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フィンとリーフのトラキア博物館

フィンとリーフのトラキア博物館

エレブ人物図鑑・烈火の剣編(1)

フィン:今回からは「エレブ人物図鑑・烈火の剣編」をお送りします。ゲームの順番とは逆になりますが、エレブの歴史順では、こちらが先になります。なお、順番はこれまで通り名前のあとに「年齢」「出身地」「クラス」「恋人」「支援相手」(エリウッド編、ヘクトル編共通)となります。
年齢はエリウッド編もしくはヘクトル編終了直後、となります。


最新更新情報:3月23日に、No14「エリウッド」~No15「マーカス」までアップし「人物図鑑(1)」を完成させました。(研究所所長フィン)


No01

リン:17歳:サカ地方ロルカ族:ロード→ブレイドロード
恋人:エリウッド 支援相手:フロリーナ・エリウッド

サカのロルカ族族長ハサルとキアラン公女マデリンの娘で、キアラン侯爵ハウゼンの孫にあたる。リンとは部族での通り名で、本名はリンディスである(家族の時でしか言わない)。本人は侯爵家の血筋であることを知らずに草原で育った。そのため性格は素直でさっぱりとしている。行き倒れになっていた旅の軍師マークを助け、後に自分は最強の剣士、マークは最強の軍師を目指して修行を兼ねて旅に出ることになった。後に母親を訪ねてきたキアランの騎士セイン、ケントに出会う。その後山賊に囲まれて危機に陥っていた親友の天馬騎士フロリーナを助け、さらにフェレからやってきた弓騎士ウィルを加えて「リンディス傭兵団」を結成し、キアランにいる祖父に会うため旅を続ける。途中彼女の命を狙うキアラン侯弟ラングレンの妨害にあいつつも、無事に乗り越え、ついに祖父との対面を果たす。1年後今度は謎の暗殺集団「黒い牙」とリキアのラウス公国から侵略をうけ危機に陥るが、フェレ公国の公子エリウッドたちに助けられる。そしてその中にいた修行の旅を続けていたマークと再会を果たす。その後エリウッドの父親を探す旅に同行し、後に大陸全体の未来をかけての戦いに巻き込まれていく。その中でリンは、フェレ公子エリウッドに剣の修行を申し込む。何度か修行を重ねていく内に自然に、エリウッドに惹かれ恋に落ちる。そして動乱終結後、祖父の死を見届けたあと、フェレへ向かい恋人エリウッドと再会し後に2人は結婚した。2人の間にできた息子のロイは後に、エレブ大陸の大きな動乱に立ち向かうことになる。


No02

セイン:21歳:リキア地方キアラン公国:ソシアルナイト→パラディン
恋人:なし 支援相手:ケント

相棒ケントとともに戦場をかける騎士。リキアのキアラン公国に仕えており、侯爵の孫娘であるリンに従う。騎士としての腕はたしかなのだが、軽い性格のお調子者。女性をみるととにかく口説かずにはいられないというのがたまにキズ。一緒にいるケントはいつも彼のおさえ役になっている。女性を口説かずにはいられないのだが、その性格が災いしてか、性格を見透かされたり、天然ボケで会話が噛み合わなかったりと、相手によって対応はさまざまだ。しかし嫌な顔をされることがないのは、彼のもつ愛敬と根の正直さによる。とはいえ、相棒であるケントとの信頼関係と相性は絶対的で、リンディス傭兵団にいた時でも、1年後の動乱においても2人の戦いぶりには目を見張るものがあった。動乱終結後、キアラン侯爵ハウゼンの死とともに、リンがキアラン領をオスティアの統治下においたことによって、騎士団を除隊。自由騎士として各地をまわるが、その軽い性格はなおることはなかったという。


