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テーマ:海外生活(7771)
カテゴリ:ロンドンのネタのタネ
ひょんな事から先週末からの長期休暇を謳歌中。
足の怪我がまだ癒えておらず、時間もたっぷりとあるのでチルアウトがてらにDVDなどたくさん見ようかと思Α 振り返れば今年に入りかなりの数の映画を見ている。 その中でもお勧めは 「Hedwig and the Angry Inch 」(ヘドウィク・アンド・アングリー・インチ)と「Fight club」です。 時間があれば是非観てみて下さい。 さて今年に入り映画は数十本観てる私ではあるが、 「映画鑑賞が趣味です」などと言う気は毛頭無い。 そしてDJのスケジュールを確認しては足繁くclubに通い、毎月CDを10枚程買うため、膨大な量になりつつあるCDを帰国時にどうやって持って帰るのかに頭を悩ませる私でもあるが、「音楽を聞くのが趣味です」などと言う気もない。 映画なんてTVをつければ毎日やってるし、音楽なんて耳を塞がないかぎりどこでも聞こえてくる。 趣味とはそんな「受動的」なモノを言うのでは無い。 私の趣味は今現在は「ビリヤード(プール)」と「クライミング」と「格闘技」の三つである。いろいろ好奇心旺盛なので過去には様々なスポーツ、バイクやプラモデル等いろいろハマった。 それら共通するのは「能動的」である点だ。 修練によって上達が見込め、それがさらなる楽しみへと昇華する事ができるものが「趣味」と言えるのではないだろうか。 イギリス人は多趣味である。 彼らの休日は趣味の為にあると言って良い。公園でフットボールやクリケットに興じる人や、ガーデニングで庭を彩る人、バックヤードビルダーという言葉に代表されるように庭の小屋でDIYをする人。そしていろいろなモノを作るのが好きで、高じて車すらコツコツ組み立てる人もいる。(それがロータスやTVRを作ったのだが) 日本人はどうだろうか? 平日は多忙で、金曜日のアフター5付き合いで飲み。そして次の日は二日酔い。回復の為ただひたすら寝る休日。 妻子持ちなら、家族サービスという名の自己犠牲で子供を遊園地にでもつれていけばましな休日とも言えるだろう。 イギリス人と日本人はたびたび似ていると言われる国民同士ではあるが、私はその決定的な違いに「メリハリの付けかた」があると考える。 日本人は仕事を仕事以外にも持ち込む。例えば居酒屋などで飲んでも仕事の愚痴等。対してイギリス人はpubで飲んでも仕事の話などしない。切り替えが上手いのだ。仕事はオン。自分の時間はオフと言う風に。そしてオフの時間は自分の趣味に注ぎ込む。 別に趣味等無くても人生は過ごせるのだが、「人生の質」を考えた時に人生を豊かにするスパイスとしての趣味は必要ではなかろうか? 仕事がリタイアした60、70になった時に無趣味な人はどう余生を過ごすつもりだろうか? 残り20年TVの番をして人生を終えて行くのだろうか? それではあまりにも寂しすぎる。 ネットや雑誌で人のプロフィールを目にした時こんなモノもある。 趣味:買い物 アホか! 買い物なんぞ嫌でもスーパーに毎日いっとるわ! 趣味:寝る事 「いいね~俺もなんだよ。趣味合うね~今度一緒に寝ようよ~」とかわいい子相手なら言ってみたくもなるが、却下。 イマイチのめり込む趣味が見つけられない人もいるだろう。しかしこれではあまりにも生活に張り合いが無いのではなかろうか。良い趣味を見つけるコツは何でも「やってみる」事にあると思う。自分に合わなければ投げ出しても構わないのである。所詮趣味は趣味。そのぐらいの軽い気持ちで何でもトライしてみれば自ずと自分にあった趣味が見つかるのではなかろうか。 人生は一度きり。おもしろおかしく生きた方がいいじゃないか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 24, 2005 08:35:31 AM
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