「これは絶対オススメ!」と主催者が絶賛していたので、ほんまかいな?と思って軽い気持ちで観にいった。そしたら…。
天野天街の名前は知ってたけど、こういう芝居をする人だったとは。私もまだチェックが甘い。今回の
「くだんの件」は10年前の作品で、横浜初公演。横浜舞台芸術活動活性化実行委員会の人たちの熱意がようやく実を結び、今回の公演が実現したとか。
昭和色濃いレトロで不気味な舞台装置。登場人物は男性2人だけ。この2人が最初から最後までシュールな台詞を吐きながら、夢と現をさまよってひたすらにねじれた時間軸をぐりぐり廻すので、観ている側もいつのまにかそのねじれに巻き込まれて不思議空間にはまってしまう。大入り満員のため、舞台から10センチくらいの最前列座布団席に座っていた私。ねじれの強度は最高位席だったかも。洗練された不条理劇とはまた違った趣で、強烈な泥臭さを撒き散らす感じのシュール劇。こんな風に書かれても、読んでる人はちっともわけがわらかないでしょう(笑) とにかく、実物を観てください、としか言いようがないかも。そういう芝居です。
終演後、チラシを見て「うわぁぁぁぁぁ~!!」と叫んでしまいました。だって、この人、しりあがり寿の「弥次さん、喜多さん」を芝居化してたなんて!!!!しりあがり寿といえば、私の大好きな漫画家で、しかも「弥次さん 喜多さん」はその中でも大大大好きな漫画で(傑作!)、それが天野さんによって芝居化されてたのに知らなかったなんて、うかつすぎるぞ、自分(怒)!
というわけで、「弥次さん 喜多さん」の次回公演には絶対行くことにしました。3月10日~13日まで、場所は大阪です。大阪くらいなら日帰りで行けます。伊藤若沖展のときだって京都まで日帰りしましたから軽いもんですね。明日予約しなきゃ⇒気合!
「くだんの件」は2月1日まで相鉄本多劇場でやってます。この機会に是非お見逃しなく。ただし、万人向けする芝居ではないかもしれません。