No03

ケント:21歳:リキア地方キアラン公国:ソシアルナイト→パラディン
恋人:フィオーラ 支援相手:セイン

セインとともにリンを探し出した、キアラン騎士隊隊長。とにかく真面目で忠義に厚い性格は、相棒のセインとは対照的。お調子ものであるセインを抑える苦労人である。だが、戦闘となるとセインとの相性が抜群であり、2人の存在はキアラン騎士隊にとって欠かせないものとなっている。実直さはケントの長所だが、行き過ぎてまわりをまわりをやきもきさせることもある。特に色恋沙汰においては相当鈍いようだ。だが、彼と同じく真面目なフィオーラには最初から気が合うらしい。また、現役から引退していた元キアラン騎士隊隊長ワレスを尊敬しており、彼からの信頼もうけている。キアラン内乱から1年後、再び戦いに巻き込まれたケントはリンたちとともに、エリウッドたちの仲間に加わる。そして魔の島で、天馬騎士フィオーラと出会う。性格が似ていることもあって、すぐに意気投合。同じ部隊で戦っていくうちに、お互いを気になり出す。そして動乱終結後、リンがキアランの地をオスティアの統治下においたことで騎士団を除隊し、フィオーラのいるイリアに向かい、彼女と再会し、後に2人は結ばれた。


No04

フロリーナ:17歳:イリア地方エデッサ公国:ペガサスナイト→ファルコンナイト
恋人:ヘクトル 支援相手:リン・ヘクトル

イリアの天馬騎士見習い。三姉妹の末っ子で、姉にフィオーラ、ファリナがいる。リンがサカの民として生活していたころからの親友であり、旅に出たというリンを追いかけてきた。修行をかねてリンたち一行に加わるが、内気な性格のため、敵味方問わず男性と話すのが苦手なところがある。しかし内気なフロリーナも姉や親友のリン、軍師であるマークとは自然に接することができるようだ。リンディス傭兵団での戦いで、正式にキアラン侯爵家に雇われたフロリーナは、キアランで修行を重ねる。1年後再び戦乱に巻き込まれるが、天馬騎士として一人前に成長したフロリーナはエリウッド軍に加わってからも、彼女の存在は欠かせないものとなる。男性恐怖症(?)であるフロリーナであるが、オスティア侯弟ヘクトルには、乱暴な中にも優しさが感じられるヘクトルの言葉に、フロリーナも心を開いていく。勇気を振り絞ってヘクトルにお礼を述べるフロリーナの姿は、非常に印象的である。動乱終結後、ヘクトルのプロポーズをうけたフロリーナは、オスティア侯爵妃として、激務に追われるヘクトルをかげながら支えていった。2人の間に生まれた娘リリーナは、後にエレブ大陸の動乱に巻き込まれていくことになる。


No05

ウィル:19歳:リキア地方フェレ公国:アーチャー→スナイパー
恋人:レベッカ 支援相手:ダーツ

故郷フェレを飛び出して放浪していた弓使いの青年。旅の途中で立ち寄った村で、リンたちと協力して山賊を退治。これがきっかけでキアラン騎士隊に加入。本人曰く「自分には弓くらいしか取り柄がない」と思っているようだが、人懐っこい性格で、誰とでも打ち解けられるのは、立派な長所といえるだろう。誰にでも話しかけるウィルは、人にあだ名をつけることに関しては天才的だ。自分のことを「村人その3」と言ったかと思えば、レイヴァンを「ヴぁっくん」、ワレスを「兵士強化マニュアル」と呼んでみたり。ダーツに至っては「ダーク」「ダース」と何度も呼び間違え、彼の怒りをかっている。狙っているのか、元からの天然ボケなのか、さっぱりわからないが、ウィルが近くにいると楽しい、と言うことだけは保証できる。キアラン騎士隊に加入して1年後、再び戦乱に巻き込まれる。だが戦乱の中で幼なじみのレベッカと再会。初めの方こそ無視をされるものの、会話を重ねていく内に、自分と一緒に家出をしたレベッカの兄が未だに帰らないことを知り、彼女を1人にしてしまったことを悔やんだ。そしてウィルは彼女の側を二度と離れないことを誓った。動乱終結後ウィルは、レベッカとともに故郷に帰郷し、後にレベッカと結婚。そして彼もレベッカとともにフェレの侯爵になったエリウッドの家臣として仕えた。


No06

ドルカス:32歳:ベルン地方ベルン王国:戦士→ウォーリア
恋人:ナタリー(既婚) 支援相手:バアトル

足の病気を煩っている妻・ナタリーのために戦い、治療費を稼いでいる愛妻家。必要に迫られて山賊団に身を落としていたのだが、リンの説得で山賊団を抜け、傭兵として「リンディス傭兵団」に雇われた。キアランの内乱終結後リンと別れたあとは、妻ナタリーをフェレに残し、オスティアで傭兵家業を続けていた。寡黙な戦士であるドルカスだが、バアトルやオズイン、ガイツなどとともに前線で戦う仲間に好かれる傾向があるようだ。仲間たちが黙々と任務をこなすドルカスに話しかけてみると、彼の行動原理はすべて妻ナタリーの病気を治すためであることがわかる。フェレでエリウッド軍に雇われたドルカスは、その自慢の体力とパワーで、前線で戦い続けた。動乱終結後は妻ナタリーのもとへ戻り、これまで稼いだお金で、治療薬をたくさん買うことができた。おかげで、彼女の病気も快方に向かっているという。


