ドイツ出張
昨日は昼から急にドイツのハンブルグに出張となった。 【 ドイツ 】ドイツの国土の大部分は内陸。北海に面したハンブルグはドイツの海の玄関口で地理的、経済的にも重要な都市。ハンブルグのサッカークラブ、HSVにはサッカーの日本代表高原選手が去年まで所属していた。 ドイツそして、フランス、スペイン、イタリアの欧州連合中核諸国の街角では...その国の言語以外はなかなか通用し難い。...英語は全く通じない!と言ってもいいかもしれない。 私がまだ紅顔のブ少年だった中学の時...熊みたいなゴッツイ英語の先生に、『英語は世界共通語だから頑張って勉強しろ!!』と、発音が悪いとか...スペルが間違ってるとか...で、さんざん(しばかれ)ながら、やっとかっと覚えたのに...その英語が全然通用しない。 学校の同窓会に熊さんが出てきたら、(しばかれた)分倍にして返そうと思ってるが、それを感じたのか、熊さんは同窓会に出てこない。 こんなんだったら、もっと日本語でも勉強しとくんだった...と悔やんでも、後の祭り... 言葉が通じなくて一番困るのは、道に迷った時。地図を片手に、道行く人に尋ねると、皆親切に教えてくれようとするが、いかんせん...お互いにチンプンカンプンで、何言ってるのか解らない。私の住んでる町からハンブルグまでは、片道500キロほどある。飛行機で行ってもいい距離だが、高速道路が完備されているのと、現地での移動が楽なので毎回車で出掛ける。 以前は運転しながら、地図を片手に、ウロウロしながら、あっち、こっちと心細い思いをしながら運転だったが、最近になってやっと救いの手... GPSが普及してきた...日本では今や標準装備になりつつある『カーナビ』が、やっと欧州でも開発されてきて、私も先月やっと購入した。 オランダのカーナビは、取り外しタイプ。画面はちょっと小さいが、英語表示で、アナウンスも英語でやってくれる優れもの。【カーナビ】これは、地図を見ながらの運転に比較すると,数段の発展。出張ストレスの大部分がGPSで解消されたので、今はゆっくりと夕飯のメニューを考える事が可能になった。もっとも、こっちのGPSは取り外しタイプなので、付けたまま、駐車していると、窓を割られて盗まれてしまう。昨日は仕事が早く終わったので、市内のホテルにチェックインした後ブラブラと歩きながら夕食に出掛けた。 ハンブルグは、国際港湾都市。外国籍船もかなり入港する。その船員用なのか、大都市の宿命なのか、夜の街の部分もかなり発達している。有名なのは『エロス センター』。リッパ バーンという目抜き道りに、赤いネオンをきらめかせてその一角がある。日本で言えば、新宿歌舞伎町一番街。真面目な私は、『エロス センター』 には興味は無いが、その対面にある寿司屋(どこに出張しても、寿司を探す...)に行くため、その筋の道をブラブラと歩いた。場所柄、色々な客引きや、街角ガールが次々に声をかけてくる。それをさらり、さらりとかわして、寿司屋向かって歩いていると、ピンク色に体を塗りたくって、ビキニにショーツだけの、ホットな金髪美女三人に捕獲された。 その筋の女性なら一目でわかるが、この三人はどう見ても...素人.... ニコニコしながら、しきりと私に話しかけ、私の肩や腕を引っ張るが... いかんせん... ドイツ語が理解できない。何を言ってるのか解らない。 君子危うきに近寄らず... でも、据え膳食わぬは... いやいや、そんなうまい話がこの世に転がってるはずは... でも、ちょっと日本人と話がしたいのかも... 色々な思いが走馬灯のように頭を駆け巡ってるうちに、私に興味を失ったのか....三人娘は次の獲物に飛び掛っていた。ちゃんと会話をしてるとこをみると、この男性はドイツ人か....腹は減っていたが、この獲物の行く末を見届けないと...三人の美女プラス獲物の後を...そっと着いていった... 彼女らが路地を曲がり、信号を渡ったろうとしてところで、私の前で信号が赤に変わったので、その先の角を曲がった4人を見失った。 信号が変わるのも、もどかしく走って角を曲がって見ると... ...三人の美女が、その獲物に襲い掛かっていた... ... ... ... ... ... ... ... ... ... 三人の美女は、安全かみそりの街角キャンペーンガール...街角で【素敵な!!】男性を見つけて、その髭を... だった。...寿司屋のカウンターに一人で座って、そろそろドイツ語でも勉強しようかな...と思いながら、ドイツビールをガブ飲みしていたら、『ハーイ ボーイ!! 』(ボーイ??)と、窓越に声を掛けられた。 外はもう暗くて、顔は良く見えなかったが突き出た喉仏と熊のような体系はくっきり見えた。私は寿司もそこそこに、『ノー スピーク! ノー スピーク!』と叫びながら、ホテルに走って帰った。