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山への情熱 音楽への愛

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2008年08月24日
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カテゴリ:クライミング

山野井泰史さんと夫人の妙子さんがグリーンランドルミネ島の大岩壁「オルカ」に挑むDVDを見た。先日小川山合宿でご一緒してお世話になったYさんがわざわざダビングして送って下さったものである。

オルカを登る山野井夫妻.jpg オルカ頂上稜線.jpg

 オルカを登攀中の二人

      オルカ.jpg オルカ

泰史さんについては講演会に行って実際にお会いしたし、「凍」「垂直の記憶」などで知っていて、最も関心のある登山家だった。しかし彼以上に私が関心を寄せていたのは、その著書に登場する妙子さんについてである。


自分自身もクライマーとして一流で、これまで困難なルートに挑み記録も残している妙子さんは山野井泰史という稀有なクライマーと結婚する。また、ギャチュンカンなどの登攀で手足の指を殆ど凍傷で失ってしまった。

泰史という個性的で山のことしか頭にないクライマーと日々生活し、家事全般をきりもりしてなおかつ自分もクライマーとして活躍し、情熱を傾けている人。

一体どんな女性なんだろう」とその存在が気になり、知りたいと願っていた。

このDVDで初めて妙子さんの姿を映像として見ることができた。

一言でいえば何という素晴らしい人!としか表現のしようがない。同姓として尊敬できる。
指だけでなく鼻も凍傷でダメージを受け、ノーメイクで何の飾りもない姿は外見だけを見るとどこにでもいる50代のおばさんに見える。

でも山にいる時はまるで少女のように無心で輝いている。もの静かででしゃばらないのに確固とした存在感が感じられ、精神的強靭さがにじみ出る。しっかりと大地に足を据え、自分にとって何が最も大切かということを突き詰めて自然に力まず生きている。
即ち彼女にとっては夫泰史さんとの生活とクライミングが最も大切にすべきもので、その他のことは気にならないのである。

いわく「山にはお金をかけるけど、ほかのことはどうでもいいんです」

 山野井妙子.jpg 山野井やすし.jpg

                  最強の夫婦~ 妙子と泰史~

「最強の夫婦」という表現があったがまさに最強のカップルである。自分の生き方から余分なものを削っていくとこのような結びつきと生き方が可能になるのだろう。


それにしても驚異的な結びつきと思うのは私だけだろうか。これこそ神が引き合わせた究極の結びつきのように思えた。






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Last updated  2008年08月24日 12時45分54秒
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