No07

セーラ:18歳:リキア地方オスティア公国:シスター→司祭
恋人:ルセア 支援相手:マシュー・ルセア

オスティアに仕えるセーラは、ベルンへ使いに出ていた。オスティアに戻る途中で、リンと山賊団の争いに首を突っ込み、リンがキアラン公女だと知ると、「権力のある人に恩を売る」という打算的な理由で一行に加わる。セーラの気ままな行動に、周囲はいつも振り回されている。エトルリアの伯爵家の出身(自称)だというセーラだが、何かしらの事情があったようで、孤児院を兼ねた修道院を出ている。そのころの生活はかなり悲惨だったらしい。普段の騒がしい行動も、実は寂しさの裏返しなのかもしれない。とはいえ、悲しい表情は彼女には似合わない。オズインや恋人を失って傷心しているマシューまで元気にしてしまう。テンポのよい口調や明るい笑顔こそセーラにはよく似合う。ヘクトルたちと一緒に新たな戦いに出たセーラだが、キアラン城で修道士ルセアと再会する。初めの方は彼を女性とみていたようでライバル心を燃やしていたのだが、男性だとわかり、後にルセアが修道院出身だと知ると、同じ境遇を味わってきたこともあり、次第に彼に心を開きはじめる。動乱終結後セーラは、オスティアを出てルセアのもとへ行き、彼とともにアラフェンで孤児院を営むようになる。後に2人は孤児院の子供たちに祝福され結婚式をあげたという。


No08

エルク:17歳:エトルリア王国アクレイア地方:魔道士→賢者
恋人:プリシラ 支援相手:プリシラ

エトルリアの魔道軍将・パントの弟子。まだ幼さの残る少年だが、その割には落ち着いた感がある。勤勉であまり人に不満はいわないのだが、セーラに雇われていた時はさすがに疲れたようで、文句が多かった。セーラから解放されたあとは、パントの命でプリシラの護衛を任される。師匠であるパントと、パントの妻ルイーズから家族同然に愛され、3年間暮らしてきたエルクだが、そんな師匠たちを、心の中から慕っている。勉強家で真面目、およそ欠点の見あたらないエルクであるが、勤勉さが行き過ぎて倒れてしまうことも、まれにある。(パント&エルクの支援会話から)そんなときは師匠たちが優しくサポートしてくれるのだが、無理をせずに適度に肩の力を抜けるようにすることが、エルクの課題といえる。真面目すぎる彼は女性と話すことも苦手だったようだが、護衛の相手であるプリシラには、ともに戦っていくうちに、特別な感情を抱くようになり、やがて恋人同士となっていった。動乱終結後、エルクは貴族ではなかったが、豊かな才能と大貴族リグレ公パントの後押しもあって爵位を得て、無事にプリシラと結ばれる。後にパントのあとをうけ「魔道軍将」に就任するも、数年後にエルクの一番弟子であるセシリアに、魔道軍将の職を譲ったという。


No09

ラス:20歳:サカ地方クトラ族:遊牧民→遊牧騎兵
恋人:なし 支援相手:ギィ

ラスはサカの遊牧民、クトラ族族長ダヤンの息子である。言葉少なく表情もあまり変えない青年ではあるが、己の生まれた部族に誇りをもち、同じ草原の民を助けることに対しては決して迷いがない。その行動や言動から読み取るに、根が真面目なようだ。サカの民としてリンを助けたことをきっかけに、旅に加わる。呪い師の予言した「すべてを焼き付くす暗い赤」という災いを止めるために、わずか5歳にして部族を離れているラス。彼がかなりの苦労をしてきたことは容易に想像できる。部族の外で一人で生きてきたとはいえ、ラスは決して部族の誇りを捨てずに生きてきた。自分が「灰色の狼」と呼ばれる族長の息子である、という自覚が深く刻み込まれていたからだ。一度キアランでリンたちと別れたラスだったが、傭兵稼業を続けるうちにオスティアの砦で、リンたちと再会する。そして機動力のある弓騎士として、リンたちの戦いをかげから援護した。動乱終結後、故郷に帰ったラスを族長であるダヤンは、使命を果たしてきた誇り高き息子、と暖かく出迎えたのである。


