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フィンとリーフのトラキア博物館

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マギ・ヴァル人物図鑑編(2)

フィン:ナンバー20から「マギ・ヴァル人物図鑑」パート2を開始致します。終盤の方は敵キャラクターも登場する予定にしております。順番はナンバーを皮切りに、名前、年齢(終章終了後の年齢・あくまで推定です)、出身地、クラス、恋人、称号の順となっています。


最新更新情報:06年2月23日に、No41「ファード」~No43「ヘイデン」までをアップして、「マギ・ヴァル人物図鑑」が完成致しました。(研究所所長フィン)


No20

ジスト:27歳:ジャハナ王国:傭兵→勇者(フォレストナイト)
恋人:テティス 称号:砂漠の虎(さばくのとら)

ジャハナ王国に住む傭兵で、ギルドより与えられた任務は命に代えても遂行する、ジスト傭兵団のリーダーでもある。人情深く、仲間たちのためなら隊長自身の命をも惜しまない、勇敢な傭兵である。また、百戦錬磨の強者で、傭兵仲間たちから「砂漠の虎」という異名をもっている。「楽して自分だけ助かるよりも、苦労しながらみんなで助ける方法を考える」というのが彼の持論である。砂漠の虎の異名をもつだけあって、戦闘に関してはまさに鬼神のごとく剣をふるい、常に先陣を切る切り込み隊長でもある。後に「勇者」にクラスチェンジを果たし、扱う武器も剣と斧の2種にわたり、新しく装備した斧に関しても、次第に慣れて難なく使いこなすまでになった。踊り子テティスとは、傭兵団結成からの仲間であり、よい友人関係を築いていたのだが、後に彼女とは恋人同士の関係にまで発展する。動乱終結後は故郷のジャハナに戻り、子供たちに剣を教えているという。そのかたわらには恋人であるテティスがぴったりと寄り添っていたという。


No21

テティス:22歳:出身地不明:踊り子(クラスチェンジはなし)
恋人:ジスト 称号:艶美の舞(えんびのまい)

ジストと同じく「ジスト傭兵団」に所属している踊り子で、ユアンの姉。幼いころに弟のユアンとともに親に捨てられた悲しい過去の持ち主。孤児として育ってきたテティスは、見よう見まねで踊り子の踊りを覚えていき、新たに生きる糧にしていたという。彼女の踊りは、一度行動を終了したユニットを、再び行動可能にする不思議な力をもっている。今では、大人の魅力にあふれる踊りで、傭兵団はもちろんのこと、後に加わったエイリーク(場合によってはエフラム)軍のスター的存在になっているという。傭兵団の隊長であるジストとは、長い間友人関係を築いていたのだが、ジストの優しい心にふれ、後に恋人同士となる。動乱終結後は、恋人のジストとともにジャハナ王国に戻り、テティスは得意の踊りで、仕事でつかれた仲間たちにとっての癒しの存在となっていた。そのかたわらには恋人のジストが常にあって、2人は生涯末長く暮らしたという。


No22

ヒーニアス:19歳:フレリア王国:スナイパー
恋人:エイリーク 称号:策謀の王子(さくぼうのおうじ)

ターナの兄にあたるフレリア王国の王子で、エフラムとエイリークとは幼なじみである。ジャハナへ赴く途中カルチノ軍の親グラド派のリーダー・パブロの裏切りによって立ち往生していたところを、エイリークたちによって助けられ、以後傭兵ジストと踊り子テティスと共に仲間に加わる。プライドの高い貴公子で、特にエフラムに対しては、強いライバル心があるようだ。はっきり物を言いすぎるきらいはあるが、国内外の信望は厚く、次期フレリア王として期待されている。ユニットとしても、はじめから上級職のスナイパーで登場し、正確に相手を矢で射抜いていく。戦いのさなかに、エイリークに恋心を抱いたヒーニアスだったが、うまく言葉に言い出せなかった。しかし、ルネス城奪回後、ヒーニアスはエイリークに告白する。突然のことで驚いたエイリークだったが、素直にうなずいた。そして動乱終結後、ヒーニアスはエフラムに勝負を挑んだ。結果は引き分けに終わったが、純粋なヒーニアスの気持ちに感動したエイリークは、無事ヒーニアスと結ばれた。エフラムとターナが結ばれたこともあって、ルネスとフレリアの親交は末長く続いたという。


