|
|
|
June 4, 2007
カテゴリ：本
ルクレチア・ボルジア 十五世紀イタリア 淫妖な毒婦として知られる女性 エルゼベト・バートリ 十七世紀ハンガリア 若い娘の血風呂に浸って若さを保とうとした ブランヴィリ伯爵夫人 十七世紀フランス 毒殺常習者で血縁者を多数毒殺 エリザベス女王 十六世紀イングランド 生涯独身を通し常に男を侍らせていた メアリスチュアート 十六世紀スコットランド 恋情故に夫を殺したとされている カトリーヌ・ド・メディチ 十六世紀フランス 毒殺メディチ家の由緒正しい毒殺常習者 マリー・アントワネット 十八世紀フランス 浪費癖により斬首なった女王 アグリッピナ 一世紀ローマ 暴君ネロの母親、あらゆる手段で王の座を手に入れる クレオパトラ 前一世紀エジプト 美貌と男によって権力を手にしようとした女 フレデゴンドとブリュヌオー 六世紀フランク 女同士のすさまじい争い 則天皇后 七世紀中国 後宮から皇帝へ昇り詰めた中国の女独裁者 マグダ・ゲッペルス 二十世紀ドイツ ナチスの広告塔の妻 文庫版あとがき 解説 美輪明宏 澁澤 龍彦 文藝春秋 文春文庫  歴史に名だたる悪女のエピソード。 世界史に登場した悪女も多く、 名前を知っているというだけで楽しめる。 教科書には出てこないエピソードも数多く書かれていて、 かなり興味深く読めました。 一口に悪女と言っても、本当の悪女もいれば、 悪女に仕立て上げられた悪女もいるんですね。 だから、歴史はおもしろい！ 関係ないけど、、、、 澁澤と三島由紀夫は親交があったから、 美輪明宏も、、、、と思ってたら、、、、やっぱり。 なんだかなぁ、、、、 私の好きな人はかなり繋がってるんだよね。 しかも、(￢＿￢;)あやしい、、、、(-。-) ホ゛ソッ(10762) ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ その魔性と残虐性によって人びとを恐怖に陥れた世界史上名高い12人の悪女たち。 並外れた虚栄心、戦慄すべき美への執着、狂気の如き愛欲 ―罪悪の果てに身を滅ぼしていった女たちの劇的な生涯を、 今なおカリスマ的人気を誇る耽美と悦楽の作家・澁澤龍彦が1960年代に記した人物エッセイ集。 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 1928(昭和３)年、東京生まれ。 東京大学文学部仏文科卒業。 サドをはじめとするヨーロッパ暗黒・異端文学研究の第一人者。 政治の季節といわれた1960年代に、 『神聖受胎』『毒薬の手帖』『夢の宇宙誌』などの著作で、 文学・芸術の視点から脱マルクス的思想を送り出し、 当時の左翼的土壌に激震を起こす。 1959年に翻訳したサドの『悪徳の栄え』が猥褻書とされ発禁処分(1960年)となる。 当時の作家・文化人を巻きこむ「サド裁判」が起きるが、 1969年、最高裁で有罪判決が確定する。 その後もシュルレアリズム、オカルティズム、エロティシズムなどに関するエッセイや、 西欧古代・中世を中心にした斬新な美術・文学評論をつぎつぎと発表、 三島由紀夫など同時代の作家に強烈な刺戟と影響をあたえた。 1980年代以降は日本の古典によった独自の幻想文学世界を確立、 『唐草物語』(泉鏡花文学賞)、『うつろ舟』、『高丘親王航海記』(読売文学賞)などの傑作を生む。 1987年、咽頭ガンで急逝。 手術後の病室での体験譚『都心ノ病院ニテ幻覚ヲ見タルコト』が遺作となった。 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 文庫：272ページ 出版社：文藝春秋(2003/11/10) ISBN-10：4167140055 ISBN-13：978-4167140052 寸法：15.2×10.6×1.4cm お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
June 4, 2007 12:44:48 PM
コメント(0) | コメントを書く
[本] カテゴリの最新記事
|
|
