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June 6, 2010
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地元商店街の研修用教科書に絶版の本を探して会員に配布したことがある。
写真が多く著者が4年かけて訴えていることが伝わる。職住一致の姿こそ地域に溶け込んだ商店街の姿であり目指すは、タウンリゾートとしている。

商店街が地域に融合したみせからその機能を奪われたのはロードサイドストアであった。いま町家としての昔の風景を見直すやり方、第三セクターで空き店舗を営業するやり方が紹介されているが、熱意ある商店街の主の意気にかかっている。

都市の成立と町家の関係が一体不可分であるように、職住一致の町家は商店街の原単位であった。商店街は商人の集団という側面だけでなく町衆として地域のコミュニティや文化を支えてきた。

商店街整備のほとんどは、アーケードやカラー舗装で終始しているが、こうしたハードせ整備が本当に優れたデザインを実現し成功するのはほとんど広域型商店街だろう。9割以上を占める近隣型商店街は、これからもデザイン水準の低い一時しのぎの改造を繰り返すことが予想される。

一歩裏道理に入ったり、少し外れた場所に足を向けた時、そこに普通の人々が生活している風景が魅力あるものであったとしたら、それは本つに感激であり、その街の魅力は決して忘れることができない。

盛り場性や界隈性といったヒューマンスケールの魅力が求められている。

ショッピングセンターと商店街の違いは、規模が1500平米以上でデべロッパーによる計画的開発であること。テナント会があり、統一的共同活動を行うことである。本質的に違うのは計画的開発であるか否かという点である。

商店街が地域住民に支持されるか否かが成立の条件となっている。

商店街の原風景は市場型と町家型の二つに集約されると考えている。

このうち町家型の商空間は商人が商売をすることと、住むことは一体のもので有ってどちらかいうと商売を優先するというライフスタイルであることが当然であるという共通認識があったと思われる。

そして、日常的な買い物行動が、母親にとっては学校やコニュニティの情報の交換の場になっており、子供にとっては遊びと社会勉強の一環となり正に生活と融合した存在である。
欧米先進事例を日本風にアレンジしてきたが、今こそ日本オリジナルの商業デザインが求められておりそのデザインソースとして昭和30年代の商店街を見直す時にあると思う。
商店街を一つの文化としてとらえるとき
一つは歴史的意味があり
都市が、用途別機能主義の時代から用途混合や複合機能地区の再評価の時代を迎えている。
日本人の都市のアイデンティティとは身近な生活環境や歴史的環境の見直しから始まり、四為地には江戸時代以降の日本人が創ってきた文化資源が残り、下町を代表する装置が神社であり長屋であり商店街なのだ。

商業デザインに関しては
1つは時間消費型小売業。ショッピングを核にそれと関連する飲食やアミューズメントなど、いわば楽しみの空間提供業というべき側面を持つ

もう一つの方向は時間創造型小売業、必要な商品を的確かつ効率的に提供し買い物時間を極限まで短縮することによって生活時間を豊かにしようという業態で有る

界隈空間
界隈には周辺という意味を含み、商店街の辻つじからにじみ出している横丁や商店街の裏通りを含めて商店街としてとらえることが重要である。

江戸時代以来都市とは借家住まいで都市内を転々と移り住むのが普通であった。都市とは本来定住する場ではなくライフスタイルに応じて転々と移動していくものである。

商店街が活力を維持していく源泉は、その空間ポテンシャルとコミュニティの一員としての地域住民との交流にこそ有るのであって、それを忘れてしまった商店街に もはやその資格はない。

大阪の借家で裸貸のシステムが注目される
畳や建具だけでなく天井板・上がり框まで持ち込むケースが多い。
高度に規格化され、中古品の流通市場が確立していたことや家主側のトラブルを避けたい動機が指摘される。入居者の職種に合わせて自由に造作を変更できる点が重要であった。
都市に住み続ける条件が年々悪化している
地価高騰
焦点を手放した後の所有者が収益重視のため極めて高い賃料が設定されその賃料に見合う商売がなかなか見つからない

街がリニューアルされ新しい商人が参入することがないと健全な商業集積とはなりえない。

商店街は業種も開設時期も店主も統一化されていない異種混合であるから魅力がある。

現在の商店街を色づける唯一最大の要素がアーケードである。しかいオープンモール、歩道部分だけのセミオープンモールが主流になりつつある。

市場が雑踏空間ならば、商店街は暮らしのある日常的な散策空間の魅力である。

商店街のはみ出しは街を生き生きとさせる。

今の商店街に町家がどれだけ残っているか、それが生きている商店街であるか否かのチェックポイントとなる。

商店街の持つ昔ながらの雰囲気、ごちゃごちゃとした感じや、店主の息遣い、生の売り声といった五感に訴える商空間こそ魅力の源泉ではないか。

よくないデザインや老朽化したアーケードは、たとえ良いデザインの店舗が多くても焦点街全体のイメージを低下させ魅力のないものにしている。

のれんは中世の洛中洛外図にみることができるし、町家の軒先から府の精の日よけが道路へ張り出していった。

商店街は、小中学校区レベルのコミュニティにおいて、その地域独自の伝統や生活文化を支えてきた。

商店街空間で忘れてはならないのはシンボル装置ということである。千成り瓢箪など。

マンション付き現代町家 低層階を店舗と住宅とし、店とは別の出入り口を持ったマンションを上層階にのせるものである。

世界の街を歩いていて安全でほっとする街は必ず低層高密街区であり生活が息づいている街である。

シティリゾート
歴史的史跡や劇場タワーなど文明のシンボル装置に相当するものと、繁華街、盛り場といった異邦人が集まる交流空間である。広域的な集客力を持つ飲食、物販店が分散立地するストリートまたはゾーンである。ハレとケに関して言えば、ケとしての日常的生活空間にハレの行為に相当するショッピングや飲食空間がビルトインされた空間。

微細化の心理
原宿六本木から人々は周縁部に移行している。大量消費時代は「見せびらかし効果」に期待した行動をとる。一定の物量的充足が見たされた時代になると「限界的特殊化」された効果が価値基準になる。

団体間に同質性が高い場合、わずかな異質性が人々の関心を集める。

アーバンリゾート
囲われた人工的リゾート。金さえかければすぐにでも出現するがシティリゾートは何十年何百年かけて出来た空間であるといえよう。

商店街の計画的再生にもシティリゾート型の活性化が有力な手法となろう。アーケードを取り払い街並みを環境資源とするような生活融和型の街づくりを進める一方、増加する空き店舗を商店街または第三セクターにより借り上げ、商人を域外から導入する。屋台村などが例となる。

近隣商店街の衰退の原因はロードサイドストアやコンビニエンスストアである。

タウンリゾートとしての商店街
日常生活圏の顧客が相手の店であり、生活感のある街でありながら、ちょっと足を延ばしてわざわざ行く店が点在しているという状態が良いのである。往復30分程度の回り道で立ち寄れる程度の場所である。

街並み景観に有る程度魅力があり、老舗や専門店、ユニークな店が点在し、夜も楽しめる居酒屋やレストランが集積すれば十分その資格を有している。一軒の店からでもスタートできる。






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Last updated  June 6, 2010 11:33:36 AM
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