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一角太郎の「夢の貯金箱」

一角太郎の「夢の貯金箱」

★自動売買の狭間

手売買と自動化の狭間。
この2Wロボット作成に明け暮れてプロトとその可能性
には目処がついたが、作成して感じたことを書きたいと
思う。 作成するには何が必要かということ、
第一に売買ルール。 
これは当然でシステムを構築する前の当然のこと。 
木の根っこにあたる。
次に人のセンサーと手をより似せて動かせるかどうかが
プログラムということになる。
この作成をしはじめてふと気が付くと売買をすることが
自動的に行われることを、ある種不思議な感覚を覚える
のだ。 トレードがこんなことでいいのだろうかという
不安さえよぎる。
確かに無人をしていてすべて決済まで終わっていること
は理想であはあるけれども、あまりに淡白に始まり、
淡白に終わることは、あっというまに時がたつように、
他人事のような、変な時間的感覚になる。

システムトレードは人為的に行うことで感情制御をする
ことが成功の要諦であるが、まさしく自動売買システム
でやれば、これは正確に守ること、このうえないはずだ。
しかし、ひとたびその状況になると、これまでの時間を
費していたオペレーションや感情のこっもったトレード
から自分の精神が乖離してゆく。
作成している時は夢中だが、運用段階ではそのロボット
の親の気分で、普通に動いてほしいと思う反面、
「こんなのでいいのだろうか」から当たり前になること
で何かしら次元の違う世界にいくのだろうと感じる。
システムトレードの頂上の6合目あたり、100%では
ないけれど、面白い感覚に在る。


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