カテゴリ:お芝居 舞台
友人に誘われ、舞台【オセロー】を見てきました。
小劇団のお芝居は、遠い昔 学生時代に数回行った事がある程度なので、どういう状態なのか想像が付かないまま、劇場に行きました。 100席くらいの劇場でしょうか? 7割くらい埋まっているようでした。 休憩なしで2時間10分のお芝居との紹介があり、そういうものなのねと開始を待っていると、隣の席の若いお嬢さんたちは配られたパンフレットを見ながら、この人はああだ、この人は前回何に出てたね・・と実に詳しい様子。お芝居には通と素人が混在して見ているんだなと感じておりました。 さて、舞台ですが、なかなか面白かったです。 私が見たのは新人公演で、4人公演ではなく、10人位出てました。 シンプルな舞台で、服装も普通で(別に時代を意識したりしていないもの)、オセローは黒人ではなく、背の高いなかなか顔のかわいいお兄さん(徳丸恵一さん)でした。デスデモーナは一応ロングのスカートでややドレスっぽい印象を出していました。(日野聡子さん 上品なデスデモーナの雰囲気が出ていたと思います) 失礼な感想かもしれませんが、ストーリーがよくわかったというのが一番の感想です。というのも、脚本を読むのが苦手なので、何冊か読んだシェイクスピアはほとんど適当にしか読んでなかったので、すべてのせりふをきちんとわかると、こういうことなのねと、よくわかったと言う印象です。 小田島さんの訳ということでしたが、確かに小田島さんらしい言い回しもたくさん感じましたし、シェイクスピアっていろんなこと言うのね、いろいろなところで引用されるのもわかるわ、これって聞いたことがあるけど、オセローだったんだと感じながら見てました。 また、同時に、やっぱり、シェイクスピアってめちゃめちゃ差別意識の塊じゃん!と、この時代のイギリス人だから仕方ないとしても、ずいぶんひどいなあとも。 それにしても、小劇場というのは、あんなにみんな叫ぶようにせりふを言うのでしょうか。狭い劇場で、力いっぱい役者さんが叫んでいるので、ちょっと疲れてしまいました。 それから、初日ということもあるのでしょうが、ちょっとせりふをかんでしまっていたのも気になりました。2時間ほとんど出ずっぱりでしゃべっているから無理もないとおもうのですが、でも、肝心なところでかんでしまうと気になるものですね。 もっとも、アンナにいっぱいのせりふ、(仕事とはいえ)よく覚えられるものだなあと感心してしまいます。すごいですね。 やっぱり、イアーゴは嫌なやつだ! と感じ、オセロはアホや!と思い、帰りました。 この程度のことしか、感じられずというのも申し訳ないと思いつつ・・・ Eさん誘ってくれてありがとう! 知らない世界は刺激があって、面白いです。 またよろしく!! 「アカデミック・シェイクスピア・カンパニー(ASC)第34回公演」 “4人の俳優で四大悲劇を”シリーズ決定版 「オセロー」 ~愛に潜む緑の危険。信じることの破滅。 ~ 2007年5月31日(木)~6月5日(火) 銀座みゆき館劇場 作:W.シェイクスピア 訳:小田島雄志 演出:彩乃木崇之 演出補:菊地一浩 照明:阿部康子 衣裳:菊地一浩 フライヤーデザイン:阿部祥子 データ管理:赤木一枝 オフィシャルプロデューサー:西田皖佑 ゼネラルマネージャー:簡 憲幸 制作:石塚智美 ASC “4人の俳優で四大悲劇を”チーム オセロー ほか 菊地 一浩 イアーゴー ほか 彩乃木 崇之 デスデモーナ ほか 那智 ゆかり エミリア ほか 鈴木 麻矢 新人公演チーム オセロー 徳丸 恵一 イアーゴー 藤田 三三三 (友情出演) デスデモーナ 日野 聡子 エミリア 勝木 雅子 ロダリーゴー 彩乃木 崇之 キャシオー 岩崎 孝太郎 モンターノー 根上 尚己 ブラバンショー 阪口 美由紀 公爵/グレーシアーノー 野々目 良子 ビアンカ 大西 伸子 布告 増留 俊樹 公式ホームページより お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年06月01日 09時22分44秒
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