No23

マリカ:18歳:ジャハナ王国:剣士→ソードマスター(アサシン)
恋人:なし 称号:緋閃(ひせん)

ジストが率いるジャハナの傭兵団に所属する、緋閃(ひせん)の異名をもつ凄腕の女剣士。エイリーク編ではギルドの手違いで、同じ傭兵団でもあるジストと戦うことに。しかし、隊長であるジストの説得で、あっさりと寝返る。ちなみにエフラム編では、グラド軍の傭兵として登場するが、友だちであるユアン(No26を参照)の説得で寝返ってくれる。技や素早さが非常に高く、それを活かした必殺攻撃も得意としていて、アーマーナイトなど守備力の高い相手でも対等に戦うだけの実力はもっている。しかし恋愛に関してはとことん鈍いが、隊長であるジストに対してだけは特別な感情を抱いているようだ。動乱終結後は、ジストたちとともに、故郷であるジャハナに帰国する。戻ってからも剣の鍛錬だけは怠らなかったようで、格闘技場でもかなり長期の間、無敗を続けたという。


No24

ラーチェル:18歳:ロストン聖教国:トルバドール→ヴァルキュリア(マージナイト)
恋人:ヨシュア 称号:光の聖王女(ひかりのせいおうじょ)

マイペースで目立ちたがり屋なロストン聖教国の王女。蘇った古の魔物から善良な市民を助けるべく、身分を隠しながら従者ドズラと傭兵盗賊レナックと共に世界中をかけ巡る。しかし、目立ちたがり屋の本人は、自分が魔物退治をしていると世に広めたくて仕方がないようだ。気が強く自己中心的なところはあるが、強引な会話で周囲を納得させてしまうのは、あるいはラーチェルの人柄なのかも知れない。魔物退治といっているものの、本人は攻撃もできないトルバドールである。しかし同じ魔物退治をしているエイリークたちと出会い、共感を得たラーチェルは、自らの身を守るという名目(?)で、ヴァルキュリアにクラスチェンジを果たす。光の攻撃魔法を片手に次々と敵を倒す姿は(特に魔物相手)、戦乙女といったところかも。動乱終結後は故郷であるロストンに戻った。旅の途中で出会った恋人ジャハナの王子ヨシュアとは、仲はいいものの、ヨシュアの方が振り回されているようである。


No25

ドズラ:48歳:ロストン聖教国:バーサーカー
恋人:なし 称号:豪傑戦士(ごうけつせんし)

ロストン聖教国出身の狂戦士(バーサーカー)。大の酒好きで大声で笑うところは、悩みなどどこ吹く風といったところである。「ラーチェル様のためなら、たとえ魔の中海の中!どこまでもついていきますぞ!!」と、その陽気で、常に前向きな性格は、ラーチェルのマイペースにも動じない唯一の存在といっても過言ではないようだ。ラーチェルたちと魔物退治の旅をしているさなかに、エイリークたちと出会う。狂戦士という名の通り、戦闘になると人の変わったかのようになり、相斧バトルアクスを片手に縦横無尽に暴れまわる。とにかく力があり、攻撃力でいえば軍の中でもトップクラスを誇る。軍の中で出会ったガルシアとは同年代ということもあって仲が良く、戦いが終わるたびにお互い酒を酌み交わしていた。動乱終結後は故郷であるロストン聖教国に戻った。主君であるラーチェルの成長を見守ることが、何よりの楽しみだという。


No26

サレフ:20歳:ポカラの里:賢者
恋人:ミルラ(あくまでも支援Aとしてです) 称号:黙する知の湧水(もくするちのゆうすい)

