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カテゴリ:奄美の自然
奄美北部の国定公園内にある土盛海岸沿いにある岩礁。 ここには、毎年南のほうからアジサシ類が はるばる卵を産みにやってきて、子育てをしまた帰っていきます。 今年はコアジサシが長い旅のあとここにやってきて、 卵を産み、かわいいひなを育てていました。 つい1週間ほど前地元の子供たちと一緒に観察会をしたばかり。 何十羽のコアジサシがこの岩礁のまわりを元気に飛び交い 卵を温めたり、ひなに餌をやったりしていました。 なのに、今はただの一羽もいません。 考えられる理由は、ただ一つ。 ”そこに人間がやってきて,彼らの生活を脅かしたから。”です。 上がってみてみると、明らかに人間の歩いたあとが・・ 子育て中の鳥たちはそこに人間が長くいると危険を感じて 飛び去ってしまいます。 よく観察すると 親鳥が座っていたと思われる砂のあとや 今頃は雛に帰っていたかもしれない卵が見つかりました。 ここは、奄美の北部。 そう皆既日食がよく見られる場所の一つです。 すぐ近くに海水浴できる浜があり、 トイレやシャワー設備があるため、 すでにたくさんのテントがここの海岸には張られていました。 皆既日食観測に奄美に来られるみなさん。 奄美には人間だけでなく、たくさんの生き物が住んでいます。 どうか、彼らにもほんのちょっとの思いやりを持って 行動していただければ、ありがたいです。 生き物も人間も同じ地球の仲間なのですから・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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