今回は正臣君の回でした。
「羊頭狗肉(ようとうくにく)」
「羊頭を掲げて狗肉を売る」の略。
《「無門関」六則から》羊の頭を看板に出し、実際には犬の肉を売る。外見と内容が違うこと、見せかけが立派でも実質がそれに伴わないことのたとえ。
(出典:大辞泉)
サブタイトルは その回の内容を表してるわけですけど、ストーリー的に表してる時と、
その回のナレーションを担当してる人のことを表しているときとあるみたいですね。
今回は・・・だから 正臣くんのことかな。
彼は、見せかけと中身が違うって ことかな??彼に限らずってとこなんでしょうけど。
一応、彼が 今回ナレーションだということなので 彼が一番その傾向にあるってことで。
今回は 新しいキャラが出てきましたね。というか 前からいたか・・・?
チャットルームを荒らしにきた 罪歌。それに 切り裂き魔。
杏里の友人で誠二のストーカーをしていたという 張間 美香。
でも、誠二と一緒にいた女は顔が違う・・・
顔が違う・・・整形? とすると 新羅? 何のために?? 逃避行とは??
視点が一人に定まらなくて、いろんな視点から話が進んでいくことで
池袋という街の雑多さを表そうとしているのでしょうね。
それぞれがバラバラのようで 繋がっているって 正臣くんも言ってたし。。
話としては 凄い展開!ってこともなく、ナレーションのまもちゃんの声を楽しみましょうv
ってことでいいのかな??
正臣くんも 以前 カラーギャングであり、向う側の人間だったってことがわかりました。
黄巾族を名乗る者たちに襲われていた時、黄色を身に着けていたにも関わらず、
「あんたら本当に 黄巾族?」って 訊いてたってことは
本当の黄巾族を知っているか、自分がそうであったか かなと思うのですけど。。
病院にいた女の子・沙樹は 随分と親しい関係だったようですね。
でも、臨也とも繋がりがあるようです。。
正臣も臨也を知っているようだし、この二人の間には 何があったんでしょうね。
門田たちにダラーズのことを訊こうとしていたということは、ダラーズの情報は
正臣くんは 本当に持っていないようですね。
現在の彼は とっても明るくて、軽くて、世話焼きさんv って感じですが
タイトルにあったように 以前は違う感じだったんでしょうね。
そうそう、今回は 杏里が 友人である美香の引き立て役だと自分の位置を理解してて
でも 自分もそれが楽で依存していたんだけど、今はいなくなっても平気になってきた
そして、クラス委員になれば 彼女を追い越せると思った、
それをずるいですよねって話してきてことに対し
帝人が それを人にいうことで 誰かに許しを得ようとしていることがずるいって。
美香を必要としなくなってことに対し 罪悪感を持ったり
許しを得ようとするようなことではなく むしろ、そうやって自分が変わろうとしたことを
胸を張って堂々としていたらいいと。
そう はっきりと言ったことが なかなか するどく 帝人はボケっとしている子ではない
んだなと思いました。
この作品は 人の内面をいろんな角度で切ってきますね。
その切り口が好きかも。。
人の心の闇をさりげなく 当たり前に晒し そして 当たり前のように吸収していくんだ。。
正臣くんはそんな人の闇の部分に 帝人が引きづり込まれないようにって
心配してるようですが
闇のない人間はいないからね。多かれ少なかれ 闇はある。。
むしろ、自分には闇が無いと思っている人ほど 闇が深いのではと思ってみたり。。
なっかなか 話が進みませんが、ゆっくり丁寧に描いてくれているようです。
これ2クールとかじゃなくて、ジャンプのアニメものみたいに 長~~~いスパンで
見てみたいなぁ。。
きっと2クールだと掴みくらいで終わりだな。。
後は原作が補完してね ってことかな。。