辺境にあるポカラの里に住む若き賢者。里の長老である「大婆」の孫に当たる。離ればなれになってしまった「竜人」ミルラを探すために、ポカラの里を離れて各地を出歩いていた。ミルラがエフラムと行動をともにしていることがわかると、エフラムの双子の妹エイリークたちに合流して、以後行動をともにする。理、光の攻撃魔法と杖の回復魔法を自在に使いこなすことができる。特に魔物相手には、絶大な威力を発揮する。少年魔道士ユアンの師匠でもある。実はジスト傭兵団の団長ジストとは、かなり前からの友人であり、この時にユアンと出会っている。ミルラと再会を果たしてからは、常に彼女によりそって主君的な態度をとっている。動乱終結後、サレフはミルラとともに故郷であるポカラの里に戻っていった。「竜人様」とミルラは祭られていたのだが、彼女はそれを辞退し、あくまでも普通の少女として接してほしいと言い、サレフもそれを了承した。しかしその後も、サレフはミルラの側を決して離れようとはしなかったようだ。


No27

ユアン:16歳:ジャハナ王国:魔道士見習い→魔道士(シャーマン)→賢者(マージナイト)
恋人:アメリア 称号:あどけなき魔道(あどけなきまどう)

幼いころに、姉のテティスと共に親に捨てられた後、ジスト傭兵団に加わる。その後、ジャハナを訪れたサレフの操る魔法に感激したユアンは、強引にサレフに弟子入りし、魔道士としての道を歩みはじめる。初歩の魔法「ファイアー」を扱えるようにはなったのだが、エイリークたちに仲間になった当時はまだまだ見習いレベルに過ぎなかった。しかし各地を転戦していくうちに飛躍的に魔力を上げ、上位魔法を操れるようになり、後に賢者にクラスチェンジを果たし、回復魔法の杖と光魔法を使えるようになる。そして魔王フォデスとの最終決戦では、ジャハナにある「双聖器」の1つで最強の理魔法である「風刃エクスカリバー」をも使いこなせるほどまでに成長する。普段は無邪気な少年なのだが、魔法を使う時には、かなり大人びた表情をしている。そのさなか同い年である、グラドの見習い騎士アメリアと出会い、お互い見習い同士ということもあって、すぐに意気統合する。動乱終結後、ユアンは恋人となったアメリアとともに、マギ・ヴァル大陸各地を廻る宛のない旅に出かけ、各地で小さな伝説を残していったのだが、その途中立ち寄った村でアメリアが身ごもったことがわかり、2人は結婚する。後にアメリアは女児を出産した。2人はその村に居を構え、生涯仲むずましく暮らしたという。


No28

クーガー:24歳:グラド帝国:ドラゴンナイト→ワイバーンナイト(ドラゴンマスター)
恋人:なし 称号:孤高の槍(ここうのやり)

帝国六将の1つ「日長石」(ひちょうせき)の異名をもつ竜騎士グレンの弟。人が変わったかのように、ルネス襲撃を命令するヴィガルトに不審を抱きつつも、ヴィガルト陛下の命をうけ、ルネスに進撃する。しかし、同じように不審を抱いていた兄のグレンがグラド帝国の将軍で「月長石」(げっちょうせき)の異名をもつヴァルターに討たれたことを知り、エイリークたちの仲間になった。その因縁の相手ヴァルターとは、ジャハナ砂漠で再会して一騎討ちを挑み、竜騎士としての闘争心を燃やしたクーガーは見事兄の仇を討つことができた。目的を果たしたあとも、ルネス軍に居続けた理由は、帝国六将の1人「黒曜石」(こくようせき)の異名をもつ重騎士で、クーガーにとってもあこがれの存在であるデュッセル将軍がいたからである。竜騎士の経験を積んだクーガーは後にワイバーンナイトにクラスチェンジをし、より攻撃力を増した。動乱終結後は、故郷であるグラドに戻り、皇帝と皇子亡き後のグラドを復興させるために、欠かせない存在となった。


No29

レナック:22歳:カルチノ共和国:ローグ
恋人:なし 称号:豪商盗賊(ごうしょうとうぞく)

