テーマ:ヘヴィメタルを語る(672)
カテゴリ:レッドツェッペリン
1 カシミール - アングラ 2 幻惑されて - ブレイズ 3 流浪の民 - プライマル・フィア 4 ゴナ・リーヴ・ユー - ドロ 5 ロックン・ロール - エレジー 6 コミュニケイション・ブレイクダウン - ティエラ・サンタ 7 ノー・クォーター - グレイヴ・ディガー 8 ブラック・ドッグ - マスタープラン 9 移民の歌 - コンソーティアム・プロジェクト 10 胸いっぱいの愛を - マゴ・デ・オス 11 グッド・タイムズ・バッド・タイムズ - アクシス 12 天国への階段 - ホワイト・スカル
ツッペリンのトリビュート・アルバムは本当にたくさんあるな。ネットで検索かけると全部揃える気が失せるほどヒットする。 本作品はそんな中、ヨーロッパのヘヴィ・メタル・アーティストが参加したレッド・ツェッぺリン・トリビュート盤である。 はっきりいって最近のメタルシーンにはまったく知識ゼロの私にとっては、全然知らないアーティストであるが、各人各様趣向を凝らしてゼップサウンドを解釈するより、ツッペリンのラウドな要素だけ抽出して、それを現代的なメタルの色に染めなおしたのは潔いのでは。 採用された曲はツッペリンの代表曲ばかりだが、1から3の流れは結構濃厚。この曲順はすごいぞ。寝る前に聴くと悪夢にうなされそうな灰汁の強いアレンジになっている。 この手の音は私は受けつけないのだが、こうやって聴いてしまうと、現代メタルのもっともコアな部分をすでにツッペリンが内包していたことに驚かされる。 耳が慣れたのか、次第にそれなりのノリの曲が続く。 アレンジがおもしろかったのは10。あまりにも印象的なギターーリフをあえて捨て、なんだかメイデン風の味付けになっている。これは秀逸。 リフをさらに強調して個性を発揮しようとするのが定番なんだろうが、まったく逆の発送だ。 ただ、最後は苦しくなったのか、おなじみの展開になるが。 それから12を割り当てられたバンドはきついだろうな。原曲がなにしろいじりようのない完成度なので、アルバム中もっとも凡庸な仕上がりになっている。 いずれにしろ、数あるゼップトリビュートの中でも最もインパクトのある一枚である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年11月20日 20時29分08秒
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