美作的日々
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美作dongdong
美作=阿部力くん大好き! 阿部くんネタはもちろんですがー 今まで行った旅行のこと、これから見たい所蔵映画ビデオ数百作、好きな本・好きな音楽、何でもあり!のブログです (2006/8/12start)
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カテゴリ再分類中です~ 先々週かな、土曜日NHK-BSプレミアムにて ハイビジョン特集の番組を見ました。 もちろん興味があって見たんだけど、思った以上に眼が離せなかった。 ハイビジョン特集 しあわせのカタチ ~脚本家・木皿泉 創作の”世界”~ 脚本家・木皿泉。 実は神戸に住む夫婦なのです。 ご夫婦とは知っていましたが、こてこての関西人って感じの二人、 毎日のぼやきのような、いろいろな会話、そして膨大な蔵書から 琴線に触れる台詞が生み出される、その様子を 書き下ろしドラマを交えて創作の秘密に迫る、という変わったドキュメント。 多作ではないけれども、非常に台詞に印象的なものが多く 手がけたドラマはかなり熱狂的なファンを今も持っているそうです。 ご夫婦二人のペンネームどいうことは知っていましたが、 和泉務と妻鹿年季子という50代のご夫婦、 山と詰まれた蔵書とともに神戸のマンションに住んでいます。 そして、私がイメージしていた脚本家夫婦の姿とは随分違っていて驚いた。 TVでは、和泉さんは漫才・構成作家(やすきよとか!)として出発。 妻鹿は短大卒業後、商社勤務を経てシナリオライター、 そしてやっぱり猫が好きの脚本依頼を機にペアを組み、 共同のペンネームとなったようです。 やっぱり猫が好き では恩田三姉妹が渋谷に引っ越してからの脚本を何度かかかれてます。 その前のシリーズで名作を何本も生み出した三谷幸喜脚本のものとは 全然作風が違って、かなりシュールだった・・・ その後、 すいか(2003年日テレ) 野ブタ。をプロデュース(2005年日テレ) セクシーボイスアンドロボ(2007年日テレ) Q10(2010年日テレ) ・・・と、かなりのスローペースですが、印象的な作品を残していまして 全部見てますね、偶然だけど。 あれ、この脚本、猫の脚本書いた人?って気づいたのは、 随分あとになってからでした。 膨大な蔵書の中には、 やはり、ありました、レイ・ブラッドベリ。 Q10、よかったよなあ~・・・・・
もともと、小児麻痺の影響で半身の成長が少し遅かった和泉さんは 2004年に脳内出血で倒れ、要介護4と認定されて車椅子生活を送られています。 これを機に二人は結婚されていますが、年季子さんが自宅で介護をしながら、 二人で執筆活動を続けている状態です。 全然知りませんでした。 また、このドキュメンタリー内の企画として、 夫婦の話 ドラマのセットは木皿泉の自宅 という設定で、書き下ろしのドラマも作ることになります。 興味深かったのは、その脚本を作る過程。 部屋の四方を天井まで多い尽くした本棚に、いろんなジャンルの本が 所狭しとつまれているんですが(どこか、ハーブ&ドロシーを思い出す) 和泉さんのほうは、そのどこになんの本があるか把握していて しかもどの本にどんな文章があったとか、 こんな一遍が書かれてるとか、、、、覚えているんだよね。 それを年季子さんが探してとか、二人がそれぞれ気になる本を 好き勝手に読んでいたりとか、、、 そうして、感じたことを話し合い、 気になるフレーズを話し合ったり・・・ もちろん、その合い間に、年季子さんは美味しそうな料理を作って 二人で食事したり、下の世話からお風呂から、 生活の中ですることもたくさん。 そうして何日もかけて、すこしずつ脚本を形にしていく、 結構根気のいる作業。 いや、根気がいるのは、ドラマ制作側の局の人間かも・・・ ドラマのタイトルが俳句?というか雑俳集というの? その一句が選ばれて、それがタイトルに。 そんな感じで、今度は短い連続ドラマが紹介されるわけ。 ドラマは、同じ出版社に勤める妻のツマちゃん(薬師丸ひろ子)と ダンナのダンちゃん(田中哲司)のお話。 第一話:さまざまな人が通って日が暮れる 第二話:うそがきらいで顔がさびしい 第三話:腹立つとき見るための海 最終話:世の中を忘れたやうな蚊帳の中 という、短い4話からなる話なんですが、 配役もいいし、なんかやっぱり印象的でね・・・ ダンちゃんが、酔っぱらいをインタビューする番組に出演して その様子をみるところから始まり、交わす会話が何気ないのになんか深い。 木皿泉の脚本に薬師丸ひろ子があってるのか、 彼女の演技が生かされた脚本なのかわからないけど、 このツマちゃんも、キリっとしていてどこか吹っ切れていて いいラストでした。 奇蹟だよね。自分に帰る家があるなんて。 こ~んなにたくさんある中でたったひとつだけ、 私が帰るうちがある。奇蹟だね 高台から海を見つめるツマちゃんは たったひとつだけ私が帰る家がある・・・奇蹟だよ なんてつぶやくんですよね。 なんというか、、、、しみじみ。 そしてエンディングには、憂歌団の「君といつまでも」。 うまいよなあ~ とにかく、木皿泉という脚本家の、イメージがとてもかわって、 ある夫婦の生き方のドキュメント、という感じで面白かった。 しかも、オリジナルのミニドラマを作る過程まで見ることが出来て かなりお得な感じがするドキュメントでした。
100分で! 2021.01.03
一挙放送SP 2018.10.12
The Covers 2016.05.15
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