No10

マシュー:24歳:リキア地方オスティア公国:盗賊→アサシン
恋人:レイラ 支援相手:マシュー

オスティアに仕える密偵。いつも陽気なお調子ものに見えるのだが、とぼけた顔の裏には任務を着実にこなす密偵としての顔が隠されている。特にオスティア侯弟ヘクトルに忠義をつくし、彼に信頼されている。彼は持ち前のひょうひょうとした雰囲気で味方をからかい、ヘクトルや重騎士のオズインとも気軽に話す。ヘクトルに対しては、なんとこっそり荷物を持たせていることすらある。アラフェンでリンたちの仲間になったマシューは、盗賊として活躍しつつ、裏で起こっているキアランの内情をオスティアに知らせた。キアランの内乱終結後、オスティアに戻ったのだが、1年後再び戦いに巻き込まれていく。そのさなか同僚で恋人であったレイラを、黒い牙に所属していたアサシン・ジャファルに殺され失う。レイラを奪った黒い牙の構成員であるラガルト、ジャファルにはいい印象は持たない。だが、ラガルトやジャファルの話を聞く内に、彼の胸中を複雑にしていった。動乱終結後マシューは侯爵に即位したヘクトルの密偵として、再び活動をはじめる。亡くなった恋人のレイラはマシューの心の中で、今も生き続けているのである。


No11

ニルス:11歳(あくまで見た目):イリア地方:バード(吟遊詩人)
恋人:なし 支援相手:なし

姉のニニアンと2人で旅をする吟遊詩人の少年。だが、それは仮の姿でしかない。その正体は「竜」なのである。ネルガルに連れ去られたニニアンを取り戻そうとリンに助けを求め、共に旅をすることになった。危険を事前に察知できる不思議な能力を持っていて、その力で旅の途中、何度も味方を助けた。ニルスは姉思いの優しい少年だが、彼の目に人間たちはどのように感じていたのだろうか。先日まで優しかった村人の冷たい態度。自分たちを利用しようと、執ように追ってくる者など、ニルスにとって人間は、きっと良いイメージではなかったに違いない。リンたちと別れたあとも旅を続けていたのだが、ネルガルに見つかってしまい、死を覚悟した。しかし同じ牢屋に閉じ込められていたエリウッドの父エルバートに励まされ、生きる希望を得る。後にエリウッドたちに助けられ、以後行動をともにする。途中姉を失い、心を閉ざしてしまうが、エリウッドたちに励まされる。そしてむかえた最終決戦で、神将器の力で姉のニニアンが生還する。最終決戦後、ニルスは姉のニニアンとともに「竜の門」から自分たちのいる世界へと戻っていった。リンたちと出会えたおかげで、人と竜が共存できる日がいつかは訪れると、いう望みを持って。


No12

ルセア:21歳:エトルリア王国アクレイア地方:修道士→司祭
恋人:セーラ 支援相手:セーラ・レイヴァン

幼くして両親を失い、孤児院で育った過去がある。その後リキアのコンウォル家に仕え、2年前にコンウォル家が潰れたあとは、嫡男レイモンド(レイヴァン)と共に傭兵としてキアランに仕えており、リンたちの軍に加入することになった。ルセアは過酷な幼少期を経験していながら、人としてねじ曲がった部分が一切なく、まっすぐな人物である。修道士という仕事は、そんなルセアにとってまさに天職だといえるだろう。その慈悲深さは、父親の仇であるはずのレナートをも包み込んでしまうほどである。また、美しい顔をもつルセアはしばしば女性の嫉妬心を買うことになってしまう。もっともルセア本人にとって女性らしい顔は、むしろコンプレックスであるようだ。キアラン内乱の1年後、再びレイモンド(レイヴァン)とともに戦乱に巻き込まれてしまう。そのなかでシスターのセーラと出会う。初めの方こそ美しい顔をもつルセアをみて、セーラはライバル宣言をしてしまう。だが、素性を聞き、己の過去を話すと彼女は誤解をとき、自分も以前孤児院で過ごしたことがあると告白する。その後一緒に行動することが多くなり、いつしかルセアはセーラに好意を抱く。動乱終結後、彼はアラフェンに孤児院を開設し、親を亡くした子供たちの親代わりとなる。その後オスティアから恋人のセーラがやってきて、彼のために支えると誓う。後に孤児院の子供たちから祝福されて、結婚式をあげたという。