横着者でお金にうるさいカルチノ共和国一の豪商の息子。なのにもかかわらず盗賊をしてお金を稼いでいる変わりもの。ある日、ロストン聖教国の王女ラーチェルの護衛として雇われたことが、彼の運のつきだった。ラーチェルのマイペースぶりにすっかり振り回され、とっくに契約期間が過ぎたにもかかわらず、満足な報酬がもらえず、今もラーチェルの護衛をしている。なんだかんだ文句をいいつつもラーチェルとおとものドズラのマイペースぶりについていくところを見ると、実はいい人なのかも知れない。エイリーク編だとジャハナ王宮で、エフラム編ならグラド城でラーチェルの説得で仲間になる。横着ものだが、盗賊のしての腕は一流で、宝箱や扉なら鍵さえ持たずとも開けることができる。動乱終結後、故郷であるカルチノに戻ろうとしたレナックだったが、結局はラーチェルによって再びロストンに定住させられてしまうことになったという。


No30

ノール:26歳:グラド帝国:シャーマン→サマナー(ドルイド)
恋人:なし 称号:闇からの予見(やみからのよけん)

グラド帝国でリオンと共に魔術研究をしていた宮廷付の魔道士。今回のグラド帝国によるルネス王国への侵攻について、豹変した皇帝ヴィガルドに対する、ある謎について知っている数少ない人物の1人である。無実の罪でとらえられ、処刑を待つばかりであったが、エフラムたちによって助けられる。リオンやノールたちは、人々を救うために、未来を予見できる古代の闇魔法を研究していた。しかしリオンが見たという、近い将来グラド帝国に起きるという災害を食い止めるために、何とか未来を変えられないかと研究を重ねた結果、今回の事件のもとである「魔石」が誕生してしまった。ノールはそれまでの課程を知っているのだが、あえてエフラムたちには話さず、同じグラド帝国の仲間であるデュッセル将軍にだけ話した。ユニットとしてはエフラムたちにとって、唯一の闇魔道士として特に魔道士相手に重宝しているのだが、「運」のステータスが0からスタートしているので、やたらと必殺攻撃をうけやすい。しかしサマナーにクラスチェンジすると、亡霊兵士などを召還することができるので、相手の目をそちらへと向けさせる役目を果たした。動乱終結後、予見通りグラド帝国に大きな災害が起きてしまうが、ノールは決してめげず、祖国の復興のために力をつくしたという。


No31

デュッセル:52歳:グラド帝国:グレートナイト
恋人:なし 称号:不滅の黒曜石(ふめつのこくようせき)

黒曜石(こくようせき)の異名をもつ、グラド帝国六将の1人。また、エフラムに槍の技をたたき込んだ師匠でもある。突如皇帝ヴィガルドが下した、ルネス王国への信仰に疑問を抱き、エフラム軍への攻撃をためらった結果、反逆罪に問われてしまい、同じ六将の1人「蛍石」のセライナによって処刑されそうになったところを、かけつけたエフラムたちによって救出される。実は死んだと思われていた騎士アメリアの母親の行方について、詳しくしっている数少ない人物。しかし普段は弟子だったエフラム王子に、槍の稽古をつけたり、新人兵士であるアメリアや竜騎士クーガーに対しても、積極的に話しかけるなど優しい一面もある。ユニットとしては、グラド帝国の将軍を務めることだけはあり、初めから上級職であるグレートナイトで登場し、剣、槍、斧の武器レベルも高い。移動力はあるものの、重騎士からクラスチェンジしたこともあって、魔法防御にやや難があるようだ。動乱終結後、グラド帝国に大きな災害が起きてしまうが、決して挫けず、クーガーやノールたちなどとともに、祖国の復興に力をつくしたという。


No32

ミルラ:12歳(あくまで見た目):闇の樹海:マムクート
恋人:サレフ(あくまでも支援Aとしてです) 称号:無垢なる竜人(むくなるりゅうじん)

