テーマ:闘病日記(4009)
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入院して3日目の朝になって目が覚めると窓際のベッドに寝ていたのに気付いた。前日の午後に救急病等の応急処置後の1人部屋から上層階の一般病棟の病室に移動した訳であるが、まだ起き上がれないのと眠気もあって自分が4人部屋の病室内でどの位置に居るのか分からないまま寝付いていたので、窓から僅かに外の景色が見えて「あの鉄塔は何やろ?サンテレビの鉄塔みたいやけどちょっと違うな。向うに見えるのは神戸の山並みや、こういう具合で景色を見るとはなぁ。」と、いった風に窓の外に見えた景色でやっと部屋の北側に居るのが分かった。
ずっと病院の中に居たのでちょっとは気分転換になったみたいであるけど、入院したての生活は介護付きの状態で常に早く回復せねばという焦る思いがあった。表現し辛いが用足しはベッドの上で用具を入れて済ましたり鼻には酸素吸入のチューブが入っていて右手の甲には水分補給の為の点滴の針が刺さっている。夜9時の消灯の後には夜中に看護師が来て寝返りさせられたり、朝6時の起床時間の前後には酸素・体温・血圧等の健康チェックやそれより早い朝5時頃にいきなり血液検査で採血されたりとか、自分の意思とは無関係な処置もあってもっとゆったりと寝ていたいのにと思う事もしばしばであった。 後で窓から見えた鉄塔はNTTの物と分かって疑問は解消されて、夜には一瞬ではあったが窓越しに神戸の夜景が見えたので、今度は病室からでは無く違う場所からゆったりと海からも山の上からも景色を見渡せればと思った。 「何か久々に外の明るい景色を見たらちょっとは落ち着いたみたいやな、とにかく早う回復して退院出来る様になりたいで。」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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