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ラピスラズリーの”青”、 青というと、視覚的には青空を連想して、 体感覚的には、静寂・冷静・クリアーな感じ、 耳には、川のせせらぎ・音のない音。
さらに、ラピスの色にこだわるとき、 もっと深い色合いから、宇宙船から見上げる星が輝く天空か、 普段は意識していない自己の奥と、全ての生命の根源との共鳴・・・ はるか彼方のような神聖さを感じます。
1年ほど前に友人から贈られた言葉、 「あえて、色とか絵の勉強をしなくても、あなたは自分なりの色彩の意味をしっているよ」
カラーチャートでのラピスラズリ(和名:瑠璃石)の色は、#0256a7■瑠璃色 モニター表示の影響もあると思うけど、なんかピンとこないのは 代替で表現する難しさかな。 自然に存在するものを何かで再現しようとするとき、
例えば、青空。 色合いは、青系だとして、青一色で画用紙に描いても不自然。。 濃淡、密度、紫系の青、赤みのある青etc 自然にあるものは色んなものが調和してひとつをなしています。
単一に描くと無理が出てしまう。 人も、同じように感じます。 みんな同じ表情、顔のつくり、大きさ、長さ、さらに性格、得意なことなど いろんな要素が絶妙に組み合わさって自分になる。 それぞれが唯一。
手元にある実物のラピスラズリーたちも、 一つ一つが何かを連想させる唯一の個性を放っています。
歴史を遡るとエジプトでは、紀元前3000年頃から、 この地では産出されないラピスラズリの装飾や工芸が数多く発見され、 古代ローマの博物学者プリニウスはラピスラズリを「星のきらめく天空の破片」と表現。
いわゆる誕生石の起源は、聖書の時代にまで遡るそうですが、 現在のような5月がエメラルド、翡翠などは、 近年になって宝石の普及のために整理されたと言われます。
最初といわれているのが1912年に米国の宝石小売商組合制定で、 日本は、1958年に全国宝石商組合が制定。 5月って、アメリカ・イギリス・フランスが「エメラルド」で、日本が「エメラルド&翡翠」 8月なら、4カ国ともサードニックス(紅縞瑪瑙)でしたが、最近は日本はペリドットに衣替え。 なんだか、お国柄とか販売者の思惑もイロイロと含まれているような気がしてきます。
石自体にパワーがあるのか、実際のところ私には未知数ですが、 その石を手にしたとき、惹かれるとき、 自分が思いを寄せるものが、 表情や感情に変化をもたらしたり、視覚的に映えたり、 そうして現実的に現れるような気がします。
ラピスラズリの語源は、ラピス(Lapis)はラテン語で”石”、 ラズリ(Lazuli)は”青”や”空”を意味するペルシャ語の”lazward”
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最終更新日
2007.05.13 23:25:12
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