ロストンの西にある闇の樹海に、ひっそりと暮らすマムクート族の少女。ある時、グラドのある南のほうから、まがまがしい気配を感じて、ポカラの里の若き賢者サレフとともに気配の原因を調べるために、南の方へと向かったのだが、ところが戦に巻き込まれてサレフとはぐれてしまい、さらには大切な竜石を失って、さまよっていたところをエフラムに助けられる。その後、エフラムと行動を共にしていくうちに、無くしてしまったはずの「竜石」を無事発見することができた。彼女の持つ「竜石」は不思議な力を秘めており、ミルラが使用するとたちまち巨大な竜に変身することができる。その攻撃力はすさまじく、特に蘇った古の魔物を相手には絶大な威力を発揮する。旅の途中育ての父であるムルヴァと悲劇的な再会となってしまうが、その悲しみをも隠しながらも懸命に戦い続けた。動乱終結後、一度は闇の樹海に戻ったものの、サレフの好意もあってポカラの里に招かれる。初め村の人々は「竜人様」と崇めたのだが、彼女はそれを辞退する。それからは普通の少女として、村の人々たちに暖かく見守られながら過ごすこととなる。


No33

シレーネ:24歳:フレリア王国:ファルコンナイト
恋人:カイル 称号:秀麗の緑翼(しゅうれいのりょくよく)

知的で面倒見がよいフレリア天馬騎士団の第3部隊隊長で、同じ部隊に所属しているヴァネッサの姉。ロストンにあるという聖石を求めて、エフラムたちよりも先にロストンに向かったのだが、途中ナルーベでグラド帝国残党軍の奇襲にあい、部隊全滅の危機にさらされてしまうが、後方からエフラムたちが合流し事なきを得た。すでに上級職であるファルコンナイトでの登場であり即戦力として期待できる。部下でもあり、妹でもあるヴァネッサへの心遣いは姉ならではなのかも知れない。その後ルネスの騎士カイルと再会を果たす。10年前に山賊に襲われていたところを、2人で協力して撃退した経緯がある。久しぶりに再会し、すっかり精神的にも大人になったカイルに、シレーネは感激する。そして動乱終結後、フレリアにやってきたカイルにシレーネは歓迎し、彼にフレリア国内を案内させた。そして数年後、騎士を引退したシレーネは、カイルと結婚した。後に2人の間に生まれた女児は、騎士の手本からの2人ということもあり、武芸などに秀でいたという。


<ここからは敵キャラクター編です>

No34

セライナ:24歳:グラド帝国:マージナイト
登場章:13章 称号:蛍石(ほたるいし)

グラド帝国に所属する「帝国六将」の1人で、「蛍石」の異名をもつ紅一点の魔法騎士。皇帝ヴィガルドに絶対の忠誠を誓っていて、皇帝からも一目おかれていた。しかし今回のルネスに対する侵攻には疑問を抱いていたのだが、皇帝への忠誠を示すために、やむなくルネス軍との戦いに挑んだ。だが、グラド軍はエフラムたちに敗れ、彼女自身もエルファイアーの魔法などで、応戦したものの戦死した。その表情は疲れきっていたのだろうか、何かの足枷から解放されたかのように、穏やかな表情だったという。


No35

グレン:26歳:グラド帝国:ドラゴンマスター
登場章:12章 称号:日長石(ひちょうせき)

グラド帝国軍に所属する竜騎士であり、「帝国六将」の1人で「日長石」の異名を持つ。エイリークたちの仲間になった竜騎士クーガーの実兄で、クーガーにとっては誇りであり、また目標としている。皇帝ヴィガルドに忠誠を誓っているのだが、ルネス侵攻にはやや躊躇しているところがあった。その心の隙を皇帝ヴィガルドに読まれたのか、同じ「帝国六将」の1人で、ワイバーンナイトで「月長石」の異名を持つ、ヴァルターに戦いを挑むが、奇襲攻撃をかけられてしまい、実力を発揮できぬまま敗れて戦死してしまった。


No36

ヴァルター:27歳:グラド帝国:ワイバーンナイト
登場章:15章など 称号:月長石(げっちょうせき)

