テーマ:福祉医療関係(1061)
カテゴリ:◇看護・医療
深夜の病棟でラウンドをしていたら、何か物音が聞こえてきました。 ヘルパーさんも、そのパチパチと聴こえる小さな音に気付き、 二人で空調の音でもない、その音のする方へと
すると非常等の明かりだけが浮かび上がったホールの窓に行き着き、 雨が窓にあたる音と判明。。。気付いて二人して苦笑い。 + + +
話は変わって、 うちの病棟は、内服薬のほとんどをナース管理をしています。 実際に私が内服したことがある薬もあれば、したことがない薬もあって、 これってどんな味なんだろうと興味が湧いて試すことがあります。 今朝、介助で与薬した薬もその一つ、 Rpグリベック
知っている方は知っているグリベックは腫瘍に対する薬。 そして数日毎の与薬するとき、その患者さんはめちゃめちゃ変な顔をされ、 ん~。匂いは無いけど、 果たしてどんな味なのか???
その患者さんの嚥下状態に合わせ、 とろみをつけて内服できるよう粉砕されていましたので、 袋にかすかに残った粉をあるとき試しに舐めてみました、すると…
『・・・・!!!』 すんごく苦い~~っ。しかも、歴代No、1を飾る強烈な味。 これまでにインパクトがあったものといえば、 喉などの粘膜保護剤のアルロイドGを遥かに凌ぐ味。 アルロイドGのソーダー飴のような第一印象の匂いや味のあとに 口腔内にまとわり付く特有の感覚も苦手だけど、 胃薬の健胃散の苦味も凄いけど、 アミノ酸製剤のアミノレバンENをフレーバーで味を付けても残る無機質な味も、 内服用バンコマイシンの苦味(単シロップを加えると割と飲みやすい)も、
これは遥かにかる~く超えます。
症状のない私が、味見をすることがどこまで良いことかは別として… 知ったことで介助するときに変化がでました。
薬剤師にも相談してみましたが、あまりパッとした味をごまかすものは無いとのこと。 そこで、他の内服薬はとても甘い味でしたので、←またも味見してます(苦笑) 出来るだけ少量のとろみで混ぜて、ほかの甘い薬で混ぜたり、 中央がグリベックで周りに甘いのがくるようにしたり、 とろみをつけた水を沢山飲んでもらったり。
まだ工夫点はあるかと思います…。
以前の職場で、私がアルロイドGを味見して変わったことは、 食事をされる前に患者さんに与薬する際、 苦笑いしながらナースステーションに取りに来られた患者さんとの会話です。 ”まずい~、もう一杯!”の青汁のCMをもじったり、 バーカウンターのような状況を演じ、患者さんも調子づいて笑いながら与薬したり、 味に対するクレームも静かに傾聴できたり、頑張って内服する姿にエールを贈ったり…。
実際に試したり、試さなくても情報として それがどんなものかを伺うことを通して、単に内服してもらうから、 対応の仕方が変わってきたときのことを思い出しました。 たぶん、あれから味見を色々とするようになったんだろうな…。
今朝は雷が盛んに見える大雨でしたが、 勤務を終える頃にはすっかりと晴れ上がって、外は熱気を感じる空でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.07.05 00:01:17
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