【特集:郷土料理のそば】の第36回目として、山形県のかみのやま温泉の手打ちそば屋でいただくのが
山形県の『紅花切り』
『
蕎麦春秋 Vol.38 2016年08月号』の”特集 日本縦断「ご当地そば」の旅”という企画で、青森の『
津軽そば』・秋田の『道城そば』・岩手の『わんこそば』・山形の『
紅花切り』・福島の『断ちそば』・茨木の『
けんちんそば』・長野の『戸隠そば』と『富倉そば』・新潟の『へぎそば』・福井の『越前おろしそば』・京都の『
にしんそば』・兵庫の『
皿そば』・島根の『出雲そば』・徳島の『祖谷そば』・対馬の『対州そば』・鹿児島の『
薩摩そば』が挙げられ、黒字が店舗に訪問して記事にしている。
山形の『紅花切り(べにばなぎり)』を提供する店として紹介されている店を訪れた。
【蕎麦処 一休】 山形県上山市鶴脛町2-12-5
ホームページ、
紹介ページ1、
紹介ページ2
かみのやま温泉の国道458号(旧国道13号上山バイパス)沿いにある。評判もよく、かなりの繁盛店のようだ。
そばを打っているご主人が、貞子みたいに飛び出してきそう
そば屋の品っぽくない『山形そばの実入りボロニアソーセージ』なんていうのも一押しみたい。
一番乗りで入店して靴を脱いで座敷に上がる。座敷にテーブル席(4人卓x3、2人卓x2)が設けられている。
お品書き。夏のおすすめは、これも郷土料理である『だし』を使った『だしそば』。私のブログでも【特集:郷土料理のそば】で取り上げているよ。『紅花切り』は赤字で書かれてはいるものの、そんなに強調している風でもない。
そば前も充実しているみたい。今日は酒は飲まないけど。
こだわりもいろいろ。
ソーセージにも熱い思いw
年間を通じて山形県産のそばだけを提供しているそうだ。
しばし待って目当ての『紅花切り』\1,000。
山形の郷土そばとして『板そば』を既に取り上げているが、『紅花切り』が郷土そばであることを初めて知った。『柚子切り』や『けし切り』や『茶そば』とかの変わりそばの一種だもんね。
更科粉に山形特産の最上紅花を打ち込んだ綺麗なそば。
大正時代に創業して現在は閉店している【萬盛庵】が発祥で、『紅花切り』を出す店は数少ないようだ。わりと手間がかかるのと、観光客の注文がほとんどで、地元客は外一で打つ『せいろう』の方を好むらしい。
紅花の赤い色素が星のように入っている。紅花自体は無味で、更科粉も上品な甘みのそばだから、目をつぶって食べたら全然わからないだろうw
美味しいことは美味しいが、地元客ならわしわしと食べる板そばのほうが好むだろうね。
見た目の良さ・珍しさと山形でしか食べられないということで温泉地に来た観光客に非常に人気がある、というのもよくわかる。
ごちそうさまでした~
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