安比高原　ロッジタンデム

気温23℃で涼しい安比高原です。
雨が降ってきて、風もあるので更に涼しい。

過去に何度かご紹介したことのある
もみ殻を燃料としたボイラーが本格的に稼働しています。




夏の間は暖房が必要ないので、
給湯用に燃焼させていました。
約90度のお湯を約４００L沸かすように設定してあります。

何かしらのトラブルでボイラーが停止した場合や、
一度に大量のお湯を使用した場合は従来の灯油ボイラーが稼働しますので、
ハイブリッドシステムになっております。

この夏は、ほぼ満室で1000名以上のお客様が宿泊されましたが、
灯油の使用がほとんどありませんでした。
そして、いつも巡回しているガソリンスタンドが一度も給油することなく
9月に入りました。当然灯油代の請求書は届きません。


ボイラー本体です。シルバーのダクトはサイクロンで煤を下に落とすためにつけました。
青いパイプがロッジ内部の給湯パイプと床暖房の循環パイプに直結されています。


ファンの追加で着火も確実になり、サイクロンの集煤効果がUPしました。


もみがらタンクから本体への供給はスクリューコイルで行います。
もう1本見えているのはくん炭（燃えかす）排出用のサクションホースです。


投入口のもみ殻がなくなるとセンサーが感知して供給を開始します。
一定時間供給が完了しないと燃料切れとなり、ボイラーは自動停止。


表のパネルは運転スイッチと強制供給スイッチのみ。
パネル内部にサーキットブレーカーがあります。
運転の細かい設定はコントローラーを接続して行いますが、
一度設定したらほとんど変えることはありません。


左から「本体」「もみ殻タンク」「排出くん炭用の1トンバッグ」
展示用にオープンにして説明しやすいようにレイアウトしました。

現在は2日に1回のもみ殻の補充。2週間に1回のくん炭バッグの交換。
サイクロン下に溜まった煤（これもくん炭）は気が付いたときに、
くん炭バッグに入れておく程度です。煙突掃除は時々した方が良いと思います。

既存のボイラーの配管に直結できますので、工事も簡単です。
現在新築のお宅に設置が決定した方もいます。

光熱費の大幅削減が出来ました。
もみ殻の確保とストックが出来る方はオススメです。

興味のある方は、見学OKです。
事前に連絡をいただけると助かります。
アポ無しで、忙しい時間帯や外出時に見学にいらっしゃる方がいますが、
その際は説明等が出来ませんのでご了承くださいませ。