No13

ワレス:45歳:リキア地方キアラン公国:ジェネラル
恋人:なし 支援相手:なし

以前にキアラン騎士隊隊長を務めていた重騎士。隊長の座をケントに引き継いで引退していた。「偽公女」であるはずのリンを討つために復帰したが、リンを見るなり本物の公女と認める。以後はリン討伐の指令を発したキアラン侯弟ラングレンに反旗を翻し、その力を存分にふるった。ワレスの人物評価は、相手にとって二通りの人物像に分かれる。一つは主君にとっては、騎士道精神を理解する従者。もう1つは部下の兵士たちにとっては、超体育会系の鬼教官である。特に鬼教官としての姿は徹底的で、なにかにつけては若い兵士たちをしごき「兵士強化マニュアル」なるものを実践させようとするが、まともにこなすものはいないというほど、凄まじいものらしい。ベルンの地で再びリンたちと再会したワレスは、堅い守備力を武器に、数々の敵の攻撃からリンたちを守りきった。動乱終結後は自分を鍛え直す旅に出たというが、極度の方向音痴である彼は、いつ戻れるのだろうか・・・?


No14

エリウッド:19歳:リキア地方フェレ公国:ロード→ロードナイト
恋人:リン 支援相手:リン・ヘクトル

誠実さを絵に描いたような性格のフェレ公子。謎の失踪を遂げたフェレ侯爵でエリウッドの父であるエルバートを探すために旅立つ。結果人類の存亡をかけた戦いに身を投じることとなる。貴賎を問わず皆に平等に接することができるため、仲間や民からの支持を集めた。老若男女を問わず、エリウッドは周囲のものに好かれている。父の代からフェレに仕える臣下マーカスを始め、ロウエン、ハーケン、イサドラ、盟友ヘクトル、リン・・・とエリウッドの周りにはいつも人が集まっている。これは彼の人徳の成せるところだ。だからといって、仲間に寄り掛かろうとせず、自分の力で道を切り開く強い意志も持ち合わせている。初めこそわずかの人だけで旅をしてきたものの、サンタルスでヘクトルたちが仲間になったのをきっかけに、次第に彼に賛同する戦士も増えていき、いつしか大所帯になる。そのさなか、キアラン公女リンディスとは剣の稽古を重ねていく内に、お互い気になる存在となっていく。そして魔の島で、探し求めていた父エルバートと再会したものの死別。その後竜の力を得ようとした、暗黒魔道士ネルガルの野望を阻止するため各地を転戦していき、再度魔の島でネルガルと対決。彼の最後の力で召還された「古の竜」も、神将器「デュランダル」の力で、見事に打ち倒した。動乱終結後、父エルバートから爵位を受け継いだエリウッドは、キアラン公女リンディスと結ばれる。2人の子供であるロイは、後に大陸全土の戦いに巻き込まれることになる。


No15

マーカス:45歳:リキア地方フェレ公国:パラディン
恋人:なし 支援相手:ロウエン

エルバートの代よりフェレ家に仕える忠実な聖騎士。失踪したエルバートに代わり、エリウッドの身辺を世話する。騎士の鑑というべき立ち振る舞いは、配下の騎士たちからの信頼に受けるに足る。戦場において、得意の槍で敵を一掃する姿は、まさに「フェレの守護神」といった風格さえある。生まれたころからエリウッドを間近にみてきたマーカス。だからこそエリウッドに対して苦言も多い。少々口うるさいと感じながらも、エリウッドはマーカスの忠誠心に感謝している。マーカスは立場上配下の騎士たちにも小言が多くなるのは仕方のないことだが、騎士たちは皆、厳しくもやさしいマーカスを慕っている。意外なところでは彼が食通であることで、意外と厳しい。動乱終結後は爵位に即位したエリウッドを支え、騎士団の隊長として未だに現役を続けている。後にエリウッドの息子ロイがベルンに対し戦いを決意した時、隊長として再び槍を握ることになる。




「エレブ人物図鑑・烈火の剣編(1)」はここまで!!その(2)に続きます。


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