介護職なんて。。。
ちまたでは、介護職を希望する人がいないとか、待遇が悪すぎるとか、いろいろなことが話題に上っていますね。確かに人員不足であることは確かで、過剰な業務を強いられることもたびたびある。どんな会社に属していても、会社の方針に逆らうことはできないとしても、現場の職員は必死に頑張っているのは間違いない。高齢者の方を一番に考え、試行錯誤しながらその方にあった介助方法を探している。有料ホームの良い所はそういう所。一人一人に合った介助を、ある程度余裕を持って接することが出来る所だから。安易に入った介護の世界。資格を取り、どっぷりつかってしまった。苦ではなかったし、毎日色んな事があり、楽しかった。以外にも合っていた職業だったことに自分でも驚く始末。長く働くうちに、技術はもちろん名前を覚えて貰えたり、ご家族の方との繋がりができ、このままずっと続けられそうだ・・・と思っていた。介護って誰のため???職員はどんなに疲れていても、どんな悪態をつかれたって、泣きたくなるような行動に出られたとしても、その時が過ぎれば忘れるし、憎むなんて事は私は無かった。人間だから感情はあっても、だからって根に持つことは全く無い。認知症を理解していれば、時折見せる可愛い笑顔や言葉は救いだったから。家族に変わって私たちがお世話する。他人だから客観的に接することができるし、上手くもいく。ただただ純粋にそう思っていたけど、一度施設に不信感を持った家族が、重箱の隅を突っつくような行動に出て、職員たちのプライドをズタズタにするという毎日が続いた。上はその家族の激震に触れないような援助・介助方法を指示した。確かに、お客様、高いお金を払っている家族からすれば当然かもしれないが・・・誰の為の介護?家族の為?!頑張ってる職員の気持ちはどうなる?巻き込まれている他の高齢者はどうでもいいのか?会社の上のほうの考えはどうあれ、施設自体はどうでもいいの?皆辞めてしまってもいいの?私は絶対許せなかったです!一緒に頑張っていた職員達とは皆仲が良く、こんな時代には珍しいと思う。人間関係でダメになる人が多い中、それは誇れる場所だった。何より休憩時間を目指して業務をこなす毎日。くだらない事で盛り上がって大笑いして・・・現実に戻る。退職後、少し自信とやる気が失せていたけど、やっぱり介護をしようと思う。誰の為の介護・・・・を求めて!今回の件を教訓に、これからの糧となれば言うことは無いから。激務のわりには待遇なんて良くないし、本当に疲れる。でも、意思疎通が出来たりニコっと笑う姿を家族に見て欲しいし、それを伝えることが出来る喜びを知っているからやっぱりこの仕事を続けていきたい。どこでも同じことよ・・・わかってます。まだ意欲があるうちに、少しでも多く納得できる毎日を送りたいんです!笑って過ごせるように!転機となった今、自分に言い聞かせるつもりで書き残そうと思います。悔しかった自分へのエールとして!