよ！？


！扉がしまる！？


あ、おい！ショコラ！！

ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
ズゥンッ･･･


ふう・・・いきなりあんな膨大なデータ送らないでヨー・・・
・・・あれ？晶おねーちゃん・・・？ショコラちゃん・・・？（一人塔に入れなかった）



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく