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カテゴリ:ひとりごと
この2週間くらい職場に何となく不安な空気が流れている。 というのも、10日くらい前のこと。 いきなりわが社のある課での仕事が、下請けの会社に移動する事に なったと告知されたから。 この不景気な世の中。 トリノのニュースを見ていたら、90社でリストラとか 社員を一時自宅待機状態にさせているところがあるらしい。 そのくらい最近は不景気なのだ。 わが社のこの課は、いつも忙しく、ネコの手も借りたいくらいだ なんて言っていたのだが、経費を安くするため、 下請け会社に1月から1部の仕事を、そしてスムーズに進んだら 4月までには全てこの仕事を引き渡す予定だという。 この課は私も一時期働いていた事があるし、 仲良しのマリーさん、そしてあのカテリーナおばさんも ここの課に何年もいた。 突然のトップの決断に、私達は驚いてかなりのショックを受けた。 そしてこの話にはオマケがついている。 というのも、この課で経験の長いマリーさんと他の社員が、 下請け会社から来る2人の女性に仕事を教えてあげなくては ならないというのだ。 私達の仕事を持っていってしまう人たちに 教えるなんて、あまりにも酷ではないか??? 2週間前にこの話が出てから、職場はもうこの話題ばかり。 私は別の課なので、直接関係はないのだが、 仲良しのマリーさんの動揺を毎日見ていると、かなり辛いものがある。 そして先週の月曜日に、この2人の女性達が出勤してきた。 この2人の指導には、マリーさんと他の女性が割りあたっていた。 ところが丁度この日、私の仕事量が少なかったため、 なんと私がマリーさんと教える事になってしまった。 この気まずい雰囲気、そちらにまで伝わっていってますよね?? 私は教えるなら丁寧に教えると決めている。 でも心の中にはやはり葛藤がある。 でも、この2人の女性達もひどく居心地が悪いと思う。 もし私が上司に、 「来週からあの会社に行って仕事を教えてもらうように。 上手くいけば、私達がこの仕事を全て引き受けることになるかも しれないんだから。」 なんていう風に言われて、嫌とも言えず、 敵のテリトリーに踏み込むなんて、私だったらストレスが 何万倍も溜まってどうなることか。 幸い私の教えている女性は若くて、素直なタイプのよう(に見える) なので、教えていても気が楽だ。 もちろん最後まで気を許せない相手だけれど、 せめて最低限の優しさをもって接しようと思う。 先週は水曜日から体調が悪かったのだが、 こういう事情もあって欠勤はしたくなかった。 マリーさんと一緒に教えるはずだった、社員が私にこう言った。 「にきーた、教える事になったんですってね。 助かるわ。 私、悔しくて、どうやって落ち着いて教える事が できるもんかって困っていたの。」 私だってね、こういうの嫌なんだけど・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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