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カテゴリ:仕事
朝の仕事が一段落した頃、
上司から「ちょっと時間いいかな」と会議室に促された。 はて。私また何か失敗でもしたかしらん?? 向かい合う形で席に着くと 「先月はごくろうさんやったね」と労いのひと言が。 上司に呼ばれて話をするとき、 あまりいい話だったことはない。 どうせ叱られるか、難題をふっかけられるか・・・ だから、このひと言には驚いた。 そもそも、先月のバタバタは 私の直属ではない部長が指揮するはずだった仕事。 この部長、有能だけれど偏屈で、 私の直属上司とは最近うまくいっていない様子。 その部長が押し付けられた形になっていた仕事に 熱心に取り組むはずもなく・・・ 期限の決まっている仕事だったので 見て見ぬふりのできなかった私が自然と引き継いだ形になっていたのだ。 とはいうものの、 本来は私なんぞのようなペーペーのする仕事ではない。 対外的な折衝もあるし、価格交渉も必要。 決裁の権限の全くない私には荷が重い、分不相応の仕事。 責任の重さに、ストレスから不眠気味になるほどだった。 私は煩雑なことや根回しは苦手ではないが、 みんなを引っ張るリーダーシップには欠けている。 おまけに私の職場は意外と男尊女卑の気風があって、 女性が出しゃばるのを良しとしない雰囲気があるのだ。 少々の想定外のことはあったにせよ、 まあなんとか無事に終わったのは 非常にラッキーなことだと言わねばなるまい。 実のところ、労いのひと言だけでは割に合わないんである。 私にとってはいい経験だったが、 もう二度とゴメンだというのが本音だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.10.02 21:42:00
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