カテゴリ:9月の誕生花
夏から秋にかけて、根ぎわや茎からたくさん出て垂れた細い葉の間から、まっすぐ立てた茎先に大きい花穂をつけ、風に吹かれて受粉すると白い毛が生えたタネで穂が白くなります。 9月29日の誕生花は、十五夜に欠かせない秋の七草のひとつ、オバナ(尾花)。 花の名は、穂を動物の尾に見立てて名づけられました。 オバナはススキの穂のことで、十五夜にお団子と一緒にお供えに飾られたススキを家の軒に吊るしておくと、一年間病気をしないそうです。 花言葉「なびく心」は、日当たりのよい山野などに一面に広がるオバナがいっせいに秋風に穂をなびかせる風情のある姿からつけられたのでしょう。 花言葉「悔いなき青春」は、穂が白い毛の生えたタネで白く太くなり、満足感にあふれた趣のある姿からきているのでしょう。 枯れ尾花になると、現役を退いたということから、花言葉「隠退」になるのでしょうか。
日没が早く夜道を恐いと思いながら枯れ尾花の近くを通るとき、ことわざの「幽霊の正体見たり枯れ尾花」どおり、風になびく白く枯れた穂が恐ろしい幽霊に見えそうです。 暖地では早く芽が出て葉が伸びすぎるので、梅雨頃にコンパクトに切り戻すと、ほどよい草丈で穂が上がるそうです。 秋の七草はハギ(萩)、キキョウ(桔梗)、クズ(葛)、フジバカマ(藤袴)、オミナエシ(女郎花)、オバナ(尾花)、ナデシコ(撫子)です。 イネ科ススキ属、耐寒性多年草、原産地:日本、中国、朝鮮半島 ススキの花言葉:勢力、生命力、活力、心が通じる、隠退、なびく心、悔いなき青春。 ススキの誕生花:9月7日、9月15日、9月29日、10月16日、10月22日 流通時期:ポット苗を晩夏~秋に見かけます お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.09.29 10:31:02
コメント(0) | コメントを書く
[9月の誕生花] カテゴリの最新記事
|
|