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きまま・アメリカ生活の記録

きまま・アメリカ生活の記録

米国の生活一般(その1)

米国の生活一般(その1)(最終更新:2004年1月)

顧客サービス・日本との比較・ガソリンスタンド

 その昔、日本はアメリカから顧客サービスとか、品質管理を(言葉自体も)取り入れて一生懸命研究した。いまやおそらく日本の顧客サービスは過剰と言えそうなくらいな感じがする。私はまだ、日本、韓国、アメリカ、南米4カ国(ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ)以外の国を訪れたことがない。でも他の人の話などを総合すると日本ほど顧客サービスが行き届いている国はないだろうと思う。ここ、アメリカに住みはじめてまたその感じを強くしているのだ。

 先日、NHK「プロジェクトX」でセブンイレブンの日本でのビジネス展開と成功の話があった。最初はアメリカのセブンイレブンも日本での展開は全く考えておらず、無理だと判断したようだ。それが、今では店舗数ではアメリカの2倍弱・・・ 人口比率を考えるとアメリカの4倍位にまで成長したという話だ。

 アメリカの私の職場の近くにもセブンイレブンがある。何度か出かけたことがあるが、あまりいい感じではない。あるとき、洗剤を買いにいったことがあるのだが、固形洗剤のパッケージが破れて、ひとつ二つ無くなっていたので、ばら売りもしてるのかな?と思って、カウンターに持っていって、「一個ずつでも売ってるの。?」と尋ねた。すると「それはお前が破ったのか。?」と逆に睨まれてしまった。愛想の悪いいれずみをしたおじちゃんが--(いれずみをした人はこちらでは珍しくない。女性でも堂々と肌に出している人もいる。日本のようなうしろめたさは少ないようである。)--挨拶もせず、黙々とカウンターに来るお客さんをさばいているのだ。

 日本のセブンイレブンが懐かしい。・・・よくお世話になったものだ。 明るくきれいな棚には、丁寧に一人分の食材がパックされている。カウンターの行列に並んでいると、店内の商品をチェックしている人や、掃除をしていた店員が小走りにカウンターに戻り、「お客様、こちらにどうぞ。・・・。どうもお待たせしました。」と言って会計をしてくれる。なんという丁寧さ。なんという顧客サービスだろう。!


 東京ディズニーランドに行ったことのある方はおわかりだろうが、マニュアルに沿ってきちんと訓練された人たち・・・キャストと言われるそうだが、ショーに出る人から掃除をする人、別にアトラクションではなくとも、すべての人が私達に何かを感じさせてくれるものだ。そういった経験をした人は多いはずだ。マクドナルドや、ディズニーランドのサービスはもともとは、Made in USAだったはずである。それを日本は必死で学んだのだと思う。

 私達夫婦もディズニーランドに2歳の長女をを連れて3人で出かけたことがあった。長女はディズニーランドの乳母車の中で寝いってしまって、我々夫婦が交代で夢中でへとへとになるまでアトラクションを廻ったことがあった。

  夕方のパレードの時、家内は背が低いので、花壇の縁石に立ってパレードを眺めていた。高さにしてわずか20センチなのだが。すると、掃除中の若い女の子がよってきて、
「お客様、申し訳ありませんが、そこには立たれないようにお願いします。」

とニコニコと微笑みながら言っていった。歩きながら食べ物を食べていても注意されてしまう。お客様にも規則を守ってもらう。それで、我々は「ここでは遊びに徹底しないといけないのだ。」と思うのである。

 日本のガソリンスタンドに入ってもすごい。
「いらっしゃいませーーー!。」
と大きな声で言ったかと思うとあっという間に2・3人のスタンドマンが寄ってきて、
「灰皿のごみなどございませんでしょうか。?」
「オイル交換しましょうか。?」
「***が汚れておりますので、拭いておきます。」
と続け様に言われる。セール期間中にはタオルやらティッシュのおまけ、スタンド内ではコーヒーのフリーサービス。おしぼり。そして出かけるときには。「お気をつけて。」と言って、道路に出るまで
「オーライ、オーライ。!」
とエスコートをしてくれる。最後は90度に腰を曲げ、脱帽しながら「ありがとうございました。!」なんという気持ちよさだろう。
「また、来よう。」とついつい思ってしまう。そのせいか、日本に居たときはガソリンスタンドでつくったりしたカードがダッシュボードに十枚くらいも入っていたものだ。ディズニーランド顔負けのサービスである。いや「パフォーマンス」だろう。

