うちで「
プロセス治療」と称している
虫歯予防/虫歯の自然修復治療の効果についてアップしてみます。
「
プロセス治療」というのは、
脱灰(歯が融ける)のプロセスと
再石灰化(歯の自己修復)のプロセスに
積極的に介入して、
常に
再石灰化>>
脱灰
とすることを言います。
具体的には、
食生活のコントロール(飲食は1日4回まで、寝る前は飲食しない)、
1日2回の歯磨き(デンタル・フロス使用含む)、
飲食後・歯磨き後の
重曹洗口
1~3ヶ月に1回の歯医者受診(唾液検査・歯磨き指導・PMTC・ダイアグノデント測定)、
これだけです。
表題の右下Dの虫歯は8歳の子供。
3歳位からレントゲンでは虫歯があったが、
だんだん大きくなって、
とうとう穴ができたという典型的な例です。
カリエス・リスクは唾液検査の結果によると、
ミュータンス菌・ラクトバチュラス菌は少ないが、
唾液量は5分間で2.5CC、緩衝能は低い、
寝る前の飲食が週に2~3回ある。
要するに、唾液と食習慣に問題有りということです。
で、8歳で「
プロセス治療」を始めた時のレントゲン写真、
約1年後歯が抜けた時のレントゲン写真
2枚を見比べてください。
レントゲンの見方は黒いのが密度が低い、白いのが密度が高いです。
虫歯は黒く写りますが、いかがでしょうか?
歯の右端の黒い部分が1年後は白くなっているでしょう?
同じ歯の写真とは思えませんが、何度撮り直しても同じでした。
充填治療はしていませんので、
虫歯の穴は見た目は開いたまま、変わりませんが、
再石灰化により、
密度が向上しています。
これが「
重曹洗口」の効果です。
出来てしまった虫歯にフッ素をいくら塗っても、こうはなりませんね。
おまけ、
CR充填は診療費抑制により約5000円が約3000円に減額されてしまったので、
今は保険診療では赤字になってしまったのです、、
子ねずみ、ケケ中、。。。Ψ(`▽´)Ψ呪ってやる~
歯科診療費は20年間上がっていない、というニュースが出ていましたが、
実際は極端に下げられています。
特に歯に優しい治療・管理費用がです。
うちも完全な
ワーキング・プアですよ、、
忙しいだけで、何時ツブレルか分からない。。。
CR充填の術前・術後のレントゲン写真です。
右下5遠心隣接面カリエス。
少し沁みていました。