テーマ:ヘヴィメタルを語る(672)
カテゴリ:レッドツェッペリン
木根尚登、宇都宮隆、小室哲哉。私はTMネットワークのことは全然知らないので、一体のどの人が宇都宮、小室氏のモデルなのかさっぱりわからんが、きっと全部実話なんだよな、と勝手に思い込んで読み耽った。 同じ時代にロックを聴いた若者ならきっと同調できる部分が多いはず。 私自身は楽器はやっていなかったが、親友がバンドを組んでおり(ちなみにドラマー)、ライブハウスによく動員をかけられた。 身内が数名だけのコンサートの寒い雰囲気がこの小説を読むとひしひしと伝わってきて、なんだかノスタルジックな雰囲気になる。 自分自身がたいした奴ではないのに、変にとんがって、周囲の人たちを手厳しくけなしていた青春時代が蘇ってくるなかなかの佳作である。 ただ文章はよくいえば瑞々しいが、悪くいえばかなり稚拙である。 ノンフィクションと思い込んで感情移入していたら、ラストで事故で亡くなったバンド仲間の追悼コンサートにジミーペイジ本人が飛び入り参加するくだりで我に返った。 これってアリ?それともこれも実話?ちょっと引いてしまう結末であった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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