鳥の「キジ(雉)」 食べたこと、ある?
【そば切り 源四郎】 千葉県松戸市二十世紀が丘戸山町52-2
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松戸市近辺のそば屋を調べていたら見つかった。東京の神保町から移転してるんだね。
ご主人の実家が山形県のおそば屋さんなんだね。
なんか聞いたことがある店名だな、と思ったら、以前、山形に行った時に入手した「大石田そば街道」のリーフレットに載っている。
次年子という集落にある店だ。
入店してカウンター席に着く。
注文して待つ間、ふと、目を壁に向けると実家の説明文。
ということで、こちらは
山形県の『板そば』が食べられる店。【特集:郷土料理のそば】の第10回のPart5ということでいただこう。
「
板そばとは、山形県内陸部で広く食べられるそばのひとつ。
昔大きな長い板や木箱にそばを盛り付け、農作等の共同作業や集会後に振舞ったのが由来とされている。
ざるではなく木で作られた長方形の浅い箱状の器に薄く均一に盛られる。
蒸籠に盛られるより水分の吸収が蕎麦に適している。
通常は盛り蕎麦の3~5人前の量であるが、そば好きであれば、軽く平らげることができる。」
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
お品書き。
珍しいのがキジ(雉)の肉を使ったそば。
長野県の飯田・伊那地方の郷土料理として有名(?)だそうで、具に雉肉を用い、雉肉でだしをとったつゆで食べるそば。祭りや祝いの席に作られてきた料理。
ほかに佐渡・出雲・盛岡などでも同様に食べられるようだ。こちらの実家の大石田地区の名物というわけではなく、店独自のもののようだ。
温そばの『きじそば』よりも、きじ汁に浸けていただく つけそばスタイルのほうが山形らしいのでそれでいただくことにした。
先に小鉢が出る。
さあ、来たよ。ランチメニューは日替りごはん(今日は鮭ワカメごはん)付き。
そばは細・中・太の3種から選べ、太麺にした。山形のそばっていったら、やはり太いほうがふさわしいよね。もぐもぐ、美味しいね。温かい雉汁も雉のだしが効いていいね。
普通の、というか、江戸そば用つゆも提供してくれるのも嬉しい。
雉肉は少し獣肉っぽい野趣あるもの。肉自体よりも、だしとして重宝されるのかな。
美味しくいただいた。ごちそうさまでした~
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※ 2023年3月15日閉店 情報源