「そば専ブログ」なのに「焼肉・平壌冷麺」って何よ
そう、このブログに登場するからには、そば粉を使っている。
【特集:郷土料理のそば】の第35回目として、浅草橋にある韓国・朝鮮料理の店でいただくのが
北朝鮮の『平壌冷麺』。
【sunmoon浅草橋店】 台東区柳橋1-12-8
ぐるなび
路麺愛好家のみなさんならわかるだろうが、浅草橋駅近くで火事で閉店した【更科】があった場所のすぐ南側にある。
この店の前が【KORYO浅草橋本店】という平壌冷麺の名店だったことを
ALL aboutの記事で知ったのだが、食べに行こうと思った2011年にはオーナーチェンジで現在の店に変わっていたのでとりやめていた。
まあ、でも、それなりに味が引き継がれているようなので今回いただいてみることにした。
今日はランチ用の『冷麺セット』をいただくことにする。
店頭にポップがあるのだが、おいおい、5割そばかよ! 普段食べている立ち食いそばよりも、そば粉含有率が高いじゃないかw
同じALL Aboutの案内人のふたつの記事(
記事1&
記事2)を参照させていただくと:
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冷麺は、もともと現在の北朝鮮にある地域が発祥といわれており、「
平壌冷麺(ピョンヤンネンミョン)」と「
咸興冷麺」の2種類に分けられます。
「平壌冷麺(ピョンヤンネンミョン)」は、平壌地方の郷土料理で、いわゆる水冷麺(ムルネンミョン)がそれにあたります。お店によって、牛肉ダシだったり、トンチミ(水キムチ)ダシだったり、とスープの味は全く違いますが、
麺は主にそば粉を使用したものが多いのが特徴です。
「咸興冷麺」は 、 咸興(ハムン)地方でよく食べられていたもので、基本的に辛いソースに麺を絡めて食べるスタイル。ビビン冷麺(ビビンネンミョン)とも言われ、エイなどの刺身や肉などをのせたものなどがあります。
麺はジャガイモやサツマイモなどの澱粉で作り上げたものが多く、びよんと伸びる弾力あるものが多いのが特徴です。
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階段を上がって2階の店舗に入店。
席に着いてメニューを見る。焼肉が食べたい本音をぐっと抑えるw
そうよ、そうよ。今日の目当ては「平壌冷麺」なのよ。
ズームアップ。辛さに強いので「
特辛」
でいってみよう♪
しばし待ってやってきたよ
品数もあって見た目Good
「
特辛」にしたが、麺の上にある唐辛子ダレに直接触れるとわりと辛いが辛いのはそこだけ。最初はかき混ぜずに、麺と透明感のあるスープを味わう。スープが好みのいい味わい。徐々に唐辛子ダレと具材を混ぜていただくと別の美味しさを味わえる。
麺は手打ちと書かれているが、例の押し出し式製麺機を使っており、その前段階の麺玉作成の手こね作業を手打ちと称しているようだ。そば粉の存在はよくわからない感じかな。細麺でもっちり感があって、噛み切れないということもなく、路麺で多数経験している押し出し式製麺のそばとも感触が違うね。全体的にまずまずの美味しさ。
食べ終える頃に舌先がヒリヒリしたけど無事に完食。 ごちそうさまでした~
ちなみに、「盛岡冷麺」は基本的にそば粉を使わないので当ブログの対象外であるが、未食の「別府冷麺」はそば粉を使っているので、いずれ当ブログに登場することになる。
【関連ブログ:そば粉入り冷麺】
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2010年5月30日: ぴょんぴょん舎 GINZA UNAで『そば冷麺、盛岡冷麺』
※ 【特集:郷土料理のそば】の一覧ページはこちら。
※ そばを含む異種麺混合料理の一覧ページはこちら。
まだ編集途中ではあるが、韓国・北朝鮮のそば料理のまとめページはこちら。
※ 2018年6月4日追記:
日本で初めて「平壌冷麺」を出したのは神戸・長田の【元祖 平壌冷麺屋 本店】
(1939年創業)とのこと。
※ 2018年9月27日追記(チラ裏):
2018年9月18日~20日の韓国・北朝鮮の南北会談で、文大統領と金総書記が19日
の昼食会で冷麺を食べたのは平壌の【玉流館】の冷麺食堂。