アニメ見て面白かったんで ちょっとレンタルしてみたんですが
こちらも思いの外惹き込まれてしまいまして、一気に7巻読んでしまいましたv
最近読んだコミックの中では 「WORKING!!」なんか面白かったかなって思うのですが
私の場合は、面白いだけではなく、この男欲しいと思ったら購入ってことになってます。
「WORKING!!」は まぁレンタルで読んでいったらいいかなぁ~って感じだったんですが
「さらい屋五葉」の方は 読み終わって 「欲しい」と思いました。
この場合、やっぱりイチがいいわけですけど、それだけがポイントではなくて
作品の雰囲気が凄く気に入りました!
私やっぱり あんまり少女マンガっぽいのは好みじゃないんで 夢夢してるのより
色っぽい話というか、艶っぽい話が好きです (/∀\*)
モロ出し仁王立ちみたいな感じじゃなくて、もうちょっと奥ゆかしい色気ですね。
色香といいましょうか、どぉだ 観てみろ的な ものではなくて
上目遣いの視線であったり、首筋や鎖骨、うなじのラインであったり、指先であったり
ま、そんなところに感じるような 奥ゆかしいエロさですね。
なんのことか わかりませんねwwwww
別にこの作品には 特にそんなものはないんですけど、私が勝手に感じ取ってるだけで。。
はっきり言って 絵も美麗とはいえませんし。。
何が言いたいのかといいますと、とにかく「作品の持つ雰囲気に惹かれました」
ということです。
原作はアニメよりも時間軸が入り込んでいないので さらりと読み進めることが出来ますが
やはり、声と演出がついたアニメは それはそれで素晴らしい!!
さらりと過ぎるシーンまでもが アニメだと 見せ場になってたりしますのでv
ええ、もちろん、イチこと たかぴろのセリフのとこです
彼は イチのような役をやらせたら ホントいいですわ。。
「裏僕」のルカより ずっと合ってる気がします。
ルカは 誰が演ってもそれなりに様になると思うのですよ。だって、元がほら 美しいし
美味しい役どころだから。
プロの声優さんなら きっと誰もが素敵にこなしてしまうだろうと。
でも、イチのような役は 誰でもってわけにはいかないのですよね~~
ちょいと浮世離れしたというか 達観してると言うか 世間様とは距離を置いていると言うか
過去があって、裏があって、そして 元は出がよくて、それなのにやくざもので。。
役者並みにいい男で 粋で 艶っぽくて・・・ って なかなか難しい。
もしかしたら 「黒執事II」のクロードよりも イチの方がたかぴろには いいかもしれない。。
クロードも ほら みなさん、これで腰砕けてくださいね♪ 的な 煽りのセリフで来ると
思うんですよ。
でも、そうじゃなくて それもいいだけど もっと抑えて秘めたところに醸し出される色気
ってのが 私は 好きだなぁっと (/ω\*)
って、全然原作の感想になってませんので そろそろ書きます。。
ネタばれになりますので ご注意くださいませ。。
「本当の絆とは、強さとは、優しさとはーーーー
オノ・ナツメが描きだす、大江戸艶色絵巻!」
って 煽りがあるくらいですので、やっぱり 艶っぽいんですよ~~~
エロとかHなシーンは全くないんですよ、それは感じ取るの。
大人な作品だから。。
イチとおたけの出会いも、やっぱり、おたけは女郎上がりで、イチが
身受してやったことからの縁になるわけですけど、
一夜限りのことだったんですよね。
特に好き合ってとか そんなんじゃなくて、「旨い酒の飲み方を知っている」って
ただ その言葉だけのことで。。
それが まぁ きっかけになって イチはその頃厄介になっていた賊を抜けるわけですが
その後も、桂屋の姐さんとこに居候するときだって 何もなかったのかどうか・・・。
ちょっと色っぽいことを感じさせる場面もありますしねv
年齢的に姐さんとじゃぁ・・・ って こともありますが、いくつになっても女は女。
イチはいい男だから 姐さんだって女として相手することだってありだと思いますよ。
それに Hすることだけが全てじゃないですしね。
もっと 大人な いい緊張感を持った関係??もありかと。
いろんな女をその時その時で抱いてるイチですが 一人の女への執着とかはなくて
もっと人の感情ってものを手放してしまってるような そんな感じなんですよね。
その浮世離れしたところが マサには余裕に見えて、でも 意外にもマサは鋭くて
イチの余裕に憧れながらも、イチの抱える闇に 関わっていってしまうんですよね。
結論から、やっぱりイチが五葉を作った目的は「金」ではありませんでしたね。
自分と同じ境遇になった者の行く末を見届けたかった・・・って
事なんじゃないかなと。。
自分は賊になったけれど、もしかしたら、家へ戻って幸せに暮らせたという道もあったのは
なかったのか??
