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旅行記・人生記 [全244件]
摩周湖の星降る夜 9月26日(金) 21:00 摩周湖畔 今日の宿である川湯温泉では、旅館組合で「摩周星紀行」というイベントを毎晩企画している。 バスに20分ほど乗って摩周湖まで行き、そこで星を見るという企画。 川湯温泉に宿泊している人なら誰でも無料で参加できるツアー。 当初、天気予報では曇りもしくは雨と言っていたので半ば諦めていたのだが、ホテルのフロントで「今夜は最高の条件のようですよ」とのことで風呂にも入らずに楽しみに待っていた。 各ホテルでツアー参加者をバスに乗せて、摩周湖へ向かう。 到着してからすぐに星が見えるようにと、到着7分前からバス室内灯を消してくれる配慮付き。 聞けば、このツアーのガイドの方も元々宇宙開発関係の方面で働いていたらしく、知識豊富で聞くことすべてが新鮮でためになる情報ばかりだった。 てっきり旅館組合の方が交代で現地まで誘導するだけだと思っていたので、この情報は非常に有難かった。 今日は昼間の天気が曇りがちだったので、夜もダメだろうとキャンセルが続出したらしい。 ガイドさんは「今日は月も出ておらず、雲も晴れたからいい条件だったのに」と残念そうだったが、一転「参加してくれたあなた方は非常にラッキーですよ」と言ってくれた。 そのラッキーなツアー参加者は総勢16名ほど。 摩周湖の第一駐車場は真っ暗闇。 下のほうに麓の弟子屈の街の明かりと、遠くの釧路の街の明かりが見える。 釧路はここから80kmも離れているのに、こんなにもはっきり見えるのかと、ツアー参加者は皆驚いていた。 上空を見上げる。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ こんなにも沢山あるのか! という満天の星空。 ガイドの方がマグライトで星を照らしながら説明してくれ、まるで天然のプラネタリウム。 天の川もはっきりわかる。 田舎育ちの僕は何度か見た事はあったけど、都会育ちの妻は初めて見るとの事。 でも僕もこんなにはっきりとした、しかも長い天の川を見たのは初めてだった。 時折、流れ星がすっと夜空を駆け抜ける。 ガイドの説明の間にも何本も流れ星が見られ、その度に「あ、流れ星」と誰かが言って皆の視線がそちらへ向く。 一番大きい流れ星は、北極星の辺りから炎のような赤い光を放って地平の山の辺りまで長い尾を見せてくれた。 その他にも北斗七星の大きなひしゃく、夏の大三角、アンドロメダ星雲、木星、昴などなど様々な星たちをガイドの説明と共に堪能する事が出来た。 しかし寒気の影響で昼間も寒かったため、夜も11月ぐらいまで気温が下がり、周囲の気温は4℃ほど! 寒さに弱い妻だけでなく、僕も我慢出来ずにバスへ戻る。 40分程と短かったけど、素敵な素敵な星紀行でした。 でもこの星空は決して摩周湖上空だけでなく、東京上空でも緯度は若干違えど同じ星空が毎晩ある。 それが見れないのかと思うと、夜も明るくて便利な反面、少し寂しい気持ちにもなる・・・。 行きも帰りもバスの前をエゾシカの親子が遮り、寄り添う親子の姿が愛らしく、これまた見れてラッキーでした。 冷え切った身体に温泉の熱さが心地よく、芯までしっかり温まって気持ちよく旅行の一日目を終える事が出来ました。 それにしても写真で一枚ぐらい残せなかったものかと、それが唯一の後悔です。 |一覧| |