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ヤマハを調べていたら、欲しくて欲しくてジタバタするような休日になりました(苦笑) ヤマハは強烈な含み資産を持っていましたが、そんな企業は日本には、現状いたるところで見つかります。ヤマハがすごいのは、そのビジネスモデルを作り上げ、推進していった過去の実績と、その応用で新興国にも着実に販路を広げると期待できる点が、素晴らしいと感じ入りました。 まずしかった日本において、ヤマハ音楽教室を開設して、顧客を作り出し、エレクトーンという商品名を固有名詞のように定着させたビジネス構築力はすごいと感じます。 音楽というのは景気に余り左右されないビジネスですし、世相を反映させている「渡る世間は鬼ばかり」でも、親父バンドが結成されました。中高年の親父達が、けっこう若いころにを思い出し、バンドを結成するなどということも流行っているようです^^; バブル崩壊後の中国で、投資にしくじった専業投資家がバイオリンを教えているというような映像をテレビでも見ました。まさに中国の親は子供に音楽教育を施して、音楽家として成功させて、自分たちもその余禄にあずかろうといているみたいです(爆笑) 日本で成功した戦略をうまく現地にあわせれば、ヤマハのビジネスは新興市場国でも充分通用すると思います。 資産背景としても、ヤマハ発動機を子会社から良い時期に外したために、たっぷりと現金も懐に入れました。主力の工場だけの土地の含みを公示地価格などを参考にはじいてみたら421億円くらいになりました。 その他にもヤマハリゾートという1626.6万平米の広大なつま恋レクリェーションなどの施設も持っており、簿価は平米当たり312円です。 近くの掛川-6の公示地の価格は平米当たり55,000円もしてますから、5,000円くらいに計算してもいいかもしれませんが3,000円の時価としても、これだけで含みは275億円くらいになっちゃいます^^; あと銀座のヤマハホールがどこの所有になっているか分かりませんが、全国の良い立地にある営業所の合計の土地面積が別にあります。含みは全く計算できません(苦笑) 明治創業の会社だから、ガッツリと含みを持っているとは思いますけど、この会社の魅力は含み資産よりビジネス構築力と、一般大衆向けにもプロ向けにも価値ある楽器を提供できる商品企画製造力のほうだと感じます。 流動資産-全部の負債は1378.4億円です。時価総額は1594億円程度です。 固定資産等は土地の含みを入れないで1572.2億円あります。明日は最低1単位は買うと思います。セコイ買いかた(爆笑) 最弱のビジネス・モデルと私が感じたのはファンド・オブ・ファンズの投資信託です。人の褌で運用するので、主体性が持てなくて、手数料もわずかしかいただけません。それもしょうがないですよね。ただファンドを選ぶだけで、投資家にとってはコスト2重どりされるわけですから。 お金さえあれば誰でも参入できるので、最近話題になった「おらがまちファンド」だけでなく、たくさんのファンド・オブ・ファンズが乱立しましたが、たぶんどこも儲かっていないと感じます。 独立系のありがとう投信ファンドは60億円近くの資金を集めながら、まだ赤字から脱出できないようで、増資と赤字の追いかけっこです。しかも全ての投資家に損をさせている状況です。投資家もファンドを作った人々も、みな大きな損を抱えているのに、続々ファンド・オブ・ファンズが生まれてきます。誰でも参入できるビジネスで参入障壁がめちゃくちゃ低いからだと思います。でも誰も儲からない。 50億円~60億円集めても利益を上げられず、投資家はみな損をさせられているのに、なんでファンド・オブ・ファンズが乱立されるのか、理由が全く分かりません。ヘッジファンドをやってコケた連中とか投資銀行を首になった連中が、今度はファンド・オブ・ファンズに衣替えしているのかもしれません。 でも人の褌で稼ごうとしても、そんなに上手くいく投資環境ではないですよね。そんなファンドに投資して、すぐに大損させられた上、すぐに運用ストップなんてことになったら泣きっ面にハチですから、充分注意しないといけないと感じます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.12.07 15:20:45
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