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カテゴリ:好きなコト・モノ
先週の新聞の新刊案内で見つけた本。
さっそく書店で見つけてすぐに購入。 詩集を買うなんて生まれて初めてのことだ。 この年になっても生まれて初めてのことがまだまだあるって なんだかいいな、と思ったりもする。 私が気に入ったのは 『あしたがある』『まけないて』『大切なことはすべて君が教えてくれ』 ああ、もう最高。 ただのダジャレだとか言葉遊びだと言う人もいるだろう。 実際にそうかもしれない。 でも、読んだ後に何かが残る。 あまりにも有名になった本のタイトルだとかフレーズを反射的に思い浮かべ ついつい自分の中で勝手に文字を続けてしまう。 けれど、すぐ次の文字で裏切られる。 その裏切られっぷりがあまりにも見事なので 笑うしかない。 笑うんだけれど、ちょっと複雑。 この後味はちょっとクセになる。 東日本大震災の前と後では詩のトーンが違う。 それは作者の桝野さんが自身で書いておられることだ。 地震後の詩の中では『のぞみ』が好き。 最後に、タイトルになった『くじけな』について。 大阪弁では『~するな』という禁止のニュアンスは『~しな(や)』と言う。 だから『くじけるな』は『くじけな』になる。 奇しくも桝野さんの狙ったところとちょっとズレたところで、 『くじけな』は『くじけないで』になってるんだよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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