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 思春期の君たちへ 

 思春期の君たちへ 

7条~11条



『母親の法律』


【第7条】 反対は言わない、逆らわない


・子「ママ、私のことキライ?」

 母「大好きよ~」または「そんなことないよ」(反対)

  (正解:そんな風に見える?)


・子「私なんか、生きててもしょうがないの」

 母「そんなことないよ ママはあなたに生きていて欲しいよ」(反対)

  (正解:そんな風に思っているのね)


・子「女の子はみんなだいたいジャニーズが好きだよね」

 母「そ~お?そんなことないんじゃないかなぁ?」

  (正解:あーら、そうなの?)


・子「これ、甘過ぎる」

 母「えっ?そんなはずないよ」

 子「甘いの!」


母親は「子どもの言ってきたこと」に反対のことを言ってはいけません。

子どもが「そんな風に見た、感じた、思った」のですから、

それを認めてあげるのです。

40歳がムキにならないことです。子どもが素直にならないのです。

素直にすることが一番です。

まず、お母さんから素直になりましょう。



【第8条】 不足・不満は言わない


・「ねぇ、いつまでテレビ観てるの?」


・「学校に行かないのに」(この「のに」は使ってはいけません。


・「パジャマのままダラダラとして・・ゲームばっかりして・・」

 (じゃあこんな子に誰が育てたの?)


・「食べ物の好き嫌いが多く、椅子に体育座りして食べます」

 (そんな子に誰が育てたの?)


・「鼻をかんだら、ティッシュはそこに置きっぱなし・・」

 (そんな子に誰が育てたの?)


これらの「不足・不満語」を多く使われるお母さんは一番厄介です。

こういう子になったのは、子育てで(指示)(命令)(提案)を

多く使ったからです。

つまり、親の権力を笠に着て、子どもの人権を無視し、

しつけと勘違いして子どもを思い通りに動かそうとしてきたからです。

そんなお母さんに育てられた子どもは「素直」ではなく、

先生やお友達が何か言っても、素直になれない子になってしまいます。

自分の子育てがまずく、

「素直でない」「動かない」「反発する」子どもを育てておいて、

不足・不満を言うのはおかしいと思います。

気をつけて頂きたいと思います。

自分の産んだ可愛い子どもに不足・不満ばかり言っていますと、

とても素直な「自立心と協調性」が育まれず、

「わがまま」になって、学校生活や社会生活ができない子になってしまいます。

不足・不満というのは恐ろしいということを自覚して下さい。



【第9条】 子どもには謝らない


・子「お母さん!遅いよ!」

 母「ごめん、ごめん。すぐやるからね」

このように謝るのではなく、

・子「お母さん!遅いよ」

 母「遅かったね」

と認めるのが良いのです。


この場合よく、母親は「○○していたからよ」という言い訳をしますが、

よくありません。


「そんな!謝らないだなんておかしい!」と思われる方ばかりだと思います。

よく、40歳の母親が10歳の子どもに謝っている姿を見かけます。

確かに「相手にとって不都合なこと、何か悪いことをした時には謝る」

ということも大切なことです。

素直に謝れる子も素晴らしいと思います。

しかし、子どもには簡単に謝ってはいけません。

なぜなら、お母さんが謝ったりしますと、

子どもが学校でも何か自分にとって不都合なことがあれば、

みんなが謝ってくれるものと勘違いしてしまいます。

お友達はそう簡単に謝ってくれません。

そうすると不機嫌になったり、友達や学校が嫌になったりして

素直な子にならないのです。

もう一つ、40歳の母親が30歳も年下の子に何か言われて謝るなど

しゃれにもなりません。

すなわち、子ども上位、子ども中心、

子どもを王子様、王女様扱いしているから謝らなくてはならないのです。


学校では誰も王女様扱いなんてしてくれません。

だから戸惑って学校生活が出来ないのです。

何か落ち度があって指摘されたら謝るのがいいと思いがちですが、

そうではないのです。例えば、

 「○○したらダメじゃないの」 などと叱られたときにも、よく、

 「すみません」 と謝りがちですが、

 「あっ、そうか、そうしたらいけないんだ」と言う方が

いいことをわかって下さい。

謝るより間違いを認める方が良いことに気付いて下さい。



【第10条】  子どもはほめない


・子「お母さん。雨降ってきたから洗濯物入れておいたよ」

 母「そう、偉かったね」(正:そう、入れてくれたんだ)


・子「お母さん、今日のテスト100点だったよ」

 母「えっ、100点?!あなた偉いじゃないの~」

 子「うん」(嬉しそう)

 数日後、

 子「今日も100点だったよ」

 母「また?!やっぱりあなたは偉いね~」

 子「うん」(あんまり嬉しそうでもない)

 数日後、

 子「お母さん、また100点だったよ」

 母「いつもすごいね~」

 子「別に、こんなの普通だし・・」(嬉しそうじゃない)


このように評価したり、ほめたりしていますと、

だんだんと年齢が上がり、100点がとれなくなると

途端に親には見せなくなります。


「ほめてはいけない?叱ってはいけない?」

そんなことってないでしょう。

いいことをした時は「ほめてあげて」

悪い時には「きっちりと叱る」ことが必要でしょ?!

学校に行くと、友達はそう簡単にほめてくれません。

子どもが機嫌を損ねます。

それより一番いけないのは、お母さんが

「ほめて・おだてて・なだめて・叱って」になるからです。

子どもは何を信じていいのかわからなくなります。

早く起きたからえらいの?そんなのおかしいと思います。

何か本当に嬉しいことがあれば、

「ほめ言葉」より「○○してくれて、お母さん嬉しいわ」と

心を表現する方がいいのです。

おわかりいただけるでしょうか?



【第11条】 子どもは叱らない


・父親「早く寝ろよ!」

 子 「・・・・」

叱られて「うん、うん」とうなだれている子は

「嵐」の過ぎるのを待っているだけ。

子どもの心は「昨日は機嫌よかったのにな、今日はご機嫌斜めだな」


何か失敗した時、たとえばコップを割った時でも、割れたものは仕方がない。

考えてみれば100円のコップだったり・・

後日同じコップを洗っている時に、

お母さんがウッカリ割ってしまったら、子どもはどう思うのでしょうか。


子どもの成長は失敗の連続です。毎日が新しいことへの挑戦です。

たとえ食事のときにこぼしても「あ~らこぼれたのね」と

サッと拭いたら済むことですし、

言わなければならないことがあったら、次の日にでも

「○○ちゃんね、あんなときに○○したらお母さん困るわ」と

言ってあげる方が効果は大きいのです。

子どもは素直に行動を改めると思います。



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