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FFいれぶんのへたれな小説とか

FFいれぶんのへたれな小説とか

主人公を作ってみよう

 小説書いてみたいけど、何から書いていいかわからない。せっかくだからやってるFF11の話で書いてみたいけど…。

 そんなあなたに参考になるかどうか分からないようなお話。

■まずは主人公を決めよう■

 まずは主人公の種族、性別、ジョブをまず決めてみよう。自分の使っているキャラでもいいし、そうでなくてもいい。主人公を頭の中で想像しやすくするために、フェイスタイプまで決めてみてもいい。

 どんな主人公が想像できただろうか。ヒュームの白姫?ミスラのモンク?タルタルの黒魔道士?まずはなんでもいいから決めてみて欲しい。

 とりあえずキャラクターができたなら、続いてそのキャラについて考えてみよう。

 性格は?得意な武器は?喋り方は?出身国は?特技は?あなたの過去に照らし合わせて考えてもいいし、身の回りの人物を思い浮かべながら考えてもいい。

 主人公は物語の中心、その設定が深ければ深いほど、ストーリー作りが楽になる。とりあえずなんでもいいから書き始めよう、だと詰まってしまうのはこのためだ。設定がちゃんと作れれば、この場面ではこのキャラはこういう行動を取るだろうな、という動きが自然と出来上がるのだ。

 ここですんなりキャラが出来上がったのなら、過去や道徳観、考え方なんかも練ってみるとさらにいい。遠回りの様だが、これらは書いているうちに必要になってくる事も多い。後で辻褄合わせに前の文章を変えて……などとするとどこかで綻びが生じてしまうからだ。よっぽど文章を書きなれてないと、物語はそこで破綻してしまう。

 重要なのはあなたがそのキャラクターに対するイメージを明確に持てるか、ということだ。いくつかの場面を与えて、そのキャラならどう動くだろう、なんて事を考えてみるのもいい。



 なんか難しいな、面倒だなと思ったあなた、堅苦しく考える必要は無い。ここで考えた設定を全部話の中で活かしたり、紹介する必要は無いのだ。あくまでキャラクターに厚みをつけるためのもの、あなたの小説を書く上で手助けとなってくれるものだと思ってもらえればいい。


 さて、キャラクターは出来上がっただろうか。出来上がったのなら、そのキャラクターを客観的に眺めてみて欲しい。

 それは何でもできる理想のキャラだろうか?それともどこか憂いを帯びている?全てが平均的?駆け出しの冒険者?

 もしあなたが思い浮かべたのが万能型の完璧なキャラだったとしたら、少しそこで設定を付け加えて欲しい。何でもできる人物は、逆に魅力的ではないことが多い。実際の人物だってそうだ。
 何かしら欠点があると、人はそれに共感することができる。漫画やドラマの主人公を思い出してみて欲しい。頭脳明瞭、スタイル抜群、スポーツも何でもできるキャラでも、何かしら欠点があるものだ。その欠点が、もしくは欠点だらけの主人公が持つ意外な長所が、あなたの物語に起伏を生んでくれることだろう。

 さて、紆余曲折を経てキャラクターは肉を持っただろうか。もう一つ自分の作ったキャラクターに満足がいかないなら、先にストーリーラインを考え、それに相応しいキャラを主人公に設定してもいいだろう。


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