「一緒に働く」
めでたく採用が決まったビーちゃん。
でも私は彼と一緒にレッスンすることはほとんどなかった。
他にも外国人講師はいたし、その頃時間もたっぷりあって
融通の利くビーちゃんは、少し離れた教室に行くことが多かった。
その頃私がよく一緒にレッスンしていた外国人講師はとっても明るく、
生徒を盛り上げるのが大変うまかったので、とってもやりやすかった。
ただ、時間にルーズなのと、燃え出すと周りが見えなくなる先生だったので
コントロールするのが大変だった・・・。
そんなある日。
その先生がレッスンをドタキャンした。
こともあろうに私が企画したお母さんも参加できるイベントレッスンの日。
あんなに練習したのに!あんなに打ち合わせしたのに!
怒りと悔しさで泣き喚く私。そんな中ビーちゃんなら来れる、という事に
なったのだが、一緒にレッスンしたことない私は、
「彼にできるわけないでしょう!!」とはき捨てた。
結局、彼が来ることになり、私は内心かなり不安だった。
が、そんな不安を彼は見事に裏切った。
なんと、とーーってもすばらしいレッスンをしてくれたのだ!!
生徒もすっかり彼になつき、お母さん達も我が子とのレッスンを楽しんだ。
・・・とりあえず、(б。б;)ホッ!・・。
それから、ドタキャンした先生は後々教室を去り、国に帰った。
ビーちゃんと私は、こうして週に何度も顔を合わせ、一緒にレッスンを
することになった。
つづく
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