「ごぶさたしてます」拓郎4カ月ぶり肉声プレイバック
「ごぶさたしてます」拓郎4カ月ぶり肉声プレイバック2月25日17時1分配信 夕刊フジ ハリのある声で復活をアピールした拓郎 24日放送の「吉田拓郎のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)で、4カ月ぶりに肉声を聞かせたフォーク界の大御所、吉田拓郎(61)。元気な声で、今年夏にステージ復帰する計画や、音楽仲間との友情秘話、封印された青春時代の音楽遍歴も披露し、ファンを喜ばせた。聴けなかったお父さんのためにプレイバック!! 「エー、吉田拓郎です。ごぶさたしてます」 24日午後3時。時報とおなじみのジングル「♪ビバ、ヤング、パヤパヤ」が流れた後、拓郎の復帰第1声が響いた。 関係者によると、拓郎は収録日の23日午後、東京・有楽町のニッポン放送にワゴン車で到着。サングラスにジャンパー姿で後部席から颯爽と現れ、出迎えた関係者に「ウオー、イエーイ」と上機嫌に応じた。 顔色もよく、祝福に駆けつけた旧友の同局・亀渕昭信相談役(65)と握手し、抱擁。生ギターを携えてスタジオ入りし、マイクへ向かった。 収録冒頭、拓郎は療養中に「一番うれしかったこと」として、後輩・桑田佳祐(51)が復帰を願ってギターのテレキャスターを贈ってくれたエピソードを披露。感謝をこめ、桑田を「父親のような男」と絶賛した。 さらに、ツアー中の昨年10月にぜんそく性気管支炎と胸膜炎と診断される以前から、加齢による体調異変を感じていたことを告白。「このままツアーやるとひっくり返る。ファンより自分が大事、と決心した」と冗談ぽく、療養に入った当時の心境を明かした。 番組の楽曲は、学生時代に故郷・広島などで録音し、本人も「二十数回の引っ越しに、よく耐え抜いた」と感心する貴重な秘蔵音源を中心に構成。拓郎が「フォークの貴公子」としてブレークする前、R&Bなど洋楽カバーに明け暮れていたことを示すファン垂涎の資料が次々と披露された。 高校時代の名曲「ハウンド・ドッグ」の荒削りなカバー演奏を聞き返すと「後ろで叫んでるのは誰でしょう? 会いたいな。広島に帰りたくなりました」。 自作曲「兄ちゃんが赤くなった」の自宅録音テープの初々しい歌声には「おれが赤くなるよ!」と照れ笑い。ノってきて、お気に入りのフレーズを自ら弾き語る場面もしばしばあった。 さらに、今年夏には、大学時代のバンド「ダウンタウンズ」を広島で再々結成することを発表。東京でも「60年代のR&B中心に洋楽ポップスを扱ったカバーバンドのライブをやる」と宣言した。 「健康に気をつけてください。ふだんから注意して歩くように」とリスナーへのメッセージを告げて、2時間半に及ぶ収録は終了。 スタジオでは「駆けつけた歴代ディレクターに『おー、元気か』とうれしそうに声をかけて、同窓会ムードだった」(担当者)という拓郎は収録が終わると「飲みに行くぞ!」と関係者を誘い、元気よく出ていったという。ああ、よかったよ、