テーマ:F1ニュース・レース(2362)
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今回のレースもBARホンダの佐藤琢磨とジェンソン・バトン抜きで開催のF-1モナコGPはライコネン(マクラーレン・メルセデス)がポールポジションをGETして、2位にアロンソ(ルノー)の後の2列目ははウェーバー(ウィリアムズ・BMW)とフィジケラ(ルノー)でトヨタのトゥルーリはようやく5位スタートだがもう1人のR・シューマッハは最後位のモントーヤ(マクラーレン・メルセデス)の1つ前の17位からのスタート順であった。
スタートからライコネンはトップを快調に走りファステストラップで早くも独走態勢に入っていた。前回のスペインGPで優勝してチームのマクラーレン自体も復活の兆しが見えて来たかの勢いである。順調に2位以下を引き離していたが狭い市街地道路を使用するモナコGPだけに魔物は付き物であった。 スタートから24周目にミラボーのカーブでアルバース(ミナルディコスワース)がスピンしてコースを塞いでしまい、後から来たクルサード(レッドブル)の後部とM・シューマッハ(フェラーリ)の前部が接触してM・シューマッハのフロントウィングが欠落、その後ピットに入ったクルサードは無念のリタイヤとなった。この影響でイエローフラッグが振られてセーフティーカーの先導による追い越し禁止の周回となって、この間に緊急ピットインするマシンが多い中依然とライコネンはそのまま走り続けた。 マクラーレン陣営は1ストップを選択してトップを行くライコネンは42周目で、スタート時は最後尾だったモントーヤは47周目迄引っ張ってのピットインと、スタート時から燃料をかなり積んでいながらここまで走れたのはエンジンが良くなったとみてもいいかも知れない。 50周を越えてからは2位のアロンソをウェーバーとハイドフェルドのウィリアム・BMW勢がピタッと着いてプレッシャーを掛け続けてアロンソは苦しい走りになっていたが、先にピットインしたハイドフェルドと後からピットインしたウェーバーの順位がここで入れ替わってしまった。ピットストップの微妙な差がこういう同じチーム内でも逆転劇を生む事にもなる。 ライコネンがトップを独走して引き離された後続の入賞争いでは終盤になって数珠繋ぎの様な熾烈な順位争いになって、まさにテイル・トゥ・ノーズという具合の接近戦になっていた。残り14周のトンネルを前にしてペースが伸びないフィジケラがカーブでふらついた隙を突かれ後続のマシンに次々と抜かれて行ったが、トンネルを抜けたシケインでトゥルーリが縁石に乗り上げてペースを乱したのをすかさずモントーヤが抜いて行った。 表彰台を巡っての争いも残り7周でまずハイドフェルドがアロンソをトンネルを出た直後に抜くと残り4周で今度はウェーバーがトンネルを抜けた後のシケインで抜き去り、ウィリアムズ・BMW勢がこの時点で揃ってチームとして初めての表彰台を手中にした。 トップのライコネンに続いて2位・3位のウィリアムズ・BMW勢がゴールした後、4位以下は5台が数珠繋ぎで続いて弟ラルフを一瞬抜いたかと思った兄ミハエルだったが、タイヤをぶつけたという事で追い抜きは認められずに7位止まりだった。2位以下での終盤の順位争いに見所タップリのレース結果であった。 「ライコネンは調子ええなぁ、これでマクラーレンもいよいよ復活やな。チームのポイント争いもこれで2位やし、ウィリアムズが4位に上がって来よったから益々混戦で面白なって来たで。」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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