でも、同じ境遇に置かれた子供は やはり殺されてしまったのですよね。。
では、やはりあの時の自分にはあの選択しかなかったのか??
イチは ずっとそれを抱えていたんじゃないのかな。。
「今を楽しく生きれりゃいい」マサに言った言葉は 実は自分への戒めだったのかも。。
姐さんはイチの心の内を素性とかは知らなくても感づいいたようですね。
姐さんも、おたけも いい女達です。
愛されてますイチ。。
マサともうひとり、イチと生き方が似ている銀太を五葉に引き入れたことで、
イチだけでなく、五葉の人間が変わり始め、それまで仲間とは言え、必要以上のことは
決して関わらなかった者達の距離が近づき始めて・・・。
でも、それは 同時にイチが逃げてきた過去の柵へと繋いでしまう・・・。
実は 親切そうに見えた八木は江戸の治安を守る与力で、昔、弥一と言う名の親友を
失くしており、その弥一こそが 今は弥一と名乗っているイチ(誠之進)のただ一人の味方だったあの使用人のこと・・・。
だから、八木はイチの素性を知っているし、イチも八木に見覚えがある。
この二人の緊張関係と イチの過去の心の傷、そして 女子供も皆殺しにしていた賊時代、
裏切ったことにより賊から追われる身となっている現在、それらが 一気にイチに
襲いかかってくるんですよね。。
イチは自ら裏切ったって言ってるけど、本当はそうではなかったぽいですね。
一味のお金には手を出したけど、情報をお上に流したわけではない・・・。
五葉を解散させ、それまで 余裕で遊び人風だったイチが追い込まれていく。。
その時に、イチの前に出て、イチを守るのがマサなんですよね。
イチは何度も何度も人を殺してきた人間と知るマサなんだけど、軽蔑すると言いつつも
イチを助けるために初めて人を殺める。。
マサの腹が据わった瞬間といいましょうか、なんか ゾクゾクしましたね(p≧∀≦q)〃
それまで、いつもイチの影に隠れてビクついていたようなマサが イチを庇い刀を振る。。
お互いに自分の素性ついては語らなかった二人が それぞれ自分のことをぽつぽつと
語り始めるのも 絆が繋がってきたってことですね。
7巻ラストは 八木に弥一の墓を知らされていたマサがイチをそこへ連れていき
イチが墓前で泣き崩れる・・・。
8巻は秋に発売だそうですが それまでには 私、全巻手に入れてることと思われます。。
BOOK ○OFで。。
いやぁ~~原作読んだことで ますます この作品が好きになりました!!
アニメは 1クールなのかなぁ・・・。
どこまでやるんだろう。。
アニメでは 結構 時間軸を入れ替えて話を繋げているんで、8巻あたり、マサが腹を括って
その後、・・・ まで やってくれたら ひとまとまりのいい作品になると思うのですけどねv
なんとか そこまでお願いしたいものです!!
もやしもんの実写版はいらないからぁ~~~