グラド帝国に所属するワイバーンナイト。「帝国六将」の1人で「月長石」の異名をもっている。不穏な空気が覆いはじめたグラド帝国内で、新しく「帝国六将」に任命された。戦いを好むといえば聞こえはいいのだが、実際は戦いよりもむしろ「狩り」を楽しんでいる傾向があり、兵士からの信頼もあまりない。ルネス侵攻では、逃亡していたエイリークたちに立ちふさがった。聖騎士ゼトに重傷を追わせるが、なぜか追撃せず見逃した。その後もレンバール城でエフラムたちを追い詰めたり、同じ「帝国六将」の1人「日長石」のグレンを卑劣な手で倒すなど、悪行を重ねてきたのだが、ジャハナの砂漠でエイリークたちに追い詰められ、最後はグレンの弟である、竜騎士クーガーに敗れて戦死した。


No37

アーヴ:65歳:グラド帝国:司祭
登場章:19章、20章 称号:血碧石(けっへきいし)

グラド帝国に所属する司祭で「帝国六将」の1人。「血碧石」の異名をもっている。元はロストン聖教国の司祭だったのだが、野心に溢れており、それを見抜いた教皇マンセルによって追放された過去があり、アーヴの目的は古の魔王を復活させることもあるのだが、真の目的は自分を追放したロストン聖教国の教皇・マンセルに復讐することだった。ロストンでの戦いで、残党を率いて奇襲をかけたものの、エイリークたちによって阻止される。そして闇の樹海にて、ミルラの義父ムルヴァをアンテッドにし、再びエイリークたちに戦いを挑んだが、最後は教皇の姪であるラーチェル王女に敗れて戦死した。


No38

ケセルダ:27歳:ジャハナ王国:勇者
登場章:14章、15章 称号:虎目石(とらめいし)

グラド帝国に所属する傭兵でありながらも、将軍の地位まで昇りつめた野心家。皇帝から「虎目石」の称号を得る。実はジャハナ王国の出身で、王子であるヨシュアとは傭兵仲間であった。斧を得意としており、力任せに振り下ろす。聖石を破壊する行動を「蛍石」のセライナと共に行い、ジャハナとフレリアの聖石を破壊した。しかし、ジャハナ砂漠でエイリークたちを迎え打った際、戦場でヨシュア王子と再会し、ケセルダは彼と1対1の決闘を申し出た。だが結果は、ソードマスターにクラスチェンジしていたヨシュアの素早い剣裁きに敗れて戦死してしまった。


No39

ヴィガルト:50歳:グラド帝国:ジェネラル
登場章:エフラム編14章 称号:グラド帝国皇帝(ぐらどていこくこうてい)

グラド帝国の皇帝で、リオンの父。今回の動乱を引き起こした張本人である。以前は穏やかで国民にとっても誇りある王であったのだが、数年前に病を煩い、息子のリオンに看取られ亡くなってしまった・・・はずだったのだが、リオンが魔石に引き出された力で蘇った。だがそのあたりから、彼の性格が180度変わった。リオンに操られるがままに、友好国であったルネス王国を侵攻し打ち破ると、その後は各地に軍を派遣し、聖石を破壊させる命令を下した。だが、ルネス王国のエフラム王子に、グラド城の侵攻を許すと、最後はエフラムの繰り出した槍に、なす術もなく敗れてしまう。しかし彼の遺体はエフラムの目の前で、突然砂のように崩れていき、消滅してしまったという。


No40

リオン:18歳:グラド帝国:ネクロマンサー
登場章;最終章など多数 称号:闇を極めしもの(やみをきわめしもの)

