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カテゴリ:経済
先日、目立たない1段10行ほどの新聞記事に目がいった。日本郵政が11日、前 ◎前社長の斎藤次郎、日本郵政から完全引退 09年、バラマキスト民主党が政権を簒奪した後、当時の同党幹事長だった汚沢は 政権に就いたばかりのバラマキスト民主党にとって、小泉郵政改革以来の日本郵政 ◎斎藤残留の目はなくなった総選挙の自民大勝 だから昨年12月の解散・総選挙でバラマキスト民主党が大敗し、仇敵視されてい これを、自民党が問題視していた。斎藤としては、同社取締役も退任しないことに 日本郵政社長に就いた斎藤の人事が政治人事だったから、政治の圧力で身を引く羽 ◎日本郵政の民営化株、売れるのか さて、その日本郵政である。過日、復元なった東京駅赤レンガ駅舎を見物がてら、 日本郵政の強みは、かつての郵政省時代から、都市部にたくさんの広い土地を持っ だから、現在は100%政府保有の日本郵政の株を売却すれば、莫大な税外収入が とんだ取らぬ狸の皮算用となろう。 日本郵政の株式が高く売れるかどうか、これまで政府が行ってきた公営企業体の民 ◎大成功したJR3社とJT まず国鉄の分割・民営化である。これは、大成功だった。 JR3社は株式上場も果たし、政府持ち株も完全に売り切った。今も、高い価格が 専売公社を民営化したJT(日本たばこ産業)も、大成功の口だろう。民営化後、 対して、NTTの場合は、成功と言い難い。かつてグローバル展開しようとしたが ◎経営力に甘さが残るNTT、未来は明るくはない さらに悪いことに、将来は光社会だとばかり、累計で3兆円近くも資金を投じて光 さらに成長性も十分ではない。海外展開は、全く不十分だし、周知のように子会社 だから株価も、JR3社はもとよりJT(株式分割を行っており、実際は現行価格 JR3社とJTの成功組みとNTTの非成功組みを分ける大きな違いは、政府が株 JR3社は政府の保有株はすべて売り切られ、ゼロである。JTは政府保有の半数 対してNTTは、民間への相次ぐ株式放出とNTT自身の買入消却などを行ってい ◎生き延びるには金融事業の分割・民営化が不可欠 その観点で日本郵政を見ると、改悪郵政民営化法で本体は3分の1超保有が、新た となると、皮算用どおりに高値で売れるわけはない。 そう考えるなら、小泉郵政改革で盛られていたように、日本郵政の全株放出=完全 電子メールと民間宅配便の普及で、郵便事業の将来性は、もはやない。生き延びる 小泉郵政改革時に一時は浮上し、見送りになった金融事業の分割・完全民営化しか 昨年の今日の日記:「政治犯の大量釈放で「ミャンマーの春」さらに前進、しかしタ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.01.16 06:35:58
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