新入社員を迎える前に必要な社内教育とは?
先日テレビを見ていたら「褒めるセミナー」が紹介されてました。部下を褒めて育てよう、今の管理職は褒めるのが下手で、叱ってしまうことが多いから…などで、様々な実習を通し褒め方を学びましょう…というような内容でした。褒め方のスキルを学習するもの悪くないとは思うものの、それで人が育って戦略になるかどうか?はわかりません。個人的には「褒める&叱る」以前の問題として、その人の仕事を「正しく評価する」ことの方に注力すべきと考えます。売上や生産数など、数字を評価するのは簡単ですが、仕事の中身はそれだけではありません。特に店舗や施設運営に関わるような仕事の場合接客の評価をどうするか?はとても大きなテーマです。実際に現場で評価のお手伝いをしていると、その会社の管理職や経営者のコメントをきいていると、「あの人は接客がうまい」「愛想がいい」「気が利いている」「あのスタッフは特別感はない、普通だ」「元気がない」「イマイチ…暗い」「テキパキしてる」「覇気がない」など、基準があやふやなものが目立ちます。「接客がうまいと普通と下手の違いを教えてください」「そもそもどのようにしたら標準の評価がもらえるんですか?」と尋ねても…これまたあいまいな答えが返ってきます。ならば従業員にも教えられるわけもありません。(よって、従業員も改善できない)もちろん、言いたいことの何割かは気持ちとしてわからないではありません。今までの感覚や経験値で言うのがいい…と人それぞれの「何となくの基準」がある。しかし「これが基準です!」と、ストライクゾーンが定まってなくて、投げた後になってからその日の審判の気分で「ストライク!」とか「ボール!」と言われても野球なんか辞めたくなるでしょう。それは仕事でも同じ側面があると思います。そんなことで、新入社員が入社する前の準備として、あれこれ色んな研修の相談や依頼が来ますが、まずは評価者研修をしましょう!と言ってます(笑)。仕事の評価とその基準を決めて、それを正しく評価できるスキルを身につける…。「褒める&叱る」以外のスキルこそ注目されるべきだと思います。★レジャーサービス研究所のホームページ★【送料無料選択可!】ディズニーランドであった心温まる物語 (単行本・ムック) / 香取貴信/監修...価格:1,365円(税込、送料別)