グラド帝国の皇子で、ルネス王国のエフラム王子とエイリーク王女の友人。心優しい性格で、常に人々の役にたちたいと思っている。ある日、グラド帝国は近いうちに、天変地異が起こるという予言をみたリオンは、なんとか防ぐ手立てを考えていたのだが、父で皇帝であるヴィガルドが死去すると、激しく動揺してしまう。その後、聖石から魔石を取り出すことに成功するが、自分自身が、魔石に封じこめられていた「古の魔王」フォデスによって、心体ともども乗っ取られてしまった。最後まで懸命に魔王にあがらおうとしたのだが、なすすべなくルネスの侵攻や各地に散らばっている聖石を破壊させてしまう。そして闇の樹海にある神殿でエイリークたちに最後の戦いを挑む。究極の闇魔法である「ナグルファル」で、エイリークたちを苦しめたが、最後はエイリークが持つ「双聖器」の1つ「雷剣ジークリンデ」と、エフラムが持つ「双聖器」の1つ「炎槍ジークムンド」によって敗れた。最後の最後で魔王の支配から逃れたリオンは、エイリークの耳元で自分がエイリークのことが好きだった、と告げる。そしてエイリークとエフラムが見守る中、彼は息をひきとった。


No41

ファード:46歳:ルネス王国:ジェネラル(フリーマップでのクラス)
登場章:序章・フリーマップ 称号:長ける勇王(たけるゆうおう)

ルネス王国の国王で、主人公であるエフラム王子、エイリーク王女の父。誠実な為政者(いせいしゃ)であり、なおかつ剣、槍、斧など、あらゆる武器を使いこなす、武勇に長けた勇者であり、エフラムにとって目標としている人物である。若いころは、豪胆な性格で、親友であるフレリアのヘイデン国王などまわりをハラハラさせていたようだ。フレリアとの関係はもちろん、グラドとの関係も良好だったのだが、突然グラド帝国によるルネス王国侵攻に対応できず、成す術もなく追い詰められていく。そして城に残っていた娘のエイリーク王女を、近衛騎士であるゼトに逃がせと命じ、逃亡したのを確認したあと、ルネス城とともに無念の最期を遂げたという。


No42

イシュメア:40歳:ジャハナ王国:ソードマスター(フリーマップでのクラス)
登場章:エイリーク編14章 称号:白沙の女王(はくさのじょうおう)

ジャハナ王国の女王で、家出をしていたヨシュア王子の母。その美貌から民からは「白沙の女王」の名で称えられている。美貌だけではなく武術も長けていて、特に剣の腕に関しては、息子であるヨシュアや、ほかの剣士たちにもけっしてひけをとっていない。夫が亡くなってからも、ジャハナ王国を治めていたのだが、その美貌故に、グラド帝国にそそのかれた、彼女の近衛剣士であるカーライルに、人質にされてしまう。彼女は懸命に抵抗したのだが、グラド帝国六将の1人「虎目石」のケセルダに切りつけられてしまった。息子の帰りを待ち詫びていたイシュメアは、立派に成長した息子・ヨシュアにジャハナ王国の将来のすべてを託し、息子が見守る中で息を引き取ったという。


No43

ヘイデン:46歳:フレリア王国:フォレストナイト(フリーマップでのクラス)
登場章:2章、8章、フリーマップなど 称号:穏やかな賢王(おだやかなけんおう)

フレリア王国の国王で、ヒーニアス王子とターナ王女の父。知略に優れていることから、民などからは「賢王」と呼ばれ慕われている。しかし知略だけでなく、馬術に長け、剣や弓を使いこなす騎士でもある。ルネス王国のファード王とは親友で、家族ぐるみのつきあいでもある。ルネス王国が侵攻され、ファード王の死が伝えられると、親友の仇討ちとばかりに、エイリーク王女やエフラム王子に協力を惜しまなかった。忠臣であるモルダや重騎士ギリアム、天馬騎士ヴァネッサをエイリークたちの旅に同行させたり、後の会談などでは、すぐに聖石の破壊の危機を知らせるために、同盟国であるカルチノやジャハナに、息子のヒーニアス王子やエイリーク王女たちを同行させるなど、対応も素早かった。動乱終結後は、荒れ果てたルネス王国の復興に協力するなど、賢王ぶりを発揮させると、後に息子のヒーニアス王子に、王位を譲ったという。



「マギ・ヴァル人物図鑑編」はここで完結となります!!(研究所所長フィン)


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