 アメリカのスタンドはシンプルだ。ガソリンを入れるだけ。働いている人もガソリンを入れてあげるだけ、お金をもらうだけである。NJ州は基本的にサービスマン以外がガソリンを入れられないようになっているそうで、サービスマンがガソリンを入れてくれる。だけど、顔を合わせての挨拶は「ハイ(Hi!)」でおしまい。こちらが
「$10、Plus Please、テンダラープラスプリーズ」(プラスガソリンを10ドル分)と言うだけである。 

 日本はアメリカから顧客サービス、顧客満足(CS)というものがなんなのか、70年代以降必死に学んできたのではないだろうか。それが今、根付いているような気がする。おそらくそれまでの日本は「隣近所両隣、隣組、あれこれ面倒、みそしょうゆ・・・」的関係、いわば隣近所の小売商売的だったのが、変わってきた。そして今、そのサービスは公共サービまでも変えてしまっている。

  日本に居たとき、昔は役所に行くのがおっくうだった。愛想のない応対、横柄な態度、こちらが窓口で頭を下げてお願いすることも多かった。あちらこちらと「たらいまわし」になることも多かった。
 だが、近年は市役所でも待合室(エントランスホール)に入ると、腕章を付けたサービスマンが寄ってきて、「どちらへ御用でしょうか。?」と案内をしてくれる。サービスの向上、民間活力の導入、また国民すべてがこういったサービスに関心を持っているということ自体がサービスの向上を助けているのではないだろうか。

治安について
 アメリカと言えば、治安が悪い悪いと思っていた。だが、住んでみると、ここニュージャージーはそれほど危険を感じることは少ない。ニューヨークでも10年前よりも2桁のパーセンテージで犯罪が減ったという。2001年のテロはまた人々に防衛心を植え付け、また、相互に助け合うという副産物ももたらしたと何かに書いてあった。10年以上住んでいる日本人に聞いても治安はよくなった言っていた。

 ところで、米国では場所・地域によって、この治安のよしあしが左右される。車で走っていて、道に迷い、何かゴーストタウンのようなところに迷い混んだことがあるが、あとから聞いて、全米犯罪発生率ランキングに入るような地域だあったことを聞いて、冷や汗をかいたことがあった。おおよそではあるが街の雰囲気が悪いところ、外見が悪い町並みは犯罪発生率が高いらしい。日本でもそのような地域による傾向はあるが、米国ほどではない。

 悲しいことに、人種による住み分けのような実態もある。白人だけの居住区、黒人だけの居住区その街のイメージから、所得の格差を感じることも多い。そのために不動産業にマフィアのような組織もかんでいるということを聞いたこともある。安全を求める人同士、犯罪を犯すような人同士がそれぞれの地域に住みわけるということである。

 ニューヨークのマンハッタンとニュージャージー州はハドソン河をはさんで、それを渡る手段は限られている。海底トンネルが2箇所、橋が一箇所、地下鉄が2箇所?である。人口集中度などからすれば、その数は少ないように思える。が、人に聞いたところ、これはハドソン河をはさんで、ニュージャージー州がニューヨークからの犯罪者を防ぐためでもあり、新たに橋をかけたり、トンネルを掘ったりという計画を出せば、その知事候補は落選するだろうと、ある人が言っていた。日本の城を守る濠のように重要な意味がハドソン河にはあるのだという。

警察
 ニュージャージーのFort Lee近辺の警察や官庁系統は東洋人に対して人種差別とまではいかなくても意地の悪いところがある。



駐車する際には注意したい

 たとえば、交通事故を起こしたとしよう、日本人と西洋人、たとえば白人が事故を起こしたとしよう。そして、その事故の原因は西洋人側の落ち度によるものだとする。では、かけつけた西洋人の警察官はどのような調書を作成するだろうか。気をつけないと日本人側の落ち度によるものだという調書を作成されてしまうことがあるのだ。このような話は良く耳にする。もちろん警察官の中にもいわゆる、公明正大、喧嘩両成敗、勧善懲悪的正義をもってさばく警察官が居るかもしれないが、そういう警察官ばかりではないのだ。話がそれるがこちらのポリスは結構いいかげんであり、頭にくることがある。交通信号が赤なのにサイレンを鳴らしながら通過し、通過し終わるとサイレンを停止するのだ。また、事故でもないのにお互いすれ違ったパトカー同士、道路を左右の車線をふさぎ、窓を開け、笑いながら話をしている。犯罪の情報交換ならばやむをえないが、傍から見るかぎりそんなものではない。

  アメリカには「ダーティハリー」がいないのか。!映画の中だけなのか。!

