|
|
|
|
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|
│<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く |
現在開催中のあさがやふゆものがたりには、国産絹を自分で糸にして
織られた作品が出展されています。 石垣島在住の当銘光子(とうめみつこ)さんは、 農業の傍ら、個人で養蚕から絹糸作り、糸の精練、 島の草木で染めて織るという一環した作業を今も続け、 石垣島では今ではほとんど絶えてしまったこれらの技術を 今に伝えていらっしゃる大変貴重な方です。 作品のほかに、蚕から糸になるまでの写真を送っていただいたので 一部ご紹介します。 ![]() 蚕が作った繭の毛羽をとります。 その繭を手作りの煮絹機で煮ます。 ![]() 煮た繭を座繰り(歯車の付いた手動の糸繰機)にあげて糸にします。 ![]() (写真に写っているのは、当銘さんご本人です。) ![]() 出来上がった糸。 これに撚りをかけます。 ![]() ![]() できあがったもの。この状態ではセリシンというたんぱく質がついているので、 通常は、絹特融のつやや光沢、柔らかさを出すために、精錬(せいれん)といって、 セリシンを落とす作業をします。 当銘さんは、古来からの方法で、藁の灰で灰汁を作っていらっしゃいます。 ![]() (藁灰作り) こうやってできた灰汁で、精錬をします。 ![]() こうやってできた糸をまた自然の植物の染料で染めて機にかけ 織り上がった作品の一つがこれ。 ![]() 日本では八重山地方にしかない紅露(くーる)という染料を ベースに藍のグラデーションが入っています。 つやつやした美しい光沢と肌触りの良さ、そして軽いのにあたたかいのが特徴です。 染料の紅露はヤマイモ科の植物で、本当にお芋のような形をしています。 ![]() これをチップにしたもの。 ![]() これを窯で煮出すと赤茶~茶色のような色(煮出す時間などによる)になるのです。 石垣島在住の森田みゆきさんは、当銘さんと一緒に育てた蚕から自分でひいた糸と ウールを合わせてとてもあたたかかつ気持ちのよい ストールを織りあげてくれました。 ![]() また、岐阜郡上の原千絵(はらちえ)さんは、郡上にはもう一軒しかないという 郡上繭の農家さんから分けて頂いた繭を、中に入っている蚕を殺さず、 生繭のまま煮ないでひいた糸で織ったストールを出展しされています。 ![]() まるで羽衣のよう。 精錬していないので、独特のシャリ感があります。 もともとの糸はこれ ![]() 何とも言えない美しさ。 天の虫と書く蚕は、その名の通り神様が天から下さったものなのかもしれません。 自分が暮らしている場所にある自然と 丁寧な人の手仕事によるうつくしいコラボレーションによって 生まれた作品達。 ぜひ実際に手にとって、触っていただければと思っています。 あさがやふゆものがたり、28日まで会期を延長して開催しています。 詳しくはこちらから http://plaza.rakuten.co.jp/loveamami/diary/201111300000/ ぜひ足をお運びください。 よろしくお願いします。 とうとがなし [手織り布]カテゴリの最新記事
│<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |