70代女性、左上3、歯根内部カリエス。
ブリッジの支台歯のメタルポストがダツリしているのに気が付かず、
歯根内部が深刻なカリエスになっていた。
メタルコアの形成をしようとしても、
アンダーカットができて、印象ができない。
もしくは歯根内壁が薄くなり過ぎて、
メタルコアを装着すると早期に破折すると思われる症例。
歯肉縁下のマージンは電気メスで歯肉を除去して明示する。
止血確認後、
CRで低めのコア状に築成する。
ピンレッジとグルーブを形成して前装冠の印象。
前歯部のメタルコアは歯根破折の危険性が大きいのですが、
歯医者はだれもこれは良くないのではないかと思わないようです。
機械工学的にはダメダメの設計で、お話になりません。
どうせダツリするのなら、歯根にダメージを与えないような方法を採るべきでしょう。
まあ、最初から削るとか、神経を取るとかするからだめなんですけれどね。。