 こちらは日本に比べるとはるかにパトカーの稼働率が高い、しょっちゅう、我々の家の周りをぐるぐるとまわっている。だから事故が発生した時はものの1・2分で数台のパトカーが集まるのだ。たいしたものである。我々の生活をきちんと守っているのかもしれない。だから駐車違反も日本とは比べものにならないほど、すぐさま切符が切られる。日本のようにタイヤにチョークで印をつけて、1時間の猶予を与えるなどという「丁寧な」サービスはない。だからいくら道路が広いと言っても、油断はできない。我が家ではもう*回もこの切符をもらったのである。

単位
 世界はメートル法に右習いなのに、どうしてアメリカって、こんなに独自の単位、昔ながらの単位をそのまま使っているのかわからない。長さはフィート、インチ、距離はマイル、重さはポンド、容積がガロン、気温は華氏、・・・メートル法に慣れたものにとってはこの上なくやっかいである。娘も地元の学校で単位を習ってくる。算数の教育の労力の半分近くがこのアメリカ式の単位に慣れるためにあるようなものではないだろうか。

 しかも10進法でない数えかたがあるからややこしい。子どもが数学の時間学校で習ってきて私に宿題をてつだって欲しいというのだが、こちらだってチンプンカンプンである。インチは丸められない場合、1/2,1/4,1/8,1/16,1/32という2の倍数で割って分数で表示する。また、1フィートは10インチではなく、12インチである。牛乳などはガロンだがそれをまた分ける下の単位がある。パイントこれは1/8ガロンである。2パイントは1クォート。重さ1ポンドは約453グラム、その1/16が1オンスである。ややこしい。よくもまあこんな単位を平気で使っていると思う。

 私が、米国で体重計に乗った。
「やった!」
ウォーキングのダイエット効果なのか、だいぶ、体重が減っていて喜んだ。
・・・が、傍らで娘が
「アッパ(お父さん)、これはポンド表示だよ。・・・」
・・・ よく見ると、ポンド表示の百の位を見落としていたのだった。・・・
私のはかない喜びは泡のごとくはじけた。

単位換算表
長さ メートル
(m)
キロメートル
(km)
インチ
(in./inch)
フィート
(ft./foot)
ヤード
(yd./yard)
マイル
(ml./mile)
 
1 0.001 39.3701 3.28084 1.09361 0.00062  
1000 1 39370.1 3280.84 1093.61 0.62137  
0.0254 - 1 0.08333 0.02778 -  
0.3048 0.00030 12 1 0.33333 0.00019  
0.9144 0.00091 36 3 1 0.00057  
1609.34 1.60934 63360 5280 1760 1  
面積 平方メートル
(m2)
アール
(a.)
ヘクタール
(ha.)
平方キロメートル
(km2)
平方ヤード
(yd.2)
エーカー
(acre.)
 
1 0.01 0.0001 - 1.19599 0.00025  
100 1 0.01 0.0001 119.599 0.02471  
10000 100 1 0.01 11960 2.47105  
- 10000 100 1 - 247.105  
0.83613 0.00836 - - 1 0.00021  
4046.86 40.4686 0.40469 0.00405 4840 1  
容積 立方メートル
(m3)
リットル
(l./liter)
米式ガロン
(gal./gallon)
クォート
(quart)
パイント
(pint)
立方インチ
(in.3)
立方フィート
(ft.3)
1 1000 264.171 1056.684 2117.68 61023.7 35.3147
0.001 1 0.26418 1.05672 2.11344 61.0255 0.03532
0.00379 3.78532 1 4 8 231.001 0.13368
- 0.94633 0.25 1 2 57.75025 0.03342
- 0.473165 0.125 0.5 1 28.8751 0.01671
- 0.01639 0.00433 0.01732 0.0346 1 0.00058
0.02832 28.316 7.48048 29.9219 59.8438 1728 1
重量 グラム
(g.)
キログラム
(kg.)
トン
(t./ton)
オンス
(oz./ounce)
ポンド
(lb./pound)
   
1 0.001 - 0.03527 0.00220    
1000 1 0.001 35.2740 2.20462    
- 1000 1 35274.0 2204.62    
28.3495 0.02835 - 1 0.0625    
453.592 0.45359 0.00045 16 1    

参考 海の上の距離「海里(マイル)」について
海里(sm./SeaMile)は1.852キロメートルで、これは国際的に統一されているので、米国だけのものではありません。地球の周囲の長さを40000キロと「定義」し、これを360度で割ると1度が111.111.....キロに相当。これを更に60分(1度=60分)で割ると1.852......キロメートルとなる。 これを1海里としています。
一時間に1マイル(シーマイルsm.)進む速度が1kn(ノット、Knot)です。



米国の電力事情

 
2003年8月ニューヨークを中心とする、米国東北部に大停電が発生しました。以下はその後に友人あてに送ったメールからの引用です。

============================================================

 さて、結果として、私のアパートのある地域は特になんともありませんでした。ただ、交通信号はすべてとまって、警察官による誘導をやっていました。家庭用と交通・公共用と電力供給ルートが違うようです。
・・・
ちょうど会社から帰宅した途中で停電になったようです。私の勤務時間は朝7時から午後3時45分までです。
工場の2交代制に合わせて、早番です。
・・・
夕方4時頃(ちょうどこのころ停電が発生したと思われますが)に会社を出て、ひとつ2つ信号を過ぎたのですが、3つめぐらいから赤の点滅信号になり(多分バッテリーで動いていたと思いますが)、4つめの信号からまったくブラックアウトの状態になり、車もお互い譲り合って交差点を通過するようになりました。家までは車で約10分3マイル程度ですが、途中で、寄ったスーパーでは店内が薄暗く、レジや照明も非常用電源にたよってました。そのころはまだ、こんなに大規模な停電とは思いませんでした。
・・・
少し遅れて帰った社員は大渋滞に巻き込まれたようでした。
・・・
アパートに帰るとホールの非常ブザーがうるさくなっていて、部屋から数人が出て、管理人に電話をしたりしてました。多分一度は停電したのでしょう。停電になると非常ブザーが鳴るしくみになっています。
・・・
自分の部屋に帰ると別に異常はなく、電気も普通に使えました。そしてテレビをつけてはじめて大停電であることを知りました。そのうちにケーブルテレビのデジタル回線のTVJAPANなどのチャンネル(約600チャンネルくらいあると思いますが・・・600チャンネルとはいっても番組が同じだったり、リモコンで視聴料を設定して見る仕組みになっている映画などがほとんどです。私はTVJAPANとCBS,NY1,メジャーリーグMLBのほかは殆ど見ませ
ん。)がぜんぜん見れなくなり、地上波ベースの数チャンネルだけとなりました。しかも全部のチャンネルが大停電の報道で、街頭でのインタビューをしてるものでした。インターネットもプロバイダのサーバが止まったのか、応答しませんでした。
・・・
仕方がないので、日本のビデオ(鉄道員)を見て、早めに寝ました。
・・・
あとの顛末はご存知のとおり、15日の夜にニューヨークが全面復旧しました。
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 2003年夏、米国ではニューヨークニュージャージで大停電を経験をした。米国の電力は不安定な要因を含んでいるだろうか。私が米国に来て驚いたのは電柱が皆、木の電柱であることだ。日本では最近はほとんどコンクリートの電柱になって、木製の電柱は田舎に行かないと見つけるのは難しい。多分、米国では電柱の価格が、コンクリートよりも木製の方が安上がりなせいだろう。

 それにしてもこちらの電柱はいい加減である。地面に垂直にささっていないで、傾いて立っているものが多い。昨年2002年の夏のある日、サンダーストーム(雷を伴うにわか雨)が通り過ぎたあと、帰宅についたのであるが、何箇所かで交通信号が消えていて、警察官が交通整理をしていたり、また、あるところでは電柱が倒れて、電線が切れ火花が出ていた。近くには発煙灯が炊いてあり、緊急自動車が交通整理を行っていた。


食品の味



Fort LeeにあるNIPPAN DAIDO:
コンビニ程度の広さしかないが、日本の食材なら一応そろう。薬やレンタルビデオもある

地図

 私はまだ米国にきて、高級レストランとかに入ったことはない。この話は一般、庶民レベル、日常の食材、食品の話である。米国の食品の味は「おおあじ」である。要するにうまくないのだ。これは仕方ないのだろう。長年米国で生まれ育った人にとっては、我々が眉をしかめる食事についても「マミーの味」であり、「故郷の味」「懐かしい味」なのだろうが、我々にとってはいまひとつである。

 ケーキ屋さんからロールケーキを家族で買って食べたことがあるが、何か日本のものとは違う。うまくないのだ。日本のどこにでもあるスーパーのパン売り場で買ってきた特売のロールケーキも米国のケーキ屋よりはうまいだろう。それと、ケーキやドーナツといったものは必ずと言っていいほど「シナモン」味が多い。人にもよろうが、私はこのシナモン味が苦手である。さらには唯でさえ甘いのにその上にジャムだ、砂糖だ、クリームだ、チョコレートだと甘いもの二重、三重にかさねて、果ては毒々しい色のキャンデーやらがまぶしてある。これにはうんざりしてしまう。たとえて言えば、和菓子の「あんこ入り羊羹の飴と砂糖まぶしの黒蜜かけ」てなとこだろう。

・・・おえっ!・・・考えただけで顔をしかめてしまう。。

 娘の学校では韓国系の子供が5割近くになる、彼らの食事は我々日本人に近い。おやつの時間というのがあるのだが、彼らの買ってきているお菓子は韓国製か日本製のお菓子が多い。

  日本のお菓子は人気らしい。韓国製もおいしいが、日本製の二番煎じが多い。私もこちらにきて思ったが、日本のお菓子ほどおいしいお菓子はない。米国のお菓子は甘いか、しょっぱいか、まずいかである。

 と、いうわけで、私がこちらに来て、一番うまいと思ったのはなんのことはない、「マクドナルド」のフライポテトである。こちらに旅行に来られた方にはマクドナルドのディナーに招待しようか、と家内と冗談で話している。日本でも米国でもない、「インターナショナル」の味に慣らされてしまった結果といえばそれまでだが。・・・



EdgewaterにあるMitsuwa:
このあたりでは一番大きな日系スーパー。近く(左側)に紀伊国屋書店NJ店(2004年、三省堂書店に代わる)や、日本関係のショッピングモールがある。NYからシャトルバスもある。中にある、ファーストフード店からはハドソン河沿いのアッパーマンハッタンが望める。景色がきれいなところである。

地図

 こちらの食材も日本に比べると品質が数段落ちる。日本並の品質を要求するならば、ミツワ(日本系のスーパー:右の画像)大道(日本系スーパー:上の画像)ぐらいに行かないと買えない。見た目はよくても買って食べるとがっかりすることが多い。りんご、みかんなど特に果物では日本との差が大きいように思う。値段も日本の食材で限定して言えば結構高い。

 逆にこちらにきて、「いいな。」と思う食材も多い。まず、食材がインターナショナルに揃う点である。私達は韓国での生活が長かった。娘などはキムチがないと、「キムチはー?」と「禁断症状」が出てしまうくらいである。その点、こちらニューヨーク、ニュージャージーには40万と言われる韓国人の移民が居る。だからそこらここらに韓国系スーパーがあるのだが、キムチや韓国料理の食材の補給にはことかかない。

・・・ 間違ってはいけない。日本のスーパーなどにある、和製の偽キムチではない。米国産であるが、本物である。ま、キムチにして言えば、最近は日本も本場のキムチに近いものや直輸入のものが増えてきているらしいが。・・・

また、肉類も日本に比べると安いのが救いだ。

  米も安い。以前NHKで報道されたことがあったが、米国に弁当会社を作り、日本に弁当を輸出するほど、こちらは米が安い。それを日本の農民の生活を奪ってはいけないということで、日本政府は外国からの米に対し400%近い関税をかけているのだ。米を米国から輸入するとき全体の重量配分で50%を切っていれば、関税はかからない。この弁当会社が目をつけたのはそのメカニズムで、カリフォルニアに弁当会社をつくって、カリフォルニアですべてを詰め込んでしまって冷凍して日本に輸出する。すると、日本の弁当よりも安くなってしまうというのである。
米は安い。

さすが「米国(米穀)」である。



このページは私のホームページDigital Cruiserからの引用です。ホームページをどうぞ、ごらんください。



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