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テーマ:国際遠距離恋愛(197)
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Dear Honey,
結婚式の話がいよいよ本格化して来た(まだまだ実感はわかないけれど・・・)。 私達が考えているのは、honey の 宗派の教会での挙式・・・。そしてその後、午後涼しくなってから、湖のそばでガーデンパーティーといった感じです。教会のあのバージンロードを父と腕を組んで歩く。これが父親としての最後の役目でもあり、最期の子別れの儀式でもあります。これをすることが私の長い間の夢だったので、これはなんとか実現させたいですね。牧師さんの前で(もちろん英語ですけど)、誓いの言葉を交わし、指輪の交換をする・・・。長い間ずっと夢にまで見てきた光景です。パーティーではまたこれいろいろあって、honey とファーストダンスを踊ったり、父やhoney のお父さんともダンスを踊ったりと、こちらでは、花嫁さんは日本のようにひな壇にじっと座っている事はなく、リクエストがあれば、いろいろな方と、ダンスを踊らなければいけないんです。もちろん、honey も私ほど忙しくはないけれど、同じことをしないといけないんだそうです。 その他、ケーキカットがあって、お互いがお互いに食べさせた後に、キスをしたり、お互いの顔に生クリームを付け合ったりと、予期せぬいろいろないたずらがいたるところで起こるみたいなんですが、honey が私の顔にケーキをつけることはまず間違いないと私はにらんでいます・・・。 こちらの結婚式の様子は、またおいおいお話しようと思っています。 で、今日は、その中のメインイベントのひとつでもある指輪のことで、honey と電話をしていた時のことです。私はそこまで貴金属に対して執着心がなかったので、 ”他のものでもっとお金が掛かるから、婚約指輪はいいよ!死ぬまでずっと待ってるからお金のたまった時でいいよ!天国に持って行ければそれでいいから・・・” すると彼は、 ”お金がないから後でいいとか、高いからとかじゃなくて、これは伝統儀式で、花嫁さんは結婚式の時ずっと、婚約指輪はしていないといけないんだよ。” そう言って私の知らない指輪の歴史について話し始めた。 指輪の歴史は古く、「古代エジプト」あたりからなんだそうです。 金のほか、貝殻、軟らかい石、アメジストで作られ、大衆用には陶器だったようです。また、指輪は「通貨」の役割を果たしていたそうです。 この貨幣指輪は大・中・小のリングをひとつの大きなリングに通しておき、 必要な時にそこから取り外して使用していたそうです。 古代西洋では「結婚指輪」よりも「婚約指輪」を贈る習慣が先に生まれたようです。 当時結婚に「愛」はなく「契約済み」及び「売買済み」の印として「婚約指輪」が用いられていたようです。 紀元後2世紀になると、貴族の間では「婚約指輪」に権力と財産の象徴するようになり、金や石などがあしらわれるようになりました。 中世になると、宝石ブームが生まれ、貴族らは宝石を収集し、婚約の際に指輪に加工して女性に贈ったとされています。 やがてキリスト教が西洋社会に浸透すると「婚約指輪」と平行して、 男女が「神」に結婚の「誠実・貞節」を誓うという意味を込めて「結婚指輪」が用いられたようです。また、「結婚指輪」には鉄の指輪が用いられました。鉄は「強さ」を意味し「リング」(輪)はエンドレスを意味します。(司祭の立会いは13世紀頃から。教会で式を挙げるように法律で定められたのは16世紀頃から。) 結婚指輪(婚約指輪)を左手の薬指にはめる習慣が生じたのは、指輪の発祥地である古代エジプトで左手の薬指は「指輪の指」といわれ、 この指の静脈が「愛の血管」と呼ばれ、心臓につながっていると信じられてていたことに由来するらしいです。日本では結婚指輪をマリッジリング(Marrige Ring)と呼びますが、正しくはウェディングリング(Wedding Ring)で、普通は、結婚指輪のほうが正式なので結婚指輪は内側に、婚約指輪は外側にはめて、常にふたつ一緒に身に着けるのが一般的とされているそうです。それには、意味があって指輪の交換と際に、一度婚約指輪をはずして結婚指輪をはめ、その結婚指輪を婚約指輪で”永遠の愛の証”としてロックするんだそうです。 何故、honey がここまで詳しく知っているんだろうと、女である私としてはちょっと恥ずかしくなりましたが、彼いわく、私と結婚すると決めてから、いろいろなことについて下調べしているそうです。 この結婚式、どうやら来年の8月に現実しそうです。こちらでは、自分たちで、場所探しから、ケーキから、写真屋さんから、お花屋さんからとにかく全てを自分たちでしないといけないので、これから一年間、準備に追われて、仕事との両立で、また更に忙しくなりそうです